自社のサービスや商品の認知度拡大を目指している企業の中には、バナー広告の利用を考えている人も多いと思いますが、以下のような疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
• バナー広告の料金方式や目安について知りたい
• バナー広告を掲載できる媒体について知りたい
本記事では、バナー広告の特徴だけでなく、費用に関する情報について具体的に解説するので、上記のような疑問を抱いている人はご一読ください。
バナー広告の特徴
バナー広告はテキストや画像を用いた広告であり、Webサイトやスマホアプリなどに掲載されています。
テキストを用いたリスティング広告などと違い、視覚を用いた訴求ができるため、伝えたい情報を余すことなく伝えられることが大きなメリットです。
また、バナー広告の情報伝達力の高さから、ブランディングにおいても大きな力を発揮します。
閲覧した人物の興味を惹いたり、見たことあるなという認知を広げたいときは有用な広告手法だといえます。
バナー広告の種類
バナー広告には、以下2つの種類が存在します。
• 純広告型バナー広告
具体的な費用について知る前に、それぞれのバナー広告の種類を具体的に確認しておきましょう。
運用型バナー広告
運用型バナー広告は、広告枠が存在するメディアに掲載される広告でGDN(Google)とYDN(yahoo!)のふたつが存在します。
運用型バナー広告では、ユーザーの属性や地域に応じたターゲティングが可能なため、広告手法の中でも精度が高いことがメリットです。
ただし、運用型バナー広告では、入札額や配信期間などの条件を動かしながら配信するため、運用の知識が必要になるでしょう。
純広告型バナー広告
純広告型バナー広告は特定の広告枠を買い取って一定の期間掲載できる広告で、Yahoo!の公式サイトや日本経済新聞社などで掲載できます。
購入した期間は必ず広告が掲載されるため、サイトに訪れた人全員に情報を伝えることが可能です。
認知度の向上を目指す際には効果的ですが、有名なサイトの場合は掲載費用が高いので注意してください。
バナー広告の料金方式と目安
バナー広告の料金方式として挙げられるのは以下の4つです。
• インプレッション課金方式
• クリック課金方式
• 期間保証方式
それぞれの料金方式と料金目安について解説します。
成果報酬方式
成果報酬方式は商品の購入や資料の請求などの成果が発生した時に料金が発生する方式です。
単発購入された場合は代金の30〜40%が取られ、継続購入の場合は月々の代金の3〜4ヶ月程度が請求される仕組みになっています。
成果報酬方式は成果が出たときだけ料金を支払うため、無駄な費用がかからないことがメリットです。
インプレッション課金方式
インプレッション課金方式は広告が表示されるたびに料金が発生する方式で、Facebook広告などのSNS広告でも導入されています。
運用型バナー広告の場合は一回広告が表示されるたびに0.7~2.5円程度の料金が発生し、純広告型の場合は1,000回表示されるたびに100〜300円前後の料金が取られる仕様です。
クリック課金方式
クリック課金方式は広告がクリックされるたびに料金が発生する方式で、純広告型と運用型の両方で採用されています。
クリックされない限りは料金が発生しないため、必要なコストを抑えられるメリットがあります。
また、運用方法や競合数によって単価が変わることも特徴のひとつです。
期間保証方式
期間保証方式は契約期間によって料金が決定する方式であり、Webサイトによって具体的な料金が異なることが特徴です。
1ヶ月で数万〜数十万円の料金がかかると言われていますが、料金が成果やクリック数に依存しないため、場合によっては高い費用対効果が期待できるでしょう。
バナー広告の媒体
国内における主なバナー広告の媒体は以下の3つです。
• LINE
バナー広告を掲載できる媒体は複数存在するため、それぞれの特徴を捉えて、自社にとって最も適切なものを選択することが大切です。
バナー広告を掲載できる媒体についてひとつずつ確認していきましょう。
Yahoo!
Yahoo!の広告では、運用型バナー広告のYDNと、公式Webサイトに掲載できる純広告型バナー広告があります。
運用型バナー広告では、インプレッション課金方式とクリック単価方式が選択可能です。
Yahoo!の公式Webサイトは多くの人が利用しているため、掲載できれば認知度の普及や信頼度の向上が期待できるでしょう。
ただし、Yahoo!公式サイトに広告を掲載したい場合、数百万円の費用がかかることもあるため、事前に予算の確認が必要です。
Googleでは、運用型広告であるGDNが活用でき、インプレッション課金方式とクリック単価方式が利用可能になっています。
Googleは、Yahoo!と同じように多くの人が利用している検索エンジンであるため、大勢に情報を届けたい場合は有用な媒体のひとつです。
具体的な利用率は、世界全体で91.42%程度で、日本国内においては75.59%を占めています。
参照:世界中のブラウザ市場シェア|statcounter
LINE
LINEでは、アプリの中でバナー広告を表示でき、YDNやGDNと同じようにインプレッション課金とクリック課金を採用しています。
LINEは国内において多数のアクティブユーザを抱えているため、バナー広告を出稿すれば認知の拡大に対して高い効果を期待できるでしょう。
ただし、LINEアプケーション内で広告を配信するため、小さい画面でも情報を伝えられるようにデザインやテキスト配置などにより工夫が必要です。
バナー広告の料金を抑える方法
バナー広告を活用したいときに料金を抑えたい場合は、以下の方法を試してみましょう。
• 長期で契約を結ぶ
• 競合が少ない枠を狙う
バナー広告の料金を抑える方法についてひとつずつ解説していきます。
広告代理店に依頼する
バナー広告を活用したいときは、自社で全ての運用をすることも可能です。
しかし、専門的な知識を持った企業に依頼した方が結果が出るのが早いため、場合によっては全体的な料金を抑えられます。
バナー広告を代理店に依頼すると、特にクリエイティブの制作や分析などにかかる時間を短縮できるため、他の重要な業務に時間を使用できるでしょう。
広告代理店は国内に多数存在しており、得意な分野や実績が代理店によって異なるため、あらかじめリサーチしておくことが大切です。
長期で契約を結ぶ
予算がある程度余裕がある場合は長期で契約を結ぶこともおすすめです。
保証期間型の契約の場合は月単位で契約を結ぶことになりますが、媒体によっては長期で契約をすると料金が割引されることがあります。
活用を検討している各媒体が行なっているキャンペーン情報を事前に把握しておきましょう。
競合が少ない枠を狙う
バナー広告の枠によっては人気が高く競合が多いため、掲載料金が高くなっていることがあります。
競合がまだ見つけてない自社にとって有益なサイトを発見できれば、バナー広告を配信したときに、さらに高い効果が期待できるでしょう。
有名なサイトに掲載するだけでなく、時間をかけて穴場を見つけることもバナー広告を利用する際に料金を抑える近道です。
まとめ
いかがでしたか?
バナー広告は、Webサイトやアプリケーションなどで掲載できる広告であり運用型バナー広告と純広告型バナー広告の2種類が存在します。
さらに、料金の方式が4種類に分かれているため、バナー広告を活用する際は各方式の特徴を捉えて自社に合ったものを選択することが大切です。
また、策を講じずにバナー広告を活用すると、相場よりも料金が高くなる可能性が高いため、料金を抑える方法についても理解しておきましょう。
バナー広告は、有名なサイトやユーザー層にマッチしているサイトに掲載できれば信頼度の向上や認知度の普及が期待できます。
これから活用を考えている人や少しでも気になる人は、一度広告代理店に相談してみることがおすすめです。