
Google広告の運用において、
成果を正しく把握し、分析・改善を行うためにはレポートの活用が欠かせません。
本記事では、
「どのレポートを確認すべきか」
「どのようにレポートを作成・ダウンロードするのか」といった
基本的な操作方法を、実際の画面イメージを交えながら分かりやすく解説していきます。
Google広告の分析に不安がある方や、はじめてレポート機能を使う方は、
ぜひ参考にしてみてください。
1. Google広告の分析で必要なレポート
Google広告には、
「検索キャンペーンやディスプレイキャンペーン」
「P-MAXキャンペーン」など、
さまざまなキャンペーンタイプが存在します。
それぞれの成果や傾向を正しく把握するためには、
複数のレポート作成が必要となります。
広告の運用状況や分析したい内容によって、出力すべき項目や指標は異なります。
以下のレポートを押さえておくことで、
Google広告全体の状況を網羅的に把握しやすくなります。
【全体把握に活用される主なレポート】
- キャンペーンレポート
- キーワードレポート
- 検索語句レポート
- 広告レポート
- 地域レポート
また、全体の推移を把握するためには、
なるべく長い期間でデータを確認することが重要です。
目安としては、
直近1年間程度のデータを月別に集計したレポートを作成すると、
長期的な傾向を把握しやすくなります。
以下より、各レポートの出し方を順に解説していきます。
2. レポート作成方法
2-1. キャンペーンレポート
① 左側「キャンペーン」をクリック
②「キャンペーン」をクリック
③「キャンペーン」をクリックし→キャンペーンの管理画面を開く①ビューで「すべてのキャンペーン」を選択
②フィルタでそれぞれ「すべて」を選択
③何もフィルタがかかっていないか確認
①日付をクリックして期間を指定
直近1年間のデータが欲しいため、開始日を”前年の前月1日”にし、終了日を”昨日”の日付に設定
※今日が2025年7月20日の場合は、開始日を”2024年6月1日”、終了日を”2025年7月19日”に指定①「表示項目」をクリック
②「表示項目を変更」をクリック
次の画面に進む
右側の項目は「✕」を押して、すべて削除
※次の手順で追加する項目がある場合は、削除せずにそのまま残しておいてよい
左側の表示項目一覧から、それぞれ下記のタブ・項目をクリック→追加
※検索窓から項目名を検索して追加することも可能
下記の項目をすべて追加したら「適用」をクリック
タブ | 追加する項目 |
属性 | キャンペーン タイプ |
パフォーマンス | 表示回数、クリック数、費用 |
コンバージョン | コンバージョン |
競合指標 | 検索広告のインプレッション シェア 検索広告のインプレッション シェア損失率(ランク) 検索広告のインプレッション シェア損失率(予算) |
①「ダウンロード」をクリック
②「その他のオプション」をクリック
→ ファイル形式を「Excel .csv」、分割を「月」、”次を含める”で「タイトルと期間」を選択
→「ダウンロード」をクリックして完了追加でCV別にレポートを作成する場合は、
ひとつ前の手順のダウンロード画面で分割に「コンバージョン アクション」を追加
→ダウンロードして完了
※表示項目に「コンバージョン」が含まれている必要がある
2-2. キーワードレポート
①「キャンペーン」を選択
②「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」をクリック
③「キーワード」をクリック→キーワードの管理画面を開く
①ビューで「すべてのキャンペーン」を選択
②フィルタでそれぞれ「すべて」を選択
③何もフィルタがかかっていないか確認
④フィルタを追加で「すべて」を選択
①日付をクリックして期間を指定
直近1年間のデータが欲しいため、開始日を”前年の前月1日”にし、終了日を”昨日”の日付に設定
※今日が2025年7月20日の場合は、開始日を”2024年6月1日”、終了日を”2025年7月19日”に指定
①「表示項目」をクリック
②「表示項目を変更」をクリック次の画面に進む
右側の項目は「✕」を押して、すべて削除
※次の手順で追加する項目がある場合は、削除せずにそのまま残しておいてよい
左側の表示項目一覧から、それぞれ下記のタブ・項目をクリック→追加
※検索窓から項目名を検索して追加することも可能
下記の項目をすべて追加したら「適用」をクリック
タブ | 追加する項目 |
パフォーマンス | 表示回数、クリック数、費用 |
コンバージョン | コンバージョン |
競合指標 | 検索広告の上部インプレッション シェア 検索広告の上部インプレッション シェア損失率(ランク) |
品質スコア | 品質スコア(履歴) 推定クリック数(履歴) ランディング ページの利便性(履歴) 広告の関連性(履歴) |
①「ダウンロード」をクリック
②「その他のオプション」をクリック
→ ファイル形式を「Excel .csv」、分割を「月」、”次を含める”で「タイトルと期間」を選択
→「ダウンロード」をクリックして完了
追加でCV別にレポートを作成する場合は、
ひとつ前の手順のダウンロード画面で分割に「コンバージョン アクション」を追加
→ダウンロードして完了
※表示項目に「コンバージョン」が含まれている必要がある
2-3. 検索語句レポート
①「キャンペーン」を選択
②「分析情報とレポート」を選択
③「検索語句」をクリックし、検索語句の管理画面を開く
①ビューで「すべてのキャンペーン」を選択
②フィルタでそれぞれ「すべて」を選択
③何もフィルタがかかっていないか確認
①日付をクリックして期間を指定
直近1年間のデータが欲しいため、開始日を”前年の前月1日”にし、終了日を”昨日”の日付に設定
※今日が2025年7月20日の場合は、開始日を”2024年6月1日”、終了日を”2025年7月19日”に指定
①「表示項目」をクリック
②「表示項目を変更」をクリック
次の画面に進む
右側の項目は「✕」を押して、すべて削除
※次の手順で追加する項目がある場合は、削除せずにそのまま残しておいてよい
左側の表示項目一覧から、それぞれ下記のタブ・項目をクリック→追加
※検索窓から項目名を検索して追加することも可能
下記の項目をすべて追加したら「適用」をクリック
タブ | 追加する項目 |
パフォーマンス | 表示回数、クリック数、費用 |
コンバージョン | コンバージョン |
属性 | キーワード |
①「ダウンロード」をクリック
②「その他のオプション」をクリック
→ ファイル形式を「Excel .csv」、分割を「月」、”次を含める”で「タイトルと期間」を選択
→「ダウンロード」をクリックして完了
追加でCV別にレポートを作成する場合は、
ひとつ前の手順のダウンロード画面で分割に「コンバージョン アクション」を追加
→ダウンロードして完了
※表示項目に「コンバージョン」が含まれている必要がある
2-4. 広告レポート
①「キャンペーン」を選択
②「分析情報とレポート」を選択
③「広告」をクリックし、広告の管理画面を開く
①ビューで「すべてのキャンペーン」を選択
②フィルタでそれぞれ「すべて」を選択
③何もフィルタがかかっていないか確認
④フィルタを追加で「すべて」を選択①日付をクリックして期間を指定
直近1年間のデータが欲しいため、開始日を”前年の前月1日”にし、終了日を”昨日”の日付に設定
※今日が2025年7月20日の場合は、開始日を”2024年6月1日”、終了日を”2025年7月19日”に指定
①「表示項目」をクリック
②「表示項目を変更」をクリック
次の画面に進む
右側の項目は「✕」を押して、すべて削除
※次の手順で追加する項目がある場合は、削除せずにそのまま残しておいてよい
左側の表示項目一覧から、それぞれ下記のタブ・項目をクリック→追加
※検索窓から項目名を検索して追加することも可能
下記の項目をすべて追加したら「適用」をクリック
タブ | 追加する項目 |
パフォーマンス | 表示回数、クリック数、費用 |
コンバージョン | コンバージョン |
①「ダウンロード」をクリック
②「その他のオプション」をクリック
→ ファイル形式を「Excel .csv」、分割を「月」、”次を含める”で「タイトルと期間」を選択
→「ダウンロード」をクリックして完了
追加でCV別にレポートを作成する場合は、
ひとつ前の手順のダウンロード画面で分割に「コンバージョン アクション」を追加
→ダウンロードして完了
※表示項目に「コンバージョン」が含まれている必要がある
2-5. 地域レポート
①「キャンペーン」を選択
②「分析情報とレポート」を選択
③「レポートエディタ」をクリックし、レポートエディタ画面を開く
①ビューで「すべてのキャンペーン」を選択
②フィルタでそれぞれ「すべて」を選択
③何もフィルタがかかっていないか確認
「レポートの作成」をクリック
①日付をクリックして期間を指定
直近1年間のデータが欲しいため、開始日を”前年の前月1日”にし、終了日を”昨日”の日付に設定
※今日が2025年7月20日の場合は、開始日を”2024年6月1日”、終了日を”2025年7月19日”に指定
①の検索窓で、以下の必要な項目をそれぞれ検索
②の欄に検索結果が表示される
→それぞれ項目をドラッグ&ドロップ、またはクリックして「③行」と「④列」に追加
種別 | 追加する項目 |
③行 | 地域(ユーザーの所在地) 市区町村(ユーザーの所在地) |
④行 | 表示回数、クリック数、費用、コンバージョン |
※検索する際に、上記の項目をコピーしてお使いください。
※検索せずとも②の欄に上記の項目があれば、それを追加しても問題ありません。①「ダウンロード」
②「Excel .csv」をクリックして完了。
※「③名前を付けて保存」をしておくことで、後から内容を見直したり、編集・再出力したりする際に役立つ
3. まとめ
今回は、
Google広告の成果を正しく把握・分析するために役立つレポートの種類と、
その出し方について解説しました。
レポートの活用は、
現状の課題や改善点を見つけ、今後の運用戦略に活かすうえで重要なステップです。
ぜひご紹介した手順を参考に、日々の広告分析に役立ててみてください。
※本記事は当社の見解を含んでおり、効果や成果の向上を保証するものではありません。