バナー作成の際、どんな点に気をつけて制作すればよいでしょうか?手順の一例を紹介します!
1.基本情報・競合調査
サイズ・配信する媒体・企業HPLRL・遷移先URL・ターゲット・KPIなど、企業や広告に関する情報を確認します。指定の素材があれば制作に入る前に手配していただきましょう。
それに直結して、競合だと思われる他社のバナーを確認します。どんな広告が出回っているのか、デザイン・文言ともに傾向をチェックしましょう。
Facebook広告の場合、広告ライブラリで競合の情報を確認することができます。
2.キャッチコピー作成
調べた情報を元に、キャッチコピーを作成します。
ユーザーにとって欲しい行動や、サービスの売りである事柄でアピールするなど、手法は様々です。遷移先やKPI、ユーザーインサイトを意識して作成しましょう。
今回は、例として旅行のバナーを作成してみます。
- ターゲット:20〜30代の女性
- KPI:予約
- メインキャッチコピー:女子限定!格安平日ハワイ旅
- サブコピー:初めてのご予約で最大10%OFF
サービスの売りを、女性のみ、平日限定で格安でハワイに行けるとします。通常の値段より、10%安くなると具体的な数値を見せてお得な印象にします。
3.レイアウト作成
バナーの要素が決まったらレイアウトに入ります。
一旦、漏れが無いようにすべての要素をバナーに入れます。使用する写真の候補をこの時点で入れてみてもスムーズです。
バナーに入れたら、目立たせたい文字を少し大きくするなどして自分がイメージつきやすいように配置しておきます。
また、視覚的にアピールしたいポイント・テキストの優先順位をデザインに入る前に考えておくとスムーズです。2で作成した文言をもとに、レイアウトを組んでいきます。
- 企業ロゴ
- メインキャッチコピー
- サブコピー
- 候補の写真
上記をざっくり置いてみました。後から変わるので今の時点ではかなり適当に置いています。
4.デザイン
レイアウトを決めたらやっとデザインに入ります。
作成したレイアウトを元に肉付けしていくイメージでデザインを足したり、ターゲットに合わせ、年代や性別などを加味してデザインを考えていきます。
今回のターゲットは女性なので、女性が好きなモチーフと、手書き感、丸みのあるフォントでデザインを組んでいきます。また、見てすぐにハワイだとわかる写真を使用します。
制作したバナーがこちらです。予めイメージをしておくことで時間を短縮し、デザインにかかる時間を30分程度に収めることができました。
デザインに応じて文言を多少調整したり、写真を変えたりとレイアウトの時点よりかなり違った印象になりました。
5.まとめ
いかがでしたか。
実際にデザインに取り掛かる前の準備作業が全体の80%ほどを占めています。構成や準備が非常に大切です。
バナークリエイティブのまとめサイトなども数多くあり、情報収集がしやすい環境にあります。他社のバナーを沢山見る事もとても勉強になりますし、業界ごとのテイストもありますので、じっくり研究してみましょう。
弊社でも、市場を理解したクリエイティブ提案を行なっております。一緒に課題解決をしてくれるパートナーを探している方は、ぜひ一度ご相談ください!