話題のTikTokは若者だけでなくビジネス向けに活用されることが急速に増えています。新たなSNS広告の媒体の1つとして拡散力抜群のTikTok広告を活用しない手はありません!
本記事ではTikTok広告を出稿してみたいと思っている方へ向け、料金から櫻坂46を起用した最新の成功事例まで紹介します。
1.TikTok広告とは?
モバイル通信料金の引き下げや、今後の5Gの普及により、スマートフォンユーザーによる動画コンテンツ利用は拡大することが予測されています。
そんな中TikTokは中華人民共和国のByteDance(バイトダンス)社が運営するSNSで、現在全世界5億人、国内では950万人のユーザーがいるショート動画アプリとして注目されています。
特に若年層の利用が多く、海外では動画でバズる若いTikToker(ティックトッカー)が台頭しています。インターネット広告での動画への広告出稿が増える中、新しい広告出稿先として検討する企業も増えています。
ここではTikTok広告の種類と広告の出し方を解説します。
参照:2021年9月更新!12のソーシャルメディア最新動向データまとめ ー Social Media Lab
1-1.TikTok広告の種類
TikTok広告とは、ユーザーがTikTokアプリを起動した時に配信される広告のことで主に4種類あります。以下特徴を表にまとめました。
1-2. TikTok広告の出し方
そもそもTikTokに広告を出すにはどうしたらいいのでしょうか。TikTokに広告を出す場合は以下の2通りがあります。それぞれ紹介します。
TikTok運営会社へ問い合わせる
TikTokへの出稿を検討する場合は、TikTokの運営会社へ問い合わせる方法がありますが、問い合わせフォームからまずは連絡をします。その後直接サポートが受けられるようになります。
メリットとしてはダイレクトに利用できるため、TikTokに関する知識は一番多いということです。ただ、逆に他の媒体の管理は任せられないため、企業側で予算の割り振りを含め、マーケティングプランを練る必要があります。
TikTok広告の代理店に依頼する
TikTokへ出稿する場合の2つ目の方法は、広告代理店を利用する方法です。
一番のメリットはTikTokだけでなく、全体の予算から他の媒体への出稿バランスも考えたマーケティングプランに沿って運用できることでしょう。また費用対効果などの数字の収集や分析から、広告内容の見直しへの反映も含めノウハウのある代理店に頼むと、自社内でのマーケティング担当者を増員する必要がないことも大きな魅力です。
ダイレクトに運営会社を利用した場合と、広告代理店を利用した場合では初期費用と代行手数料がプラスで掛かる可能性がありますが、代理店によっては初期費用が0円のところもあります。
代行手数料は平均20%前後といわれていますが、ノウハウや実績によって変わるので、自社の予算や運営方針とあわせて選ぶことをおすすめします。
2.TikTok広告の費用・料金目安
ここではTikTok広告の費用・料金目安を解説します。利用プランで料金は大きく変わるため、以下は目安と考えてください。
こちらの表から分かるようにTikTok広告は全体的に他のSNS広告に比べて、最低出稿金額が、やや高い印象があります。TikTok広告が初めての場合や、費用対効果を重視した運用の場合は、運用型広告がおすすめです。
3.TikTok広告のメリット
ここではTikTok広告の主なメリットを2つ紹介します。
3-1.フルアテンションの視聴者が多い
多くの動画コンテンツが無料で配信されるようになり、ユーザーの1本あたりの動画消費にかける時間が短くなっているといわれています。
TikTokでは最長1分までの動画にし、視聴者に飽きさせない工夫をするとともに、強制視聴をなくしてユーザーファーストの姿勢をとり、ユーザーの集中を確保する工夫をしています。
結果TikTok広告ユーザーは、フルアテンションの視聴者が多いという調査結果が出ています。主要プラットフォーム3社との比較調査で、音声オン160%、全画面視聴162%を確保。逆にながら視聴が50%と低くなっています。
画像参考:TikTokユーザー調査レポート ― TikTok For Business
3-2.若年層や海外へリーチできる
TikTok広告ユーザーの特徴としては、若年層が他のSNSに比べて多いということです。
Instagramも20〜30代の女性、Facebookはそれよりも上の男性層に強いといわれているので、自社の商品やサービスのターゲットにあわせて使い分けるといいでしょう。
また海外での利用者も多いため、海外へ展開したい場合に簡単にサービスの紹介を始めることができます。
4.TikTok広告のデメリット
ここでは. TikTok広告出稿の際のデメリットを3つ紹介します。
4-1.キャンセルができない
TIkTok広告は一度申し込みが成立すると、基本キャンセルができません。
TIkTok広告にはメールで出稿の申し込みをし、その後先着順で広告出稿が割り当てられますが、一度出稿を割り当てられるとキャンセルは一切できない仕組みになっています。
たとえばTikTok広告には、広告を出稿する期限が設定されているのですが、出稿期限までにコンテンツの納品が間に合わない場合でもキャンセルはできません。
制作が間に合わない、出演者とのトラブルなどで広告がスタートできないような場合でも、出稿期限を過ぎてしまった場合、全額費用負担が発生します。
4-2.広告不具合でも対応はない
TikTok広告は出稿後に広告の不具合が発生しても、一切対応はしてもらえません。
たとえばリンクが切れている、誤字など記載を修正したいなどの場合でも、途中修正ができません。
また広告を途中で取り下げたとしても、全額費用が請求されてしまいます。制作物の内容に関しては、クロスチェックをする体制を取るとともに、制作期間含め余裕のあるスケジュール設定がおすすめです。
4-3.最低出稿料金が高い
他のSNS広告に比べて出稿最低料金が高めだということが挙げられます。
前述した通り、TikTok広告の出稿料金は出稿の種類でずいぶんと異なりますが、最低42万円~が相場です。
これに比べてたとえばInstagram広告の場合も、出稿の種類で金額は大きく変わりますが、最低の1ヶ月の出稿料金は10万円ぐらいからといわれています。
また1日毎の予算設定も可能なため、小額でのトライアルも可能です。
Instagram広告の広告費用を詳しく知りたい方はInstagram広告の費用はどのくらい?成功事例を紹介をご覧ください!
5.TikTok広告の成功事例
ここではTikTok広告の成功事例を2社紹介します。
5-1.Gismart:平均収益最大12%成長
ゲームパブリッシャーのGismartは、エンターテインメントアプリによりモバイルゲーム業界で大きな成功を収めており、アプリダウンロード数8億という驚異的な数字を誇る企業です。
Gismartは欧州市場ですでに大きな成功を収めており、ファイナンシャルタイムスでは急成長企業の第6位に位置づけられています。
有名なゲームには、Cool Goal!、Pencil Rush 3D、Beat Maker Goなどがあります。
画像参考:Cool Goal! ― Gismart
Gismartではターゲット市場で新規ユーザーを取り込み、ゲームを継続してもらうことが最重要課題で、可能な限り低いインストール単価(CPI)を実現することはそのうちの課題の1つでした。
今回の広告キャンペーンで、Gismartが伸ばした主な方法の1つにアプリ内入札がありました。広告主はリアルタイム入札で広告枠を競うため、結果的にクライアント企業の収益が増え、CPI改善に貢献しました。
ベトナム、タイ、インドネシア、アラブ首長国連邦でアクティブユーザー1人あたりの平均収益ARPDAUが最大12%もの伸び、トータルの収益アップに繋がりました。
参照: 平均収益最大12%も成長、Gismartが導入した収益モデル ― TikTok For Business
5-2.櫻坂46がTikTokに挑戦!ロレアルパリキャンペーンで16ミリオンビュー獲得
TikTokは、世界最大の化粧品メーカー、仏・ロレアル(本社:パリ)の日本支社である日本ロレアル株式会社(本社:新宿)のトータルビューティーブランド「L’ORÉAL PARIS(以下、ロレアル パリ)」とオリジナルブランドエフェクトを共同で開発しました。
アンバサダーである櫻坂46のメンバーが、オリジナルエフェクトに登場し(声の出演)、さらに公式動画としてTikTokの動画撮影にも挑戦しました。
2021年9月17日(金)より、ハッシュタグチャレンジ「#髪を咲かせよう」キャンペーンを開催し、約1週間の短期キャンペーンにもかかわらず16.5ミリオンビューを獲得しました。
画像参考:櫻坂46がTikTokに挑戦!ロレアルパリ「#髪を咲かせよう」キャンペーン開催! ー TikTok For Business
6. まとめ
いかがでしたか?
TikTok広告に関して、種類や料金、メリットからデメリットまで紹介してきました。
これからさらに伸びそうなTikTok広告ですが、デメリットで紹介してきたように、キャンセル規定も厳しく途中解約もできないことと、広告の不具合に対応していないこと、最低出稿料金が高めなことから、TikTok広告を初めて利用する場合で、知識のあるスタッフが自社内にいない場合は、専門のスタッフのいる代理店に任せることをおすすめします。
弊社はSNS広告に強みを持ち、ノウハウと実績があります。もしTikTok広告出稿を検討される場合は、一度無料相談へご連絡ください。