みなさま「セグメントって何?」と質問された時に答えることはできるでしょうか?
ニュアンスや意味をなんとなく想像することはできるかもしれないですが、誰かに説明するとなると意外とすぐに説明できる人は少ないのではないでしょうか。
今回は、マーケティングにおいて頻繁に使用されるセグメントについてのお話です。また、Googleアナリティクスを使用する際に知っておきたいセグメントの切り方について紹介していきます。
1. セグメントとは?
セグメントという単語はマーケティング領域においてよく使用されますが、もともとは英語の「segment」からできた言葉であり、区分や区切りといった意味を持ちます。マーケティングの領域において使用される際は、対象となるユーザーの年齢・性別・収入などの区分を示します。つまり、ある特定の条件を元にグループ分けされた集合のことを指します。
広告や宣伝、ブランディングの施策を行う際にセグメントを区切ることによって、より詳細にデータを収集することができ、効果の高いマーケティング戦略を行うことが可能となります。
一般的にマーケティングでは以下のものが代表的なセグメントとして用いられます。
広告を配信し、成果を分析する際に上記のセグメントに切り分けて分析することで、効果の高い施策を講じることができますので、ぜひ実践していきましょう!
ここからは、Googleアナリティクスクスでセグメント機能を使ってできることについて説明していきます。
Googleアナリティクスクスのレポートでは、セグメントを選択してレポートを表示することが可能です。Googleアナリティクスでは様々なデータを集計しており、セグメントを使用することによって色々な面からデータを見ることができます。
行動やユーザーをセグメントで絞り込むと、属性ごとのサイト回遊の動きやセッション数が明確になります。どのような属性のユーザーがどのような動きをするのかが明確になり、より精度の高い分析結果を出すことができます。
2.Googleアナリティクスにおけるセグメント機能の使い方
Googleアナリティクスでのセグメント機能の使い方を説明していきます。
コンバージョンに至ったユーザー(目標URLに到達したユーザー)数の推移を表したグラフが以下のものであり、これをセグメントを利用してリピーターの動きを参照します。
①+セグメント追加のボタンをクリックします。
②下の画像の画面に切り替わったら、今回はリピーターの動きを数値化して確認するので、リピーターを選択して適用をクリックします。
③赤枠の中の数値を確認すると、すべてのユーザーのコンバージョン率が1.3%であるのに対し、リピーターのコンバージョン率は3.97%となっており、非常にコンバージョン率が高いことがわかります。
このように特定の属性にあたるユーザーのコンバージョン率や平均ページセッション時間などを確認できます。初期設定のセグメントにはリピーター以外にも、男女や直帰セッションなどがあります。
3.セグメントの使い方応用編
次に応用的なセグメントの使用方法を紹介していきます。セグメントは初期設定のものはもちろん使用可能ですが、自分でカスタムして使用することも可能です。
①+セグメントを追加ボタンを押し、+新しいセグメントを押します。
②すると下の画面が表示されるので、赤枠の中で表示させたいセグメントを作成します。
今回は、セッション数2回以上のユーザーとセッション数1回のユーザーのセグメントを作成しました。
セッション数2回以上のユーザーとセッション数1回のユーザーのコンバージョン数やコンバージョン率を見るとセッション数2回以上のユーザーのコンバージョン率が圧倒的に高くなっていることがわかります。
4.まとめ
いかがでしたか?
Googleアナリティクスでセグメントを活用することで、属性別のユーザーの動きが見えて、より詳細な分析を行うことができます。
詳細な分析を行うことで、課題にコミットする施策を行うことが可能となるので成果に繋がっていきます。みなさんもぜひGoogleアナリティクスでセグメント機能を活用してみて下さい。
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