日が伸びてきて、春の温かさも感じられてきましたね。さて、今回も3月にあったアップデート情報について解説していきます!
Google広告アップデート情報
最初はGoogle広告のアップデート情報についてです!
管理画面の新デザインをテスト
Google広告は3月2日、Google広告の新デザインを一部のユーザーに対して試験運用すると発表しました。なお、今までのサービスは引き続きサポートされるとのことです。
主な変更点は下記の3つです。
・整理された管理画面
・一新されたデザイン
それぞれの内容を確認していきましょう。
新しいナビゲーションメニュー
画像引用:Testing new designs to improve your workflows – Google Ads Help|Google 広告 ヘルプ
今回の試験運用に伴い、対象のユーザーは1階層(Single-level menu)または2階層(Two-level menu)のメニューが管理画面に表示されるようになります。
複数のアカウントをお持ちの場合はこのどちらも表示される可能性があります。
新デザインでは、機能にアクセスするためのメニューが3つのメニューから1つのより整理されたメニューになり、「作成」ボタンも新しくなりました。
また、クリックした項目が移動したり削除されたりすることもありせん。
これにより、より簡単な操作が可能になります。
整理された管理画面
関連するタスクがグループ化され、2つのナビゲーションカテゴリ新たにが追加されました。
追加されたカテゴリの1つ目は「目標」です。Google広告のメニュー上部に配置され、目標とコンバージョン測定が一か所にまとめられました。
2つ目のカテゴリは「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」です。このカテゴリでは、リーチしたい対象を定義するツールとリーチ方法を設定するツールがまとめられています。
また、検索キーワードの機能に変更点はありませんが、他のツールとのグループ化がされました。
キャンペーン・アセット・ツール・分析情報とレポートについてもグループの構成に変更があります。なお、分析情報とレポートについては1つに統合されました。
一新されたデザイン
ナビゲーションメニューの変更に伴い、デザインも変更されました。
余白部分の増加、文字サイズの拡大、選択箇所がハイライトされる等の変更により、より集中でき、作業しやすくなるような工夫がされています。
Yahoo!広告アップデート情報
次にYahoo!広告についてのアップデート情報についてです!
レスポンシブ検索広告の編集に対応
Yahoo!広告の検索広告において、3月10日からレスポンシブ検索広告の編集が可能になりました。
編集が可能になった項目は以下の通りです。なお、編集するためには、広告の審査が完了している必要があります。
・アセット(タイトル・説明文)
・表示位置の固定(タイトル・説明文)
・各種URL(最終リンク先URL・表示URL・スマートフォン向けURL)
・URLオプション(トラッキングURL・カスタムパラメータ)
画像引用:【検索広告】レスポンシブ検索広告の編集に対応 – Yahoo!広告|Yahoo!広告JAPAN
このアップデートに伴い、各アセットに「アセットの配信可否」の項目が追加され、配信が可能かどうかを確認することができます。
レスポンシブ検索広告の編集が可能になったことで、広告の配信実績を維持したまま内容を編集できるようになります。これにより、運用の負担を軽減させることが期待できます。
また、各アセットの配信実績はアセット詳細とレスポンシブ検索広告アセットレポートで確認できます。
画像引用:【検索広告】レスポンシブ検索広告の編集に対応 – Yahoo!広告|Yahoo!広告JAPAN
電話番号でのコンバージョンデータの取得について
Yahoo!広告のディスプレイ広告のコンバージョンの詳細マッチングにおいて、3月8日から電話番号が連携できるようになりました。
詳細マッチングとは、コンバージョンタグとお客さんの情報を連携できる機能です。この機能を利用することで、コンバージョン数の正確性が上がります。
詳細マッチングにおいて電話番号も連携できることになったことで、実店舗に来店、購入を行ったユーザーによるコンバージョンを測定することが可能になりました。
また、このアップデートより前に「コンバージョン詳細マッチング機能」にて電話番号を連携していた場合、アップデートのタイミングでコンバージョン実績が上がることがあります。
レスポンシブディスプレイ広告の配信可能上限数引き上げ
Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)において、3月1日からレスポンシブディスプレイ広告の配信件数が最大3件から最大6件まで引き上げられました。
レスポンシブディスプレイ広告とは、広告見出し・説明文・画像などを入稿することで、それぞれの要素が自動的に組み合わされて配信される広告です。
1つの広告作成で複数の組み合わせの広告が配信され、また効果的な組み合わせで配信されるため、一度に多くの組み合わせの効果検証を行うことができ、運用負担の軽減が見込めます。
参考:【ディスプレイ広告(運用型)】レスポンシブディスプレイ広告の配信可能上限数引き上げ|Yahoo!広告
Facebook広告アップデート情報
次はFacebook広告のアップデートです。
新たなオーディエンスの作成が可能に
Facebook広告で配信の際に活用する、作成出来るオーディエンスの種類が増えました。様々なものが実装出来るようになっていますが、その中でも今後活用ができそうな2つをご紹介します。
まず1つ目は、Meta Sourcesの「動画」です。
動画のエンゲージメントごとにオーディエンスを作成することができ、動画の再生秒数や再生率ごとでオーディエンスを作成することが可能です。
また、配信している動画広告を個別で指定することも可能であるため、Facebook広告で成果の良い動画広告があった場合、配信オーディエンスの1つとして使用するのが良さそうです!
2つ目は、Instagramアカウントへのアクションのオーディエンスです。
特定のInstagramアカウントに対して特定のアクションを起こした人へのアプローチが可能です。
例えば、「このアカウントを最近フォローした人」等のユーザーでオーディエンスを作成することも可能です。
最近は企業でもインスタグラムアカウントを開設していることが多く、今後活用できそうな施策ですね。
しかし、このオーディエンスを作成出来るのは、企業のFacebookページとInstagramアカウントが紐づいていることが条件となりますので、注意が必要です。
まとめ
今回は、Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告でのアップデートをご紹介しました。
特にYahoo!広告のアップデートで、レスポンシブ検索広告で要素の差し替えが出来るようになったことは大きなアップデートですね!今まではテキストを変更したい場合、変更したものを都度入稿していたため、手間が掛かるだけでなく機械学習が再度初めからになってしまうという弊害もありました。
今後は前からの学習を活かしつつ、新しい要素での検証を行うことが可能になります。
今後も各媒体のアップデート情報に注目です!