
本記事では、
Google広告の身元確認について、
身元確認をするメリット・条件・必要な書類・手順などを紹介します。
Google広告の信頼性を高め、
より良いものにするためにぜひGoogle広告の身元確認を活用してください。
1. Google広告の身元確認とは?
2. 身元確認を行うメリット
2-1. ユーザーからの信頼が高まる
2-2. Googleから信頼されるようになる
3. 身元確認の対象となる人はどんな人?
3-1. アクセス権が必要
3-2. 期限はどのくらい?
4. 身元確認に必要な書類
4-1. 個人および正式な代理人の場合
4-2. 組織の場合
5. 身元確認の手順
5-1. 身元確認を開始
5-2. 必要事項を入力
5-3. 書類を添付して、フォームを送信
5-4. 完了通知
6. 身元確認に関するよくある質問
6-1. 絶対にしないといけないの?
6-2. 完了するまでどのくらいかかる?
6-3. 期限以内に完了できないとどうなる?
6-4. 代理人が行う場合に注意すべきことは?
7. まとめ
1. Google広告の身元確認とは?
Google広告の身元確認とは、
広告主の存在を確認し、広告を信頼できるものにするための取り組みです。
Googleの広告を利用している広告主は、
通知が届いたら必ず身元確認をすることになっています。
2. 身元確認を行うメリット
Google広告の身元確認をするメリットを紹介します。
2-1. ユーザーからの信頼が高まる
Google広告の身元確認では、
広告主のビジネス・名前・所在地を確認し、
配信される広告内に広告主の名前と所在地が公表されます。
ユーザーにこのような情報が提供されることで、
広告主の信頼が高まります。
2-2. Googleから信頼されるようになる
Google広告の身元確認を行うと、
ユーザーからの信頼だけでなく、
Googleからの信頼も高まります。
Googleから信頼されれば、
引き続き広告の配信を行うことができます。
3. 身元確認の対象となる人はどんな人?
Google広告の身元確認の対象となる人は次の通りです。
広告運用を自社内で行っている | その組織の代表者 |
代理店として広告運用代行+ 代理店がお支払いプロファイルを所有 |
代理店の代表者 |
代理店として広告運用代行+ 広告主がお支払いプロファイルを所有 |
広告主の代表者 (代理店として代理店の代表者) |
自社内で広告運用を行っている場合は、
その会社の代表者が身元確認を行います。
代理店に広告運用を依頼している場合で代理店が支払いを代行しているときは、
代理店が身元確認を行い、広告主自身が費用を支払えば、
広告主が身元確認をすることになります。
3-1. アクセス権が必要
Google広告の身元確認を行う人は、
Google広告アカウント、広告の支払いに使用するお支払いプロファイルへの
アクセス権を保有していないといけません。
「お支払いプロファイル」には次のような情報が記録されています。
- ユーザーの名前、住所、納税者番号などの個人情報
- 以前使用したクレジット カード、デビットカード、銀行口座などのお支払い方法
- 領収書などの過去の取引に関する情報
- 定期購入と定期的なお支払い
- お客様のプロファイルを使用できるよう招待したその他のお客様
※参考:お支払いプロファイルの作成と管理|Googleお支払いセンターヘルプ
お支払いプロファイルの管理者権限を持つ「お支払いサービスのユーザー」は、
以下の手順で確認できます。
- 「料金」を開く
- 「設定」から確認
上記のアクセス権がないと身元確認ができませんので、
最初に確認をしてください。
なお、
Google広告ポリシーヘルプの「適格性の確認について」によると、
「該当する Google 広告アカウント、
広告の料金支払いを担当するお支払いプロファイル、
あるいはその両方の管理者」
が身元確認を担当することになっています。
しかし、
実際には両方の権限が必要なようで、
それもアクセス権だけではなく管理者権限も持っている必要があります。
3-2. 期限はどのくらい?
Google広告の身元確認は、
通知が届いてから30日以内に済ませることになっています。
30日を過ぎてしまうと、
アカウントの一時停止が行われ、
広告が配信できないことになります。
そのような事態を避けるために、
できるだけ早く身元確認をしましょう。
4. 身元確認に必要な書類
Google広告の身元確認に必要な書類があるので、掲載します。
4-1. 個人および正式な代理人の場合
個人および正式な代理人がGoogle広告の身元確認をする際に
必要な書類は以下のようなものです。
- パスポート
- 運転免許証
- 永住権カード
上記のような日本政府機関発行の写真付き身分証明書をご用意ください。
4-2. 組織の場合
組織がGoogle広告の身元確認を行う場合は、
次のような登録書類が必要です。
- 会社設立証書または登録証明書
- 税務署からの書類の抜粋
- 納税証明書
- DUNS ナンバー
身元確認で必要な書類は地域によって違いますが、
日本の場合は上記の書類を準備・提出してください。
5. 身元確認の手順
Google広告の身元確認の手順を解説します。
身元確認の手順は冒頭の
「ビジネスの概要」セクションの質問への回答内容によって変わります。
次のようなパターンがあります。
- ご自身または所属組織の身元確認手続き
広告主として、自分自身または自分の組織の代表者を務めている - 所属代理店の身元確認手続き
代理店または第三者として、組織または個人の広告掲載を代行している - クライアントの身元確認手続き
代理店または第三者として、組織または個人の広告掲載を代行している
※参考:身元確認を実施する方法|Google広告ポリシーヘルプ
ここでは3番目のケースの手順を紹介します。
5-1. 身元確認を開始
まず、
身元確認を開始するので、
その手順を見てみましょう。
■身元確認手順
① 身元確認を行うアカウントに入る
②「料金」→「設定」から本人確認に進む
③「広告代理店ですか?」で「はい」を選択
④「確認を行う対象を選択してください」で「クライアント」を選択
⑤「本人確認」のコーナーで、
代理店の場合「他のユーザーの代理で広告を掲載しています」を選択
⑥ 案内に沿って項目を選択する
⑦「担当するお客様の身元を確認してください」から身元確認開始
5-2. 必要事項を入力
続いて、
必要事項を入力します。
ここでは間違いやすいポイントに絞って解説しましょう。
- Google 広告のお支払いプロファイルで 「アカウントの種類」は「組織」に設定されている「料金設定」から確認してください。
- Google 広告のお客様 IDはMCCアカウントではなく、対象アカウントのIDを入力します。
- 広告主登録番号は任意入力項目なので、入力しても入力しなくてもどちらでも構いません。
5-3. 書類を添付して、フォームを送信
すべての入力が終わったら、
先ほど取り上げた必要書類を添付し、
フォームを送信します。
5-4. 完了通知
後は、Google側で身元確認をします。
身元確認が完了すると、
メールと広告アカウントに完了通知が届きます。
これで身元確認の完了です。
6. 身元確認に関するよくある質問
Google広告の身元確認についてよくある質問があります。
そのうちのいくつかに回答しましょう。
6-1. 絶対にしないといけないの?
Google広告の身元確認は、
Googleに広告を掲載している広告主すべてがすることになっています。
通知が来て30日以内に身元確認を行わないと、
アカウントが停止されてしまいます。
6-2. 完了するまでどのくらいかかる?
身元確認の審査は通常5日から7日くらいかかるとされていますが、
最近はかなり早くなっているようです。
6-3. 期限以内に完了できないとどうなる?
期限以内に身元確認ができないと、
アカウント停止となり、広告を掲載できなくなります。
それでも後から身元確認ができれば、
またアカウントが復旧し、広告掲載できるようになります。
できるだけ期限内に身元確認を終わらせたいところですが、
遅れたとしても心配する必要はありません。
6-4. 代理人が行う場合に注意すべきことは?
代理人が身元確認をする場合は、
次のようなトラブルが生じることがあります。
- 会社所在地がはっきりしない
- 会社の住所がない
- 代理をしている会社がなかなか書類を提出してくれない
- 広告運用者以外の人が身元確認の重要性を理解していない
- 書類の準備が遅れ、クライアントの進捗状況が把握できない
このようなトラブルを回避するためにも、
代理をした会社とはしっかり打ち合わせを行い、
早めに身元確認の準備をしてください。
7. まとめ
いかがでしたか。
今回は、
Google広告の身元確認について解説しました。
身元確認は、
Google広告の広告を配信しているすべての広告主が行う必要がありますが、
必要な身元確認書類などの注意点がありますので、
ぜひ記事を参考に、身元確認を進めてください!