
国内月間約9,800万ユーザー(2025年3月末時点)という
圧倒的なリーチを誇るLINE広告ですが、
そのターゲティングの精度も高まってきており、現在注目を浴びています。
本記事では、
そんなLINE広告のターゲティング方法についてお伝えしていきます。
1. LINE広告のターゲティング

LINE広告には大きく分けて、
以下4種類のターゲティング方法が存在しています。
- オーディエンスセグメント配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
- 自動ターゲティング
それぞれのターゲティングについて説明していきます。
2. オーディエンスセグメント配信
これは他媒体においても主流なターゲティング方法で、
ユーザーの性別や年齢、地域、趣味・関心に応じたターゲティングです。
これらのデータは、
LINEの登録データや、みなし属性をもとに判別されています。

「みなし属性」というのは、
LINEのネットワーク内での行動履歴やスタンプの購入履歴、
LINE公式アカウントやLINE@の友達登録の履歴などをもとに分類された属性です。
LINEは実名やプロフィールなどを設定しなくても使用可能なため、
属性データが曖昧な場合も多いです。
そのため、
上記のような情報をもとに“みなし”属性として判断されています。
オーディエンスセグメント配信だけでは
Meta広告程の精度の高さは見込めないかもしれませんが、
圧倒的なリーチゆえに多くのユーザーにアプローチできることは間違いありません。
3. オーディエンス配信
オーディエンス配信とは、
広告主側で定めた一定のオーディエンスに対して広告を充てることができる
配信方法です。
特定のサイトを訪れたユーザーに対してのリターゲティング配信もこれに含まれます。
※画像引用(出典:LINE Business Guide|LINE for Business)その他にも自社保有の電話番号やメールアドレスをアップし、
LINEのデータと照らし合わせることで、
特定のユーザーに対してアプローチすることも可能となりました。
この配信機能により、
的確なターゲットに対して広告を配信することができます。
例えば、
自社の会員サイトに登録しているユーザーに対して新サービスの広告を配信したい場合、
自社で管理している電話番号等をLINE広告にアップすることで
正確にターゲットすることが可能です。
さらにLINEならではと言えるのは、
LINE公式アカウントの友達オーディエンスに対しての配信です。
こちらはアカウントの友達かブロック中の友達どちらかを選ぶことができます。

また、
LINE広告ではユーザーの訪れたページの階層に応じて
次に配信するクリエイティブの出し分けを行うことも可能です。
このターゲティング機能を用いるには、
別途LINEタグ(カスタムイベントコード)の設置が必要になります。
4.類似配信
オーディエンス配信で利用するオーディエンスをもとに、
こちらに類似しているオーディエンス(ユーザー)に対しても、
広告を配信することができます。
類似オーディエンスの濃度は1%~15%まで選択可能で、
数が小さいほど元のオーディエンスに似ているユーザーです。

濃度が15%もあると選択に戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが、
基本的に類似濃度が濃いほどオーディエンスのサイズは小さく、
リーチできる人数には限りがあります。
しかし、
獲得見込みの高いユーザーに広告を配信することができます。
一方で、
濃度が薄いほど獲得見込みは低くなるかもしれませんが、
元のオーディエンスになるべく似ているユーザーに対して広くアプローチできます。
媒体社によると、
過去に獲得効率の良かったオーディエンスで類似濃度を拡大して配信することで
獲得効率を大きく伸ばした事例もあるようです。
自社の広告配信目的に合わせて適した濃度を選択して検証を行い、
効率よく獲得見込みの高い新規ユーザーにアプローチしていきましょう。
また、
自動で最適なオーディエンスサイズに調整することも可能です。
自動設定ではオーディエンスサイズを自在にコントロールすることは難しいですが、
最適化によりパフォーマンスは安定しやすいです。
ご予算に余裕のある広告主の方や類似濃度の選定に迷っている場合はぜひ試してみてください。
5. 自動ターゲティング
自動ターゲティングとは、
設定したターゲティング(年齢、性別、地域、OSなど)の中から
クリックやコンバージョンなどが見込めるユーザーを探し出し、
最適なオーディエンスを自動生成する機械学習を活用した機能です。
配信を開始してから最大48時間以内にイベント(コンバージョンやクリック)を収集し、
最適なオーディエンスに配信をおこなっていきます。
■ イベントの設定例
- 「コンバージョン数の最大化」→「コンバージョンが見込めるユーザー」
- 「クリック数の最大化」→「クリックが見込めるユーザー」
また、
広告主が設定するのはターゲティング設定とイベントですが、
これらを設定せずに自動でターゲティングすることも可能です。

6. まとめ
いかがでしたか?
このようにLINE広告には様々なターゲティングが存在しており、
これらの配信機能をうまく活用することでLINEプラットフォームが抱えている
非常に多くのユーザーの中から獲得見込みの高いユーザーに
効率よく広告配信を行うことが可能となります。
自社にとって有効なユーザーを見極め獲得数の拡大を目指していきましょう!




















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