Facebook広告は、全世界のインターネット広告市場においてGoogleに続く世界2位の規模を誇る巨大広告プラットフォームです。
Facebookの会員情報を基にした、非常に詳細なターゲティングが特徴です
ここを攻略しないことにはインターネット広告の成功はない…ということで、
今回は数あるFacebook広告のメニューの中でも「コンバージョンの獲得」に特化したオススメのターゲティングを3つに厳選してご説明します。
1.Facebook広告の特徴
Facebook広告の特徴は以下の3つです。
・世界No.1のアクティブユーザー数を誇るデータ量
・日本ではFacebook以上のユーザー数を持つInstagramにも配信
・豊富なユーザーデータから詳細なターゲティング
一つずつ、簡単にご説明していきます。
1-1.世界No.1のアクティブユーザー数を誇るデータ量
2019年3月時点で、Facebookの全世界アクティブユーザー数は月間23億人と言われています。
これは他のSNSには到底破りようのない記録です。
※Instagram10億(アカウント)、Twitter3億(アカウント)、Pinterest2.5億参照:2019年8月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ
これだけ多くのユーザーのプロフィールや行動データを保持しているため、広告のアルゴリズムもかなりの精緻化が測られています。
そのため広告の入札に関しても、基本的には自動入札が推奨されており、クリエイティブの調整に工数をかけられるのもメリットです。
1-2.日本ではFacebook以上のユーザー数を持つInstagramにも配信
世界的にはFacebookのユーザー数が断トツで多いですが、国内では事情が変わります。
国内の月間アクティブユーザーはInstagramが3,300万人、Facebookが2,800万人と既にユーザー数が逆転しているのです。
FacebookはInstagram内の広告枠を独占しており、20~30代のユーザーへのアプローチを得意としています。
1-3.豊富なユーザーデータから詳細なターゲティング
これらの豊富なデータ量から、様々なデータを収集しています。
生年月日、性別やデバイスなどの基本的なデータから居住地や年収(アメリカのみ)、興味関心のあるコンテンツまでを網羅し、商材のターゲットとなるユーザーに対して確実に広告を配信することが出来ます。
2.Facebook広告の配信面
広告の主な配信面のうち、メインとなるのは以下の3つです。
・Facebookフィード
・Instagramフィード
・Instagramストーリーズ
他にも以下のような場所に広告が配信されます。
・Facebook右側広告枠
・Facebookメッセンジャー枠
・オーディエンスネットワーク枠
※オーディエンスネットワークの掲載イメージ
画像参照:Facebook公式
3.Facebook広告のターゲティングについて
今回は「コンバージョン獲得」を目的としたキャンペーンでのお話となります。
Facebook広告のターゲティングができるオーディエンスは多岐にわたりますが、3つに分類すると以下となります。
・コアオーディエンス
・カスタムオーディエンス
・類似オーディエンス
それぞれの概要と、活用方法をご紹介します。
3-1.コアオーディエンス
ユーザーの基本データや利用状況によってターゲティングが行える機能です。
調整可能な項目は、以下となります。
・生年月日(年齢)
・性別
・居住地、現在地
・学歴、職歴
・興味、関心
・プラットフォーム(Facebook, Instagramなどの配信先の大分類)
・閲覧デバイス
・閲覧ブラウザ
etc.
新しく広告配信を始める際は、ターゲットとなるユーザー層に合わせてコアオーディエンスの絞り込みを行うことをオススメします。
既に運用しているアカウントをお持ちの方は、各項目でレポートを抽出してみると、意外なところで獲得効率のロスがあることが分かります。
「興味関心ってどんなターゲティングができるの?」という方は、以下の記事に全項目が掲載されているのでご参考ください。
ものすごい種類のオーディエンスから選択することが出来ます。
参考:こんなセグメントもできるの?Facebook広告のターゲティング項目を紹介します!
3-2.カスタムオーディエンス
コアオーディエンスのように元から用意されているものではなく、広告主が収集したデータを用いてオーディエンスを作成する機能です。
具体的には、WEBサイトの訪問者や、自社の顧客データ(メールアドレスなど)からオーディエンスを生成します。
これを活かすことで、以下のようなターゲティングが可能です。
リターゲティング
サイト訪問者をオーディエンス化することで、一度サイトに訪れたコンバージョン見込みの高いユーザーをターゲティング出来ます。
更に、訪問者のサイト滞在時間も計測しており、滞在時間の上位25%、10%、5%でそれぞれオーディエンスを作成することが出来ます。
元々の訪問者数が少ないとインパクトが小さいため、オーディエンスのサイズが5,000~10,000以上の場合に設定すると改善が見られることが多いです。
顧客へのターゲティング
メルマガ会員などの顧客情報をアカウントに入稿することで、自社の顧客向けに広告を配信することが出来ます。
ECサイトなど、継続して利用するサービスでは大変有効な施策です。
入稿したメールアドレスとFacebookのアカウント情報とがマッチング、というケースも一定の割合で起きるため、最低300~1,000ほどの会員情報があると配信の傾向も見やすくなり改善施策も打ちやすいです。
3-3.類似オーディエンス
上記のカスタムオーディエンス内のユーザーに類似したユーザーを探し出し、オーディエンス化する機能です。
これがFacebook広告の真髄と言っても過言ではなく、GoogleやYahooのディスプレイ広告と比べても(あくまで体感値ですが)精度が高いように感じます。
中でも「コンバージョンユーザー」の類似ユーザーは獲得見込みが非常に高く、運用を進めていく上でぜひ実装したいターゲティングとなります。
オーディエンス生成の基となるコンバージョン数は多いほど良いですが、100ほどあれば類似オーディエンスを作成することが可能です。
4.最後に
この記事が、Facebook広告を始めるきっかけに、また更なる改善のきっかけとなれば幸いです。
今回はターゲティングに関してお話ししましたが、Facebook広告では画像やテキストなどのクリエイティブも同じように重要です。
弊社には通算100社以上のFacebook広告運用実績があります。
Facebook広告で課題を感じている方、これからFacebook広告を始めたい方は、一度ご相談ください。