
コンバージョンとは、
広告の最終的な成果のことを指し、
ECサイトであれば、資料請求などがコンバージョンとなり、
設定のされ方は商材や企業に左右されます。
しかし、
不動産の購入や投資、広告の予算が少ない場合などには、
CVに至るハードルが高く、
CVデータが月に数件しか取れない商材などがあります。
この場合、
指標となるデータが少ないため、
効果の良し悪しを判断しづらくなるため、
マイクロコンバージョン(MCV)を設定するのが有効です。
本記事では、
Googleタグマネージャー(GTM)を使った、
スクロール時点でのマイクロコンバージョン(MCV)の計測方法について
詳しく解説していきます。
広告運用者の方必見の内容となっていますので
最後までご覧ください!
1. MCVとは
そもそもMCVとはなにか、
一度おさらいしておきましょう。
MCVとは、
成果とするコンバージョンよりも手前の段階に設定する
仮のコンバージョンのことを指す、広告運用における指標の1つです。
リスティング広告だけでなく、
MetaなどのSNS広告でも使用することができます。
通常、
コンバージョン(以下CV)とは、
コンバージョンタグを埋め込んだページに
ユーザーが流入することでタグが発火し、CVとみなされます。
一方、
MCVはその前段階に設置される指標であり、
CVとは異なるため注意が必要です。
詳しくは以前の記事で解説していますので、
そちらもあわせて参考にしてください。
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2. Googleタグマネージャーのスクロール距離とは
スクロール距離は、
トリガー設定でスクロール距離を指定できます。
このスクロール距離トリガーを使用することで、
ユーザーがウェブページをどれだけスクロールして進んだかに応じて
タグを配信することができ、
サイトの読了を測定していくことが可能になります。
※参考:スクロール距離トリガー Google タグ マネージャーでスクロール イベントを測定する-Googleヘルプ
3. MCV設定の手順
基本的な流れは、以下の通りです。
② GTMにてスクロールをトリガーとしたMCVタグを設置する
③ 発火を確認する
④ 公開
では実際にMCVを設定する手順について1つずつ解説していきます。
①MCVタグを作成する
各媒体の手順は以下の通りです。
①管理画面
②ツールと設定
③コンバージョン
④新しいコンバージョンアクション
⑤ウェブサイト
⑥ドメイン入力
⑦コンバージョンアクションを設定する
⑧完了
Yahoo!
②ツール
③コンバージョン測定
④コンバージョン測定の新規設定
⑤コンバージョンの概要を入力
⑥保存してタグを取得
YDA
②ツール
③コンバージョン測定
④コンバージョン設定を作成
⑤コンバージョン設定の概要を入力
⑥作成
Meta
②イベントコード
③ピクセルコード
※イベントコードは現在使用していない標準イベントを選択する必要がある
②MCVタグを設置する
対象アカウントのGTMを開き、「新規」をクリック
MCVタグを設定します。
(Metaの場合は、カスタムHTMLを選択し、ピクセルを貼り付けます)
トリガーの設定もここで行います。
「+マーク」を選択→トリガーのタイプから「スクロール距離」を選択
スクロール距離の設定
スクロール距離を選択する
① 縦方向を選択
② 何%スクロールしたら発火させるのかを半角で入力
③ すべてのページor一部のページの場合はURLを入力する
④ タグとトリガーの名前を変更し保存
タグの発火を確認する
Meta以外の媒体は、
GTMのプレビューで確認します。
媒体がMetaの場合、
テストイベント機能を使って確認を行います。
イベントマネージャーの中にある、
テストイベントを選択します。
URLを入力し、Webサイトを開きます。
発火していれば設定は完了です。
4. まとめ
いかがでしたか?
簡単に設定できるので、「なかなかCVが獲得できない!」
という悩みを抱えている方は、ぜひ設定してみてください。
広告運用においてMCVの設定は大きなメリットを与えてくれます。
自社でもMCVを設定して運用している事例がありますので、
お気軽にご相談ください。
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