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オーガニック検索とは?基本的な概要から流入増加につなげるためのコツなどについて解説!

更新日:2023年09月08日

オーガニック検索とは?基本的な概要から流入増加につなげるためのコツなどについて解説!

※この記事は2023年9月8日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

ユーザーが行う検索では、GoogleやYahoo!といった検索エンジンを活用して行われますが、検索キーワードに応じて表示される結果画面には、広告枠とは別にオーガニックと呼ばれる広告出稿以外のサイトも表示されます。

今回は、オーガニック検索の基本的な概要から広告との違い、メリットや流入増加につなげるためのコツなどについてポイントを中心に紹介していきます。

オーガニック検索とは?

オーガニック検索とは、GoogleやYahoo!といった検索結果から、広告枠を除いた結果一覧のことを指します。

そもそもGoogleやYahoo!といった検索エンジンは、独自の指標をもとにユーザーが入力するキーワードにおいて対象となるサイトを抽出し、検索結果一覧に表示させています。

広告枠は、この検索結果画面の上部や下部に設けられているため、それ以外のオーガニック検索は本来ユーザーに提供すべき情報ともいえます。

そのため、自然なキーワード検索による情報ということから、オーガニック検索は自然検索とも呼ばれています。

オーガニック検索の仕組み

検索エンジンは、オーガニック検索で表示させる順位をクロールと独自のアルゴリズムによって決定しています。

まず、ホームページを公開したとしてもオーガニック検索で表示される訳ではありません。

オーガニック検索で表示されるためには、GoogleやYahoo!といった検索エンジンが持つクロール技術によって認識してもらう必要があります。

公開されたサイトは、クローリングされて初めてオーガニック検索で表示されるようになります。

その上で、対象キーワードにおいてオーガニック検索の上位に表示させるためには、検索エンジンが独自に設定しているアルゴリズムによる評価を高める必要があります。

この基準は、Googleの場合には200以上あるとも言われており、詳細は公表されていません。

とはいえ、対象キーワードにおいて検索するユーザーが必要としている情報を、適切にコンテンツとして提供していることが重要です。

リスティング広告との違い

オーガニック検索は、検索結果画面において指定の検索キーワードにおいて上位表示させる施策でもあるため、リスティング広告と比較検討されるケースも多くあります。

リスティング広告も、GoogleやYahoo!といった検索エンジンにおいて、指定するキーワードに応じて表示させる手法となりますが、広告となるため当然コストが発生します。

リスティング広告はクリック課金制のため、検索結果に表示された広告をユーザーがクリックして初めて課金対象となります。

検索ボリュームの多いキーワードや、競合他社からの出稿が多いキーワードでは1クリック当たりの出稿単価が高くなるため、費用対効果を高めるためには、目的やターゲットをふまえ運用していく必要があります。

これに対しオーガニック検索は、広告ではないためクリックされたとしてもコストは発生しません。

とはいえ、対象キーワードにおいて上位表示させるためには、検索エンジンのアルゴリズムをふまえ適切な情報やコンテンツを提供する必要があります。

オーガニック検索で上位に表示させることのメリット

オーガニック検索に注力したマーケティングを行うことで、以下のような効果が期待できます。

①流入数やコンバージョン獲得数の増加

近年重要視されているマーケティング概念でもあるAISASの中にも、Search(検索)として取り入れられているほど、オーガニック検索は集客において欠かせません。

多くのユーザーは、自身の悩みや不安、要望といったニーズを解決させるために検索を活用している傾向にあります。

そのため、自社の目的とともにユーザーニーズをふまえた検索キーワードで上位表示されれば、ターゲットユーザーの目にふれさせることができ、自然と流入数の増加につなげることが期待できます。

また、キーワードによってはオーガニック検索からコンバージョン獲得につなげることも可能です。

ユーザーニーズに合致したコンテンツとともに自社の商材購入につなげることができれば、コンバージョン増加にも効果が期待できます。

②認知度拡大やブランディング向上

オーガニック検索は、流入数やコンバージョン獲得数の増加だけでなく、認知度拡大やブランディングの向上にも効果が期待できます。

検索エンジンは、商材の購入やサービス申し込みなどを検討する顕在層だけでなく、漠然と情報を収集しようとする潜在層も多く活用しています。

このようなユーザー層は、「ファッション トレンド」や「人気 旅行先」など広めのキーワードで検索する傾向にもあります。

このようなキーワードでオーガニック検索において上位表示させることができれば、認知度を高め、ユーザーを顕在層化させていくことが期待できます。

とはいえ、多くのユーザーが検索するキーワードは、競合性も高くなる傾向にもあるため施策として実施する際には注意が必要です。

③安定的且つ継続的な流入数の確保

オーガニック検索は、リスティング広告のようにユーザーのクリックに応じたコストが発生する訳ではありません。

また、一般的には一度上位表示されれば、安定して上位を維持することも可能です。

そのため、中長期的な視点で見た際に、安定的且つ継続的な流入数を確保することが期待できます。

時期的要素が絡むキーワードや、キャンペーンなど一時的なものであれば別ですが、通年でニーズのあるキーワードであれば、ユーザーが検索するボリュームも予測が立てやすくなります。

マーケティングやプロモーション施策を戦略的に行う上でも、オーガニック検索は一つの施策として取り入れていくと効果的です。

オーガニック検索経由の流入数を増やすコツ

オーガニック検索経由の流入数を増やすためには、様々な対象キーワードにおいて検索エンジンで上位表示させる必要があります。

この施策に関しては、SEO(Search Engine Optimization)対策とも呼ばれています。

SEO対策は、集客という観点で重要なマーケティング手法となります。

このSEO対策は、内部SEOと外部SEOの2つに分類できます。
それぞれの特徴について紹介していきます。

①内部SEO

内部SEOとは、自社のホームページにおける骨組みを最適化していくSEO対策のことを指します。

そもそも検索エンジンは、ホームページに記載している内容をソースコードから読み取っています。

ソースコードとは、ホームページの情報をユーザーに正しく表示させる裏側の骨組み部分のことを意味します。

そのため、ソースコードが間違っていれば適切に表示されず、検索エンジン側にも正しく情報を伝えることはできません。

ユーザーに向けた訴求はもとより、検索エンジンに向けた適切な情報発信も重要になり、この施策が内部SEOとなります。

②外部SEO

これに対して外部SEOとは、被リンク(外部リンク)を集めるSEO対策のことを指します。

自社のサイトとは異なるドメインから多くのリンクが集まるページは、一般的に価値が高いと判断される傾向にあります。

検索エンジン側もこの点を考慮し、評価の基準としています。

とはいえ、単に被リンクの数が多ければ良いという訳ではなく、関連性や良質なリンクが重要となります。

通常、外部SEOは自社内でコントロール出来るものではないため、まずは内部SEOやコンテンツ発信に注力し、自社のサイトの価値を高めていくと効果的です。

オーガニック検索経由の流入数が減少する要因

先ほどふれたSEO対策を実施していても、オーガニック検索経由の流入数が減少することは多々あります。
要因としては以下が考えられます。

①検索エンジンによるペナルティの影響

検索エンジン側も、闇雲に検索キーワードにおける表示順位を決めているのではなく、日々対象サイトの情報やコンテンツの中身などを確認しながらランキングを行っています。

中には悪質なサイトや不正を行うケースもあり、このような場合にはペナルティが課され、表示順位が大幅に下落する可能性も起こり得ます。

表示順位が下がればユーザーの目にふれる可能性も減り、結果的に流入数が減少する要因となります。

意図的な不正や過度なSEO対策は控え、ユーザビリティを追求することはもちろんのこと、主だったキーワードに関しては定期的に順位を確認していくと効果的です。

②市場や競合他社による状況の変化

対象キーワードにおける市場や競合他社による状況の変化も、オーガニック検索経由の流入数が減少する要因の一つとして考えられます。

検索エンジンでは、一般的にキーワードを検索して表示される結果は10件となり、11件目からは次のページに遷移して初めて表示されます。

通常、次のページまで情報を検索するユーザーは少なく、いかに検索結果画面の1ページ目(10位以内)に表示させるかが重要となります。

このような中で、競合他社が対策を講じることで順位が下落し、2ページ目以降に下落することで流入数が減少するケースは少なくありません。

安定的且つ継続的な流入数の確保につなげるためにも、常に状況を確認するとともに対策を講じていくことが必要です。

オーガニック検索経由の流入数を分析する上でおすすめのツール

オーガニック検索経由の流入数を増やしていくためには、日々状況を細かく分析・解析するとともに定期的にブラッシュアップしていく必要があります。

その効果検証を行う上で、以下のツールを活用すると効果的です。

①Googleアナリティクス

Googleアナリティクスとは、Google社が提供する無料のアクセス解析ツールです。

このGoogleアナリティクスを導入することで、自社のホームページにどれくらい集客しているのか、ユーザー属性や時間帯、よく見られているページ、コンバージョンの経路などを細かく分析・解析することが可能です。

オーガニック検索経由の流入数を把握する上でもGoogleアナリティクスは効果的に活用することができます。

②Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールも効果検証を行う上で欠かせないツールとなります。

こちらもGoogle社によって提供されている無料のツールとなりますが、Googleサーチコンソールとは異なり、Googleが自社のホームページをどう確認しているのかを把握することできます。

例えば、正しくGoogleにクロール認識されているのか、エラーが無いか、どういった外部リンクがあるのかなども確認することが可能です。

中でも特におすすめが、Google検索時にどういったキーワードでユーザーが検索し、検索結果で何位に表示され、どれくらい集客しているかを知ることができる機能です。

オーガニック検索経由の流入傾向を把握する上で、このキーワード順位の状況は非常に重要な指標となります。

まとめ

オーガニック検索は、マーケティングにおいて欠かせない施策です。

いかに自社の目的やターゲットをふまえたキーワードで、検索エンジンの上位に表示できるかが、集客増加だけでなくコンバージョン獲得にも影響してきます。

今回紹介した内容も参考に、オーガニック検索を自社のマーケティング施策において効果的に活用し、流入数やコンバージョン獲得につなげていきましょう。

この記事を書いた人

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