Google広告のAIを活用した検索広告向けツールである、自動作成アセットの日本語での提供が開始されました。
今回は、このアップデートについて解説していきます。
自動作成アセットとは
自動作成アセットとは、広告独自のコンテキストに基づき、広告見出しや説明文を生成する機能です。
広告独自のコンテキストの例としては、既存の広告やランディングページがあげられます。
自動生成アセットのメリット
この自動生成アセットにより、より関連度の高い検索広告の配信を期待できます。
実際に、自動作成アセットを利用した広告グループでは、同程度のコンバージョン単価でコンバージョン数が2%増加した事例があり、活用することで広告運用の効率化を図れそうです。
また、レスポンシブ検索広告においては、ランディングページと広告文の文言を一致させることで、「広告の有効性」を改善することもできます。
自動生成アセットの対象となる言語
自動作成アセットは、以前まではオープンベータ版として提供されており、英語のキャンペーンのみが対象となっていました。
しかし今回のアップデートにより、日本語を含む7つの言語で新たに利用できるようになったとのことです。
新たに利用できるようになった言語は下記のとおりです。
・オランダ語
・フランス語
・ドイツ語
・イタリア語
・日本語
・ポルトガル語
・スペイン語
また、米国と英国で英語のアセットを利用している場合に限りますが、自動作成アセットにおいて生成AIの活用が、今後数か月で開始されます。
生成AIの活用により、アセットをさらに多く作成することができ、さらに検索クエリに合わせたカスタマイズが可能となります。
自動生成アセットの利用方法
自動生成アセットを有効にする方法は下記の2通りです。
・キャンペーン設定にて自動生成アセットを有効化
キャンペーンの新規作成時に、キャンペーン設定の「自動生成アセット」を有効にします。「有効にする」を選択すると説明が出てくるので、確認したら「有効にする」を選択しましょう。
・「最適化案」ページにて「自動作成アセットを有効にする」最適化案を探して適用
「最適化案」を選択し、「自動生成アセットを有効にする」を有効にします。キャンペーンごとに設定する必要画あるため、適用するキャンペーンを選択しましょう。
また、使用を停止したい自動生成アセットがある場合は、広告から削除することが可能です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、Google広告より発表されたAIを活用した検索広告向けツールを紹介しました。自動生成アセットが日本でも利用できるようになったため、更なる効果を期待できそうです。
Google広告ではAIを活用した他の広告のツールもテストされているため、今後のアップデートには注目です。