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IoTデバイスとは?基本的な概要から注目される役割、種類などについて解説!

更新日:2023年06月23日

IoTデバイスとは?基本的な概要から注目される役割、種類などについて解説!

※この記事は2023年6月23日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

インターネット技術の発達に伴い、近年ではIoTデバイスが注目されています。

IoTデバイスは、日々の生活に欠かせないアイテムにもなってきており、生活環境や働き方の効率化につながるだけでなく、農業や産業の発展などあらゆる分野で重要視されてきています。

しかし、「IoTデバイスという言葉は聞くけどよく分からない」「IoTデバイスって何?」などと悩まれる担当者も少なくありません。

そこで今回は、IoTデバイスの概要から、注目される役割や種類などについてポイントを中心に紹介していきます。 

IoTデバイスとは?

そもそもIoTデバイスとは、Internet of Thingsの略語で、モノに対するインターネットのことを指します。

様々なモノに対してインターネットを介して相互に通信し、情報交換を行うことで、利便性を高めたり、効率化につなげるためのデバイスのことを意味します。

デバイスとは端末や機器といった意味があり、この場合にはインターネットに接続する装置のことを指します。

代表的なIoTデバイスとしては、スマートフォンが挙げられます。
スマートフォンも、インターネットに接続することで様々な情報交換を行うことができ、その結果様々な関連する商材やサービスが展開されています。

近年では、テレビや掃除機、冷蔵庫といった家電をはじめ、スマートウォッチに代表されるウェアラブル端末、自動車といった身近なものから、農家の温度管理に使われるセンサーや情報セキュリティ端末などビジネスに活用されるものも存在します。

また、VRやARのように仮想空間を疑似体験出来る技術を搭載したIoTデバイスも登場してきています。 

IoTデバイスが注目されている背景

このようなIoTデバイスが注目されている背景には、インターネット技術の大幅な発展が影響しています。

特に、5G(第5世代移動通信システム)と呼ばれる新たな通信システムの登場は、IoTデバイスの普及をより加速化させるといわれています。

IoTデバイスは、インターネットを介した相互の情報交換が欠かせません。

より複雑な情報交換を要するためには、従来の通信システムでは限界があり、途中で回線が止まったり不具合が生じるケースがありました。

ところが、5Gの登場によりこのような不具合が生じる可能性が低くなり、より複雑な情報交換に耐えられるようになったことで、IoTデバイスを活用した商材やサービスが多く登場してきました。

また、IoTデバイスの活用は、先ほどの農業だけでなく産業としての発展にも寄与し、業務効率化をはじめコスト削減、労働力不足の解消などにも効果が期待されています。

そのため、多くの企業が積極的に活用するようになり、市場としても注目を集めています。 

IoTデバイスの役割とは?

IoTデバイスの役割は多岐に渡ります。
その中でも代表的なものについて紹介していきます。

①モノとモノのデータ送信や相互連携

IoTデバイスの活用により、モノからモノへのデータ送信や、それに伴う相互連携が可能になります。

例えば、スマート家電などの場合、スマートフォンから操作するだけで遠隔地にいても掃除機を稼働させることができます。

ビジネスにおいては自宅にいながら会社のPCにアクセスし、リモートでデータや情報の収集などを行うことができます。

このように、IoTデバイスの活用によって、日々の生活の利便性向上だけでなく、企業としても業務効率化につなげることが可能です。

②モノによる空間状況の把握や感知

また、温度や湿度、音、振動などによってモノに空間の情報を把握・感知してもらうことも可能です。

例えば、温度や湿度を感知するエアコンを活用することで、室内の環境を過ごしやすい環境に制御することもできます。

同じような理屈で、農家のビニールハウスなどで活用すれば、作物の栽培しやすい環境を維持することもできます。

また、音や振動に反応するセンサーやカメラといったIoTデバイスを活用することで、セキュリティとして活用することも可能です。

その他、GPSなどを活用して位置情報と組み合わせることで、空間状況の把握や感知の精度をより高めることもできます。

この技術を応用したのが自動運転技術を搭載した自動車になります。

③モノによるデータ処理や分析

IoTデバイスを活用し、様々なデータや情報を取り扱うようになると、収集した数値やデータなどをもとに情報を分析・解析・加工といった処理をする必要もあります。

このようなデータ処理や分析もモノによって効率的に取り扱うことが可能です。

IoTデバイスには、リアルタイムのレスポンス対応が求められます。

例えば、先ほどのセンサーやカメラ、GPSなどを内蔵したセキュリティ対策用のIoTデバイスであれば、情報処理に時間がかかればトラブルや犯罪抑止につながらず、デバイスとして意味を成しません。

高精度や高品質のデータ処理や分析につなげるために、AI技術なども活用したIoTデバイスも多く登場してきています。 

IoTデバイスの種類

IoTデバイスと一口に言ってもその種類は多岐に渡ります。
その中でも代表的なIoTデバイスの種類と特徴について紹介していきます。

①モバイルデバイス

モバイルデバイスは、IoTデバイスの中でも最も活用されているものになります。

代表的なものとして、スマートフォンやタブレットが挙げられ、またノートパソコンなどもモバイルデバイスに含まれます。

モバイルデバイスは、日々の生活に欠かせないほど浸透しており、一人一台何かしらのモバイルデバイスを持つ傾向にあります。

情報収集だけでなくデータ処理や分析、また他のIoTデバイスとの連携という面でも重要な役割を担っています。

②スマート家電(スマートホームデバイス)

スマート家電(スマートホームデバイス)とは、主に家電や家具などに対して自動操作やリモート対応が可能なIoTデバイスのことを指します。

エアコンや冷蔵庫、電子レンジといった家電器具から、リモートでライトを点けたり、自動でドアを閉めるといった建具も対象になります。

生活の利便性を向上させ、より快適に過ごすために多くのスマート家電が登場してきています。

③センサーデバイス

センサーデバイスとは、温度や湿度、音、光、振動などの情報をもとに活躍するIoTデバイスのことを指します。

先ほどのライトやドアもセンサーデバイスの技術を活用したIoTデバイスともいえます。

また、農業などにおいて気温の変化に応じて水を撒く量や温度設定を調整する技術なども、このセンサーデバイスに含まれます。

④セキュリティデバイス

セキュリティデバイスは、主に住宅やオフィスのセキュリティを守るためのIoTデバイスとなります。

監視カメラや防犯グッズなどに多く搭載されています。

③のセンサーデバイスの要素やGPSなどを組み合わせ、セキュリティを強化するとともに、何か異常が発生した際にはスマートフォンや警備会社などにリアルタイムで通知する仕組みも搭載されています。

⑤ウェアラブルデバイス

ウェアラブルデバイスとは、主に健康に特化したIoTデバイスのことを指します。

近年健康志向が高まり、日々の健康管理や運動時に役立つツールやサービスが多く登場しています。

例えば、スマートウォッチであれば腕時計のように身につけるだけで、静脈などから健康面を計測でき、運動履歴とともに健康状態を見える化することができます。

データ処理や分析だけでなく、GPSやスマートフォンなどとも連携し、効率的な健康管理につなげることが可能です。

IoTデバイスが抱える課題とは?

ここまで紹介したように、IoTデバイスは日々の生活に浸透しており、無くてはならない技術となっています。

さらに、インターネット技術の革新によって日々アップグレードされているため、今後様々な生活様式にIoTデバイスが組み込まれていくことが想定されます。

とはいえ、IoTデバイスにも抱える課題は存在します。
その代表的な課題がセキュリティ対策です。

セキュリティデバイスのように、セキュリティ分野にもIoTデバイスは数多く搭載されていますが、根本的な課題としてIoTデバイスはインターネットを介した技術となります。

そのため、ネットワーク環境に対して外部からのウイルスや悪質な攻撃が行われることで、不具合が生じる可能性も起こり得ます。

IoTデバイスは様々な技術やサービスに連携しているため、一つがウイルス感染することで他にも影響を及ぼし、一気にすべてが停止にまでつながってしまうこともあります。

また、IoTデバイスの多くには個人情報なども含まれるため、不具合による情報漏えいのリスクも考えられます。

このようなリスクを回避する上でも、セキュリティ対策という点は今後のIoTデバイスの重要な課題といわれています。 

まとめ

IoTデバイスは、気づかないようで日々の生活には欠かせない技術として浸透しています。
さらに、インターネット技術の発達は日々進歩しているため、今後も新しいIoTデバイスが生まれることが期待されています。

とはいえ、複合する技術でもあるため、セキュリティ対策を考慮しておかなければ、大きなリスクに繋がる可能性も起こり得ます。

今回紹介した内容も参考に、IoTデバイスの特性を正しく理解し、効果的に活用していきましょう。 

この記事を書いた人

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