今回の事例は、facebook広告における類似濃度の検証についてです。
類似濃度が1%であれば、類似度が高いため、より似ているユーザーへのアプローチが可能ですがそのぶん、オーディエンスサイズが小さくなってしまいます。
かといって類似濃度を2%、3%と広げるとオーディエンスサイズが大きくなりユーザー数は担保できるものの類似度が低くなる、というような事象が起きます。
結局、類似濃度はどのくらいが良いの?という疑問の元、今回は類似濃度1%、2%、3%で検証した結果を記事にしました!
サービス内容
業界:不動産
業種:住宅購入
ターゲット:30代~40代の男女
サービス内容:ハウスメーカー
KPI:展示場来店予約
実施媒体:Facebook広告
施策内容
類似濃度1%、2%、3%で獲得率や獲得単価にどのような変化がみられるのかを検証しました。
類似2%のセグメントでは類似1%、類似3%では類似1~2%のセグメントを除外設定しており、どのセグメントでも配信したバナーは同じものです。
検証結果
結果として、類似2%で最も獲得率が高く、獲得単価が低いという結果になりました。
類似2%が良かった要因として、「ちょうどよかった」という仮説が立てられるのではないでしょうか。
類似1%は類似度は高いですが、そもそも配信ボリュームが少なく配信中に当て切ってしまった可能性があります。
フリークエンシーの数値が上がり、最後は何度も同じユーザーに広告が配信されていたのではないでしょうか。
対して類似2%は、ある程度の類似度の高さを保ちつつ、配信ボリュームも担保出来たことで獲得に繋がったと考えられます。
3%まで行くと配信ボリュームはありますが、類似度が低くなってしまい、獲得に至らなかった可能性があります。
まとめ
類似ターゲティングには様々なセグメントの切り方があり、今後も様々な切り口で分析をしてみたいですね!