Twitter広告の1つであるTwitterプロモ広告(プロモツイート)を利用してみたいと思っているけど、難しそうと思っていませんか?
本記事ではTwitterプロモ広告の特徴から、運用の注意点まで紹介しています。記事の最後にはアプリDL数4,000%増の成功事例まで紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
1.Twitter広告のリブランディングとは?
Twitterは現在国内4,500万人が利用するSNSです。国内6大SNSの1つで、企業による公式アカウント運用に加え、広告利用する企業も伸びています。
2021年度第3四半期の企業報告書では、「日本はアメリカにつぐ2番目に大きな市場になっており、直近四半期の売上1億5,900万ドルの12%が日本市場からの収入である」ことを発表しています。
参照:Twitter
画像参考:海外企業決算動向 ツイッターの売り上げ推移など ― Garbagenews
2020年4月にはTwitterは広告のリブランディングを行い、広告の1つであるプロモツイートはプロモ広告に名称が変更されました。このリブランディングで、広告プロダクトの分類と名称が変更されました。これにより、22種類以上ある広告フォーマット名は、以下の図の5つの広告カテゴリーに集約されています。
画像参考:Twitter広告プロダクトのリブランディングのお知らせ ― Twitter
2. Twitter広告の種類
従来のTwitter広告で利用できる広告の種類は、プロモツイート、プロモアカウント、プロモトレンドの3つでした。再編後の5つの新しい広告のカテゴリーは以下の通りです。
Twiter広告について詳しく知りたい方はハマると効果絶大!【Twitter広告】を活用しよう!をご覧ください!
3.Twitterプロモ広告(プロモツイート)とは?
Twitterプロモ広告は主にTwitterのタイムライン上に表示されます。各広告にはプロモーションというサインがつき区別されますが、一般ツイートと同じようにユーザーに届けることができます。
フォーマットの種類は以下の5つです。
4.Twitterプロモ広告(プロモツイート)の特徴
Twitterプロモ広告)には他の広告と違う特徴がいくつかありますが、特に違いのある3つを紹介します。
4-1.ユーザーに自然に届きやすい
プロモ広告の一番の特徴は、通常のタイムラインに自然な形で掲載されることです。プロモーションという表示以外は通常のツイートと同じ形式で表示されるため、ユーザーに忌避されにくく、いいねやリツイート、返信もしてもらえます。
4-2.拡散が期待できる
プロモ広告では、いいねやリツイートなど、ユーザーからのリアクションを取ることができるのに加え、ユーザーがいいね・リツイートすると、その投稿がユーザーのフォロワーのタイムラインに表示されます。さらに拡散後にフォロワーがいいね・リツイートすると、同じ現象で拡散されます。
プロモ広告での大きな特徴としては、二次・三次拡散には費用は掛からないということです。クリエイティブの工夫で拡散を起こすことで、費用対効果を上げることができます。
4-3.ABテストで効果検証がしやすい
プロモ広告では、テキストだけでなく画像や動画と組み合わせて掲載するのが普通です。この場合、画像・動画部分のクリエイティブの変更はせずに、テキスト部分のみ変更をして、ユーザーの反応を確認するABテストを行うことができます。
テキストのみの変更は工数も掛からず、スピーディに行えるため、PDCAサイクルも効果的に回すことができます。
5.Twitterプロモ広告(プロモツイート)の注意点
低予算で簡単に始めることができるTwitterへの広告出稿ですが、いくつかTwitter広告ならではの注意点があります。
5-1.広告がネガティブ拡散される可能性がある
プロモ広告は普通のツイートのように、ユーザーがコメントをつけることができます。ただ好意的なコメントばかりとは限らず、ネガティブなコメントになる可能性もあり、返信されたコメントはすべての他のユーザーも読むことができます。お金を払った広告が炎上してしまう結果になる可能性があるということです。
ただし2021年3月より、こういったコメントに対しては、リプライ制限機能が設定できるようになっています。
5-2.引用リツートされたツイートは削減できない
プロモ広告は拡散されるメリットがある反面、ネガティブな引用やリツイートで拡散される可能性もあります。このような場合自社のツイートは削除が可能ですが、引用リツイートされたツイートは削除することができません。
プロモ広告を利用する際は、内容にも細心の注意が必要です。
5-3.流し見ユーザーが多く深くリーチしない
Twitterは他のSNSと比べ情報収集に使っているユーザーが多いのが特徴です。リアルタイム性やニュース性など、トレンドチェックにも使われます。このためユーザーは高速で流し見をしているケースが多く、タイムラインに表示させることができても、一瞬で流されてしまいがちです。
瞬間でユーザーにとって有益な情報であるか、興味のある情報かを判断してもらい、止まってもらう必要があります。簡潔で分かりやすい内容にするとともに、興味をもってもらえるクリエイティブの工夫が必要です。
ただし興味を引くために煽りと呼ばれるような謳い文句を多用すると、内容がずれているようなものは、炎上や悪い拡散を招いてしまう可能性があるため注意しましょう。
6.Twitter広告の成功事例
企業の利用が伸びているTwitter広告ですが、ここではプロモ広告を含めTwitter広告利用で成功した事例を紹介します。
6-1.アプリDL数が4,000%増!マイナビ転職
転職全般のサービスを展開する株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)は、転職アプリのダウンロード数増のためにTwitter広告を利用しました。プロモ広告利用に際して、ターゲットにあわせたキーワード選定やクリエイティブを工夫しました。
主なターゲットであるビジネスパーソンの関心が高そうな、出勤・退勤・在宅勤務・リモートワークに関連したターゲティング広告を展開。例えば出勤・退勤であれば交通情報などに関するキーワードや、遅延情報を発信しているTwitterアカウントのフォロワーへ配信するなど工夫をしました。
さらにゲーム・エンタメ系に関心のあるユーザーにはマンガや動画、RPG(ロールプレイング)風にするなど、ターゲティングにあわせたクリエイティブにすることで高いエンゲージメントを得ることができました。
結果ターゲティング戦略とクリエイティブの力で、CPIも大きく削減することができ、アプリのダウンロード4,000%増という驚異的な数字を残しています。同社のTwitterへの出稿金額は右肩上がりに増加しており、顕在層向けの広告媒体よりも安価で、かつ継続率の高いユーザーが流入しているとのことです。
画像参考:アプリDL数が4,000%増!マイナビ転職に聞く、潜在層向けTwitter広告で効果を引き出す方法 ― Twitter
6-2.フォロワー9万増!メルカリ
フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリ(本社:東京都六本木)は、広告展開前より約20万人というフォロワーを持っており、主に既存ユーザーへのアナウンス機能として活用していました。
Twitterはメルカリユーザーとターゲット層の親和性が高く、プロモ広告の利用で、新規層へのアプローチできるのではないかと利用。オリジナルタグ#メルカリノモノガタリを使ったカンバセーショナルカードと、数名の作家に依頼したストーリーのプロモ広告を実施しました。
参加者に企画を楽しんでもらうために、ローンチのタイミングで、エコボトルのプレゼントなどオリジナルグッズが当たるキャンペーンも計2回開催。
最終的にはユーザーから1,200近いオリジナルストーリーが集まり、RT数5万、いいね17マン、インプレッション8,700万、エンゲージメント率10.4%と高い数値が出ています。フォロワー数も期間中に21.2万人から30.3万人に増え、高いパフォーマンスだったと評価されています。
画像参考:約9万のTwitterフォロワー増加と高エンゲージ獲得を実現!メルカリの「モノガタリ」成功の理由ーTwitter
7. まとめ
いかがでしたか?
Twitterプロモ広告に関して、特徴や成功事例を紹介してきました。運用次第では大きな費用対効果が期待できる媒体です。
拡散性のある媒体を活用しない手はありません。
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