コンバージョンとは、広告の最終的な成果のことを指し、ECサイトであれば、資料請求などがコンバージョンとなり、設定のされ方は商材や企業に左右されます。
しかし、不動産の購入や投資、広告の予算が少ない場合などには、CVに至るハードルが高く、CVデータが月に数件しか取れない商材などがあります。
この場合、指標となるデータが少ないため、何が良かったのか、悪かったのかの判断が難しくなるためにマイクロコンバージョン(MCV)を設定する方法があります。
本記事では、Googleタグマネージャー(GTM)を使った、スクロール時点でのマイクロコンバージョン(MCV)の計測方法について詳しく解説していきます。
広告運用者の方必見の内容となっていますので最後までご覧ください!
MCVとは
そもそもMCVとはなにか、一度おさらいしておきましょう。
MCVとは、成果とするコンバージョンよりも手前の段階に設定する仮のコンバージョンのことを指す、広告運用における指標の1つです。
リスティング広告だけでなく、FacebookなどのSNS広告でも使用することができます。
通常、コンバージョン(以下CV)とは、コンバージョンタグを埋め込んだページにユーザーが流入することでタグが発火し、CVとみなされますが、MCVはCVの前段階のページに設置され、MCV自体はCVではないので、注意が必要です。
詳しくは以前詳しく記事にしていますので、そちらもあわせて参考してください。
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Googleタグマネージャーのスクロール距離とは
スクロール距離は、トリガーの設定から設定することができます。
このスクロール距離トリガーを使用することで、ユーザーがウェブページをどれだけスクロールして進んだかに応じてタグを配信することができ、サイトの読了を測定していくことが可能になります。
参照:スクロール距離トリガー Google タグ マネージャーでスクロール イベントを測定する|Googleヘルプ
MCV設定の手順
基本的な流れは、以下の通りです。
② GTMにてスクロールをトリガーとしたMCVタグを設置する
③ 発火を確認する
④ 公開
では実際にMCVを設定する手順について1つずつ解説していきます。
①MCVタグを作成する
各媒体の手順は以下の通りです。
ツールと設定
コンバージョン
新しいコンバージョンアクション
ウェブサイト
ドメイン入力
コンバージョンアクションを設定する
完了
Yahoo!
ツール
コンバージョン測定
コンバージョン測定の新規設定
コンバージョンの概要を入力
保存してタグを取得
YDA
ツール
コンバージョン測定
コンバージョン設定を作成
コンバージョン設定の概要を入力
作成
イベントコード
ピクセルコード
※イベントコードは現在使用していない標準イベントを選択する必要がある
②MCVタグを設置する
対象アカウントのGTMを開き、新規をクリックします。
MCVタグを設定します。(Facebookの場合は、カスタムHTMLを選択し、ピクセルを貼り付けます)
トリガーの設定もここで行います。+マークを選択し、トリガーのタイプからスクロール距離を選択します。
スクロール距離の設定
・スクロール距離を選択する
② 何%スクロールしたら発火させるのかを半角で入力
③ すべてのページor一部のページの場合はURLを入力する
④ タグとトリガーの名前を変更し保存
タグの発火を確認する
Facebook以外の媒体は、GTMのプレビューで確認します。
媒体がFacebookの場合、テストイベント機能を使って確認を行います。
イベントマネージャーの中にある、テストイベントを選択します。
URLを入力し、Webサイトを開きます。
発火していれば設定は完了です。
まとめ
いかがでしたか?
簡単に設定できるので、なかなかCVが獲得できない!という悩みを抱えている方は、ぜひ設定してみてください。
広告運用においてMCVの設定は大きなメリットを与えてくれます。
自社でもMCVを設定して運用している事例がありますので、お気軽にご相談ください。
また、各種E-Bookも無料でご提供しておりますのでぜひご活用ください!