企業やお店の広告に動画を使うことはよくありますが、その際に悩むのが素材をどこから持ってくるかです。
自分で素材を作成することはできますが、便利なのが動画素材サイトの利用です。
各サイトで様々な素材を用意し、広告にも利用できるようになっています。
今回は、そんな動画素材サイトのおすすめを紹介しましょう。
動画素材サイトとは?
動画素材サイトとは、クリエイターが制作した動画素材を提供しているサイトで、自身が動画を作成するときに利用できるようになっています。
動画素材サイトを利用するメリット
動画素材サイトを利用すると、様々なメリットがあるので、紹介しましょう。
動画の品質が向上する
動画素材サイトで提供されている素材は、優秀なプロが作成したもので、高品質なものになっています。
その素材を使って、自分の動画に組み込めば、出来栄えも良くなるでしょう。
美しい風景、躍動的なアクションシーン、優雅なモーショングラフィックスなど、素敵な素材も多く用意されており動画広告のインパクトを強めることもできます。
動画制作のコストを抑えられる
自分で動画を制作するとなると、機材から出演者、カメラマン、撮影シーン、編集スタッフの準備などもあり、かなりの費用がかかります。
その点、動画素材サイトの素材を利用すれば、上記のような準備がなくても、高品質な動画を作れます。
ライセンス料を支払えば、後はダウンロードして利用するだけなので、経済的、効率的な動画制作ができるようになります。
動画素材サイトの選び方
動画広告を作成するときに動画素材サイトを利用したくなったら、どこかを選ばなければいけませんが、その際には選び方のポイントがあります。
無料か有料か?
動画素材サイトには、無料で動画素材を提供しているところと有料で提供しているところがあります。
動画を制作する際は、高品質でインパクトの強い動画を利用したいところですので、有料の動画素材サイトの利用がおすすめです。
有料サイトの動画素材の方がクオリティも高く、種類も豊富です。
有料サイトの場合の料金の支払い方法は、月額制かダウンロード制です。
月額制のサイトを利用すると、一定期間に一定額の料金を支払うことで、その期間は無制限で動画素材を使えます。
ダウンロード制では、素材のダウンロードごとに料金が発生します。
動画素材を一度きりしか使わない場合は、こちらを選ぶのが適しています。
利用料金を比較
有料の動画素材サイトでも、利用料金は異なります。
動画広告の制作にどのくらいの費用をかけられるかによって、どのくらいの利用料金のサイトを利用するかが決まるでしょう。
各サイトのホームページなども見ながら、利用料金を比較してください。
そのうえで、自社の予算の範囲内で利用できるところを選びましょう。
素材の豊富さで選ぶ
動画素材サイトを選ぶポイントの1つが素材の豊富さです。
豊富な素材を提供しているサイトを利用すれば、選択肢も多くなり、自分が思うような動画広告もできます。
動画広告といっても、テーマや内容は様々です。
そのテーマや内容に応じた動画素材を、選べるだけの量を用意しているところを選定しましょう。
素材の品質で選ぶ
動画素材の量だけでなく、品質も譲れない部分になります。
解像度・画質・撮影テクニックなどを確認してから、動画素材サイトを選ぶ必要があります。
解像度が高ければ、クリアな映像をお届けできるようになります。
画質が良ければ、明るく、色の再現性も良く、視覚的な魅力もアップするでしょう。
撮影テクニックは動画の表現力に影響を与える要素です。
せっかく動画広告を作っても、これらの品質が悪ければ、ユーザーに強くアピールできませんから、優れたクオリティの動画素材を用意しているサイトを選びましょう。
商用利用可能なものを選ぶ
商用利用可能とは、素材を用いることで対価を得てもいいということです。
商用利用の範囲については明確な基準があるわけではありませんが、動画素材を広告に活用するときは、商用利用可能な素材を選んでおけば大丈夫でしょう。
動画素材サイトを利用するうえでの注意点
動画素材サイトを利用するうえでの注意点があるので、確認しておきましょう。
必ず利用規約を確認する
動画素材サイトには利用規約が記載されています。
利用規約の中には、利用できる範囲や条件などの規則を決めてある文章が書かれています。
そのため、動画素材サイトの素材を広告に利用する際は、利用規約の内容を必ず確認しておかないといけません。
利用目的に沿わないルールが指定されていることもあるので、注意しましょう。
フリーサイトの動画素材は他で使われていることがある
フリーサイトの動画素材は無料で利用できるのがいいところですが、それだけに多くの人やお店、企業などが使うことがあります。
しかも、動画素材の量にも限界があります。
となると、ある動画素材を自店舗の広告にしたところ、他の広告でも使われていたなんてこともあり得るでしょう。
動画広告はオリジナル性を出さないと、アピール力が大幅に低くなります。
他で同じ動画素材が使われていたとなると、その広告の魅力はなくなってしまいますから、できれば豊富な素材が用意されている有料サイトを利用したいところです。
おすすめの動画素材サイト15選
動画広告を動画素材サイトの動画素材を使って作ってみようという方のために、おすすめの動画素材サイトを15種類紹介しましょう。
利用の際の参考にしてください。
1.Pixabay
画像引用:Pixabay
Pixabayは、多くのクリエイターによる数千点以上の高品質な動画素材を提供しているサイトです。
公式サイトを開くと、「動画」という欄があるので、ここから動画素材を探せます。
素材のクレジット表記は不要で、商用利用も可能ですから、広告利用をしても問題はありません。
Pixabayはフリー素材サイトですから、無料で利用できます。
2.Pexels
画像引用:Pexels
Pexelsはフリー画像素材の提供で有名なサイトですが、動画素材もあります。
会員登録は不要で、無料で画像・動画素材を利用できます。
Pexelsの主な特徴は以下の通りです。
・営利目的や商用利用も可能
・美麗な動画がそろっている
・動画素材数は約11,000
・海外のサイトだが、日本語検索ができる
・素材の編集ができる
3.動画AC
画像引用:動画AC
動画ACでは、会員登録すると、高品質な動画を無料でダウンロードできます。
サイズはSNS広告で使える「nHD(640×360px)」から高画質の「4K」まで5種類提供しています。
動画ACの特徴は以下の通りです。
・加工OK
・24種類のカテゴリーから動画素材を選べる
・クレジット表記不要
・会員登録すると、他のACサイトも利用できる
4.PIXTA
画像引用:PIXTA
PIXTAの映像・動画素材は、高品質で低価格の1点¥1,650から利用できます。
動画素材の種類は7,310,000点以上と豊富です。
あなたのお店にピッタリの動画素材も見つかるでしょう。
PIXTAの特徴は以下の通りです。
・カテゴリーは33種類で、人気カテゴリーも紹介されている
・Webから4Kまで6サイズを提供
・TV番組・販売雑誌・販売書籍で利用の際は、原則としてコピーライト表示をする。(その他の用途に利用の場合も、できる限りコピーライト表示をしてください)
5.mixkit
画像引用:Mixkit
mixkitはオーストラリアの動画素材サイトで、無料で利用できます。
残念ながら、公式サイトは英語表記で、日本語未対応になっています。
素材としては、自然、ライフスタイル、ビジネス、動物などです。
使いやすくて、編集しやすい素材が多いです。
基本的に商用利用はできますが、できないものもあります。
広告利用する際は、利用規約や素材ごとの規則を確認してからにしましょう。
6.8K/4K映像/ハイビジョン映像素材集
画像引用:8K/4K映像/ハイビジョン映像素材集 (Royalty Free 8K/4K/HD Footage)
8K/4K映像/ハイビジョン映像素材集は、日本の古籏一浩氏が提供している動画素材サイトです。
8Kカメラおよび4Kカメラおよびハイビジョンカメラ等で撮影された著作権フリーの無料映像素材/ビデオ素材をQuick Time形式で個人的に無料配布しています。
高画質で、クオリティの高い動画が揃っています。
ロイヤリティフリーで個人使用、商業利用とも可能です。
7.Adobe Stock
画像引用:Adobe Stock
Adobe Stock では、ロイヤリティフリーの写真やイラスト、動画素材などを提供し、動画素材だけでも2,000万点以上あります。
動画広告にも最適な理想的な高品質素材も揃っています。
Adobe Stock のライセンスは3種類ありますが、いずれも商用利用可能です。
支払方法は買い切りと定額制のサブスクリプションプランの2種類です。
繰り返しAdobe Stock を利用するのなら、サブスクリプションプランの利用がおすすめです。
8.EnvatoElements
画像引用:Envato Elements
EnvatoElementsは5,500万を超える様々な素材を扱っているオーストラリアのサイトで、その中に動画素材があります。
動画素材の本数は34万点ほどです。
月額プランに登録すると、いくらでも動画をダウンロードして使用できます。
素材は一部を除いて個人利用・商用利用可能です。
動画広告にピッタリの素材も見つかるでしょう。
ただ、公式サイトは英語表記になっています。
日本語の解説記事などもあるようなので、そちらも参照してください。
9.shutterstock
画像引用:Shutterstock
shutterstockはニューヨークにあるストックフォト企業で、動画素材だけでも3,000万点以上を提供しています。
カテゴリーも豊富で、クリエイティブな動画広告用の素材も揃っています。
提供されている素材については厳しい審査も行われているので、高品質です。
素材はロイヤリティフリーです。
shutterstockの日本語の検索機能も高精度で、日々改善もされているので、とても使いやすくなっています。
10.iStock
画像引用:iStock
iStockでは、ロイヤリティフリーの動画素材を18,255,296点(2024年3月8日時点)用意しています。
iStockが扱っているジャンルは広く、日本人向けの動画素材もあります。
素材は様々な用途に利用でき、もちろん広告利用もできます。
プランは2種類で、単品購入のクレジットパックと単品購入よりお得な定額制プランです。
11.Aflo
画像引用:アフロ
Afloは1億点を超える高品質な写真・動画・ベクター素材を提供しているサイトです。
動画素材だけでも2,500万点あります。
素材は各種広告物をはじめ、販促物、雑誌や書籍、テレビ番組、ウェブサイトなど様々な場面で使えます。
探している素材が見つからないときは、問い合わせると、国内外のネットワークを駆使して、無料でリサーチしてくれます。
12.DeLMO
画像引用:DeLMO
DeLMOは縦型ショートの動画広告に最適化された動画素材が収集可能なプラットフォームです。
動画素材数は5万点以上で、最短1分で入手可能です。
SNS動画広告に関してお悩みがある人は、DeLMOを利用すると、解決しやすくなるでしょう。
プランは単品購入と定額プランです。
13.Pond5
画像引用:Pond5
Pond5は世界最大規模のメディアマーケットプレイスです。
150か国・6万人以上のアーティストから様々な作品がアップロードされ、ビデオクリップ一つとっても1日に1万本が入ってきます。
アーティストはハイレベルな人たちで、高品質な作品を届けてくれますから、あなたのお店や企業広告にもピッタリな動画素材が見つかるでしょう。
DisneyやNBC、BBCなど世界の主だった企業がPond5を利用しています。
14.YouTuberのための素材屋さん
画像引用:YouTuberのための素材屋さん
YouTuberのための素材屋さんは、名称が示す通り、YouTubeの動画編集で使えそうな素材を提供しているサイトです。
提供者はフクザキさんという方です。
ただ、注意点があります。利用規約によると、「商用/非商用、個人/法人問わずどなたでも使用できますが、動画素材そのものの著作権は放棄しておりません」とのことです。
ダウンロードした素材自体をメインにした動画の作成や素材の再配布は禁止です。
利用報告やクレジット表記は不要です。商用利用もOKで、YouTubeの広告にも使用できます。
15.Life of Vids
画像引用:Life of Vids
Life of Vidsには、まるで海外にいるような雰囲気を味わえるおしゃれな短時間動画素材が多く用意されています。
美しい景色の動画素材も多く、動画広告の魅力を増せるでしょう。
Life of Vidsの動画素材は商用利用可能です。
まとめ
今回は、動画広告用の素材を提供しているサイトについて紹介しました。
動画広告を一から作成するとなると、準備も大変で、コストも手間もかかります。
そこで利用したいのが動画広告素材サイトです。
記事ではおすすめの動画広告素材サイトも取り上げたので、ぜひ活用していただき、素敵な動画広告を作成してみてください。