編集をする方や撮影が趣味の方も、ビットレートという言葉を知っていますか?
あまり意味を理解していなくても、よく目にする単語なのではないでしょうか。動画のきれいさを左右するビットレートですが、意味を理解すると、編集や撮影をさらに楽しむことができるはずです。
今回はそんなビットレートについて、紹介していきます!
1.ビットレートとは?
1秒間あたりのデータ量のことをビットレートといいます。単位はbps(Bit Per Second)です。
動画のビットレートには映像ビットレートと音声ビットレートの2種類で成り立っています。
映像ビットレートと音声ビットレートを合算した値が動画ファイルの総ビットレート(オーバルビットレート)となります。
2.ビットレートの値
たとえば300kbpsと表記されている場合、kは1,000なので1秒間に300,000ビット(bit)のデータ量ということになります。
値が高いほどきれいならば、高い数値に設定すればいいのでは?と思うかもしれませんが、一概にそうとはいえません。
値を高くすることによる問題としては以下の2つあります。
・データ容量が重くなる
ストレージの容量を圧迫/ネットワークのアップロード・ダウンロードに時間がかかります。
・値によっては低スペックのパソコンだと再生できない
適正な数値で設定・保存をすることをおすすめします。
3.YouTubeにアップするのにおすすめの値
推奨されている値は以下のようになっています。
画像参考:ビットレート ー YouTubeヘルプ
4.固定ビットレートと可変ビットレート
みなさんは動画を変換する際にどのような設定で行っていますか?
コーデックによってはビットレートの値はカスタムできませんが、mp4などは自分で変えることができます。その際、設定によっては同じビットレートでも、より綺麗に軽くできるので、豆知識として紹介します。
よくある設定項目として、以下の2つあります。
・VBR(Variable Bit Rate):可変ビットレート
CBRは動画の最初から最後まで同じ(一定)ビットレート、それに対してVBRは動画の内容によって値が変わるビットレートです。
あまり動き(変化)のない動画だと同じビットレートで問題ありませんが、動き(変化)の多い動画ですとビットレートが高くないと綺麗に表現することができません。
だったらビットレート自体大きい値にすればいいと思うかもしれませんが、尺によってはそれにより容量が大きくなりすぎたりします。
そこでVBRに設定することにより、ビットレートの値が小さくていいところは小さい値、動きが激しくビットレートの値が大きい方がいいところは大きい値、1つの動画ファイルの中で変化します。
そうすることで全体のデータ容量を軽くしつつ、きれいに表現することができます。
5.まとめ
いかがでしたか?
ビットレートについて紹介しました。
編集や撮影が趣味の方・そうでない方やビットレートを知っていた方・知らなかった方も、少しでもこの知識がお役に立ち、今後の編集や撮影がより快適に楽しく行えると嬉しいです。
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