今回は、インターネットに情報を表示させるうえで非常に重要なタグについての基本知識を簡単に分かりやすく解説していきます。
タグって聞いたことあるけど実際どんなものなの?タグについて実は理解していない…そんな方はぜひこちらの記事で理解を深めてくださいね♪
1.タグとは?
タグとは、Webページを構成するHTMLファイルに記されたコード(文字)のことを指します。タグは様々な機能を持っており、用途によって使い分けます。
ここでHTMLファイルって何?と思った方もいるかも知れませんので、簡単に説明します。
みなさんが普段見ているウェブページはテキストや画像、動画などが表示されていますが、その裏側にはHTMLと呼ばれるプログラミング言語で構成されるHTMLファイルというものがあります。HTMLファイルでどんなテキストや画像を表示させるか、テキストはどのような色、サイズにするかなどを指示し、Webページが表示されるのです。
参考:タグについて~タグの理解と活用 - Yahoo!広告 公式ラーニングポータル
実際にHTMLファイルの中身(ソースと呼びます)を見てみると、下記のような文字がぎっしり書かれています。この文字が1つ1つ指示を出して、ページが表示されるのです。
Webページ上でCtrl+Uを押すとソースが見れるので、ぜひ見てみてください。このHTMLファイルに目的に合ったタグを書き込み、様々な指示を与えます。
豆知識
タグを書き込むことを、タグを埋め込む、タグを設置すると表現します。
それでは、ここからWeb広告に必要なタグの種類と機能について説明していきます。
2.タグの種類と機能について
タグには大きく4種類あります。それはコンバージョン測定タグ、リターゲティングタグ、HTMLタグ、そしてツール制御ツールです。
豆知識
Webマーケで使用されるタグは、ピクセル、トラッキングコード、スニペットとも呼ばれます。Facebook広告などはピクセルが主流ですね。
2-1.コンバージョン測定タグ
Web広告はテレビや雑誌とは違い、効果を数字として計測できる点で大きなメリットがあります。
たとえば、Web広告からどれくらい問い合わせが来たか、どれくらい資料請求が申し込まれたか、などその広告の効果を計測するために必要なのがコンバージョン測定タグです。(コンバージョンタグ、CVタグとも呼びます)
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このCVタグを埋め込むことで、広告効果の測定が可能になります。
参考:タグについて~タグの理解と活用 - Yahoo!広告 公式ラーニングポータル
上記の図では「コンバージョン測定タグ(CVタグ)」が「インターネットユーザーが広告Aから遷移し、商品を購入したこと」を記録しています。この記録は広告や計測ツールの管理画面から確認が可能です。
CVタグは、広告の各媒体から1つ1つ発行されます。
例:Google広告ならGoogleのCVタグ、Yahoo広告ならYahooのCVタグ、など
基本的にCVタグは計測したい箇所に設置します。(サンクスページが主)
例:資料請求の申し込み完了ページ、電話発信ボタン、商品購入支払い完了ページ、など
2-2.リターゲティングタグ
次にリターゲティングタグについてです。
そもそもリターゲティングとは広告配信手法の1つで、一度サイトに訪れたことのあるユーザーに広告を配信するターゲティングです。このリターゲティングを行うために必要なタグがリターゲティングタグ(リタゲタグとも呼びます)です。
リタゲタグは、ユーザーがサイトに訪れたかどうかを計測し、訪れたユーザーをマーキングするために機能してくれます。正確には、リタゲタグが設置されたページに訪問したユーザーにCookie(印のようなもの)が付与され、そのユーザーに対してターゲティングすることが可能になるのです。
また、リタゲタグは基本的に自社の全てのページに設置します。
例:ホームページ、広告のランディングページ、サンクスページ、など含む全てのページ
2-3.HTMLタグ
HTMLで構成されたタグをHTMLタグと呼びます。
HTMLタグにはaltタグとmetaタグがあります。
altタグは画像の内容を明確にさせたいときに使用します。これにより、検索エンジンが画像の内容を理解することができます。
一方で、metaタグはメタ情報を記述するときに使用します。メタ情報とはWebページ自体に表示される情報ではなく、Webページの概要や著者情報等を指します。
2-4.ツール制御タグ
ツール制御タグは、特定のツールを利用するためのタグです。ABテストツール、ヒートマップツールを利用したいときにツール制御タグを使用します。
このタグをWebページに設置することで、ユーザーの流入経路や離脱した箇所等を確認することができ、改善に役立てることができます。
3.タグを設置するときに注意すること
タグを設置する際には下記の点に注意しましょう。
・複数のタグで1つの指示を出すこともある
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
3-1.正しい場所にタグを設置する
タグを正常に作動させるためには、正しい場所に設置することが重要です。
例えば、コンバージョン測定タグを設置する場合は、申込完了画面などのページにタグを設置しましょう。
また、タグによって設置する場所が決まっています。
正常に動作するには正しい場所に設置されている必要がありますので、注意しましょう。
3-2.複数のタグで1つの指示を出すこともある
一つのタグで一つの命令を出すものもありますが、複数のタグが必要な場合もあります。
複数のタグが必要な場合は、それぞれのタグを設置する順番に注意しましょう。
順番通りに設置されていない場合は、希望通りの動作にならないこともあります。
タグを設置した後は、Webページを実際に表示して、意図しない動作がないかどうかを確認しましょう。
4.タグマネジメントツール
タグは便利ですが、各媒体毎にCVタグやリタゲタグが必要だったり、それに加えてGoogleアナリティクス(GA)を使う場合はGAタグ、ヒートマップツールを使う場合は専門のタグ、と言ったように複数のタグを設置、管理しなければなりません。
そこで一括管理することが出来る便利なツールが、タグマネジメントツールです。このタグマネジメントツールから発行した1つのタグをページに設置することで、様々なタグに変身し機能してくれる画期的なツールなのです。
代表的なタグマネジメントツールは下記の2つです。
・Yahoo!タグマネージャー(略してYTM)
弊社では、機能の豊富さと使いやすさからGTMを推奨しています。
5.まとめ
いかかでしたか?
今回はタグについて説明しましたが、サイトの構造を知らない方にとっては難しい内容ですね。
しっかり理解するためには専門的な知識を身につける必要があります。この記事で知らないワードがあれば調べ、何度も読み返し知識をつけていっていただければと思います。
ご不明な点があればお気軽に弊社へお問い合わせください♪広告運用の際は、タグの設置、設定など全てお任せいただいておりますのでご安心ください!最後までご覧いただき、ありがとうございました(^^)