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【初心者でもわかる】データフィードとは?

更新日:2025年12月03日

【初心者でもわかる】データフィードとは?

みなさまはデータフィードをご存知でしょうか。

最近よく耳にするという方や聞いたことはあるけど
理解はできていないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、
初心者の方にもわかりやすいようにデータフィードの基礎をお伝えします!

1. データフィードとは?

データフィードとは、
自社の商品データを広告配信媒体(Google、Meta、Criteoなど)の仕様に合わせて
変換・送信する仕組みのことです。

例えば、
求人サイトのケースで考えてみましょう。

■ ユーザーの行動に合わせた広告配信の例

求職者が求人サイトで特定の職種や勤務地の求人を閲覧したとします。
その行動履歴データを基に、他のWebサイトやSNSを閲覧している際に、
その求職者が興味を持ちそうな別の求人広告を自動で表示させることができます。

例えば、
「東京エリアの事務職」を探しているユーザーには、
関連性の高い求人情報が広告として表示されるのです。

このように、
広告主が持つ商品リスト(この場合は求人リスト)のデータが、
広告配信先のフォーマットに合わせて自動で変換・送信されるのが
データフィードの仕組みです。

広告媒体側は、
送られてきたデータフィードと、サイト訪問履歴などのユーザーデータをもとに、
一人ひとりに最適化された広告(パーソナライズ広告)を自動で作成・配信します。

2. データフィードのメリット

データフィードの市場は右肩上がりに伸び続けており、
弊社のお客様でもデータフィードを活用した広告配信を行っている企業様も増えてきています。

データフィードを活用することで、主に以下の4つのメリットが期待できます。

  • メリット1:ユーザーごとに最適化された広告を配信できる
  • メリット2:広告のクリック率・コンバージョン率の向上が見込める
  • メリット3:複数媒体への広告展開が容易になる
  • メリット4:広告運用の工数とコストを削減できる

では、一つずつ詳しく見ていきましょう。

2-1. 【メリット1&2】ユーザーへの訴求力向上によるCPA改善

ユーザーの閲覧履歴や検索履歴といった行動データに基づき、
興味関心に沿った広告を配信するため、
画一的な広告に比べてユーザーの関心を強く引くことができます。

AmazonなどのECサイトで「この商品を見た人はこんな商品も見ています」といった
おすすめが表示されるのと同じ仕組みを、
WebサイトやSNS上の広告で実現できるとイメージしてください。

そのため、
クリック率やコンバージョン率が、
通常のディスプレイ広告などと比較して高くなる傾向にあります。

■ ユーザーの目に留まる機会が増える

一度検討した商品や関連商品が広告として表示されることで、
ユーザーは「以前見た商品だ」と認識し、広告に注意を向けやすくなります。

これにより、これまで見過ごされていた広告でも、
ユーザーの目に留まる機会が格段に増えるのです。

2-2. 【メリット3】複数媒体への広告展開が容易になる

媒体ごとにフォーマットを調整する必要はありますが、一つのマスターデータがあれば、
Google、Meta(Facebook、Instagram)、Criteo、LINEなど、
多様な広告媒体へ展開することが可能です。

2-3. 【メリット4】広告運用の工数とコストを削減できる

基本的に商品の数が増えれば増えるほど、配信したい広告が増えれば増えるほど
管理や労力、時間が必要になります。

しかし、
自社商品をデータフィードで持っていれば、
多少フォーマットを変えれば広告配信がスムーズに行うことができます。

例えば、商品の価格や在庫情報が変更になった場合、
通常であれば各広告を手動で修正する手間が発生します。

しかし、データフィードを活用していれば、マスターデータ一箇所を更新するだけで、
全ての配信広告にその変更が自動で反映されます。

これにより、広告運用にかかる工数を大幅に削減できるのです。

3. データフィード広告をうまく活用するポイント

データフィード広告の効果を最大化するためには、
以下の2つのポイントが重要です。

■ ポイント1:商品タイトルを媒体仕様とユーザー心理に合わせて最適化する

商品タイトルは、
広告のクリック率を左右する非常に重要な要素です。

文字数制限は広告媒体によって異なりますが、
実際に広告枠に表示される文字数は限られています。
※Googleは最大150文字、Metaは最大100文字

そのため、以下の点を意識してタイトルを作成することが重要です。

  • 重要なキーワードは前半に含める:ブランド名、商品名、特徴など、
    ユーザーが最も知りたい情報を冒頭に配置します。
  • 具体的な訴求を入れる:「送料無料」「20%OFF」「限定カラー」など、
    ユーザーの興味を引く具体的なメリットを盛り込みます。

■ ポイント2:データフィードの「質」を高めるPDCAを回し続ける

一度作成したデータフィードを放置するのではなく、
常に改善を続けることが成果向上の鍵です。

例えば、以下のような視点でPDCAサイクルを回しましょう。

  • タイトルのABテスト:複数のパターンのタイトルを試し、
    どちらのクリック率が高いか検証します。
  • 画像の見直し:より魅力的な商品画像に変更し、エンゲージメントの変化を確認します。
  • 必須項目以外の情報追加:色、サイズ、素材といった追加情報を充実させ、
    より詳細なターゲティングに活用します。

こうした地道な改善を繰り返すことで、広告効果は着実に向上していきます。

また、
「air data feed」のように、
データフィードの作成・管理を効率化するツールの活用も有効な手段です。

4. データフィードの活用が合う業界

データフィードの活用は、
「取り扱い商品数が多く、個別の詳細ページを持つ」ビジネスと相性が良いとされています。

具体的には、以下のような業界が挙げられます。

■ 人材業界(求人サイトなど)

求職者一人ひとりの希望職種、勤務地などの閲覧履歴に合わせて、
最適な求人情報を広告として提示できます。

求職者の求めている求人は多種多様で、
適切な求人を出すためにはデータフィードを活用することが効果を出す秘訣になります。

■ 不動産業界(不動産ポータルサイトなど)

一人暮らしの家を探しており、
都内の1Kのアパートを探しているユーザーに対しては近くの家賃相場も近く、
似たような物件を広告として出したいですよね。

そのようなときにデータフィードを活用して自動で広告を配信することで、
問い合わせ数の向上が期待できます。

■ EC業界

中でも様々な商品を抱えているECサイトになります。
Amazonや楽天などが例として挙げられます。

ユーザーが閲覧した商品やカートに入れた商品
関連性の高い商品を広告として表示することで、
購入の後押しやクロスセルに繋がります。

■ 旅行会社

様々な旅行プランがあり、旅行を選ぶユーザーは何かしらの条件があります。
予算、場所、行き方、宿、アクティビティなど選ぶ条件は様々あります。

ユーザーのデータを活用し、検討中の旅行先やプランに合わせたおすすめのツアーや
ホテルを広告配信することで、予約率の向上が見込めます。

5. まとめ

いかがでしたか。

データフィードとは、商品データを広告媒体に連携し、
ユーザー一人ひとりに最適化された広告を配信する強力な仕組みです。

正しく活用すれば、広告効果を飛躍的に高める可能性を秘めています。

しかし、その一方で「設定が複雑そう」「運用ノウハウがない」といった理由で、
そのポテンシャルを十分に活かしきれていない企業様が多いのも事実です。

この記事を読んでデータフィードにご興味を持たれた方、
現在の広告効果に課題を感じている方は、お気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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