CVに繋がりやすいLPの長さはどのくらいが適切なのでしょうか?
今回はLPの長さはどのように決めればいいか、長短それぞれの商材の違いや作成時のポイントを紹介します。
1.商材により適切なLPの長さは異なる
1-1.短いLPに最適な商材例
1-2.長いLPに最適な商材例
2.最適な長さのLPにするポイント
2-1.短いLPの制作ポイント
2-2.長いLPの制作ポイント
3.まとめ
1.商材により適切なLPの長さは異なる
そもそもLPはCV(購入や申込みなど)を施すためのページになりますので、商材によりLPの目的は異なります。そのため、LPの長さは商材の性質と深く関係しています。
1-1.短いLPに最適な商材例
短いLPになる理由は、商材のもつ元々の性質に関係があります。
- 無料の商材
- 認知度すでに高い商材
- 信頼性が高い商材
無料の商材についてはユーザーにとって申込みハードルが低いため、執拗な営業トークや付加価値をつけるような表記は不要です。
ユーザーが心変わりする前にCVしてもらうよう、LPは短く端的な内容にすることが重要です。
商材例:トライアル商品/ゲーム/ソフトウェア 等
ブランドネームなどで既に認知度が高い商材については使用方法や商品概要は最低限とし、短く端的にまとめることでユーザーにストレスを与えずCVに繋がりやすいLPにすることができます。
また、認知度が高い商材の場合インパクト付は重要ですので、全体的なデザインは特に気を配ったほうが良いとされています。
商材例:映画の告知/車/有名企業の飲料や食品 等
ブランドが確立された信頼性が高い商材や、医療機関や行政などの公共性が高い商材については既に信頼感を醸成できているため、証拠や証言・開発経緯などは不要です。信頼感がすでにあるため、キャンペーンなどの特典をつけることでよりCVに繋がりやすいLPにすることができます。
商材例:医療機関/行政/チャリティー 等
1-2.長いLPに最適な商材
短いLPとは逆に、長いLPになることにも理由があります。
- 単価が高い商材
- 認知度が低い商材
- 効果が期待できなさそうな商材
そもそもの単価が高い商材の購入やお申込みについては、ユーザーが躊躇するのが一般的です。そのため、商材の付加価値や購入の説得材料となるコンテンツを多く配置する必要があるので、LPが長くなる傾向があります。
商材例:エステ/脱毛サロン/投資用商材 等
ユーザーは初めて見る企業名や商品やサービスについて警戒心を持ちやすいため、実績(権威付け)や証拠(口コミ)などを一定量掲載し、世間で評価されている根拠を掲載することで、LP自体が長くなる傾向があります。
商材例:化粧品/サプリメント/認知の低いブランドの商品・サービス
情報商材やセミナーなどは、ブランドネームや講師がよほど有名でない限り警戒心をもつユーザーがほとんどだと思います。
そのため、ユーザーの持つ不信感を1つ1つ払拭していく必要があり、結果的にページが長くなる傾向にあります。
商材例:情報商材/セミナー 等
2.最適な長さのランディングページにするポイント
LPの適切な長さは、商材元々のもつ性質が高ければ短め、低ければ長めにする必要があるということがわかりました。ここでは長い場合と短い場合、それぞれのLPを制作する場合のポイントを紹介します。
2-1.短いLPの制作ポイント
短いLPはコンテンツ量が少ないため、シンプルに印象が残るLPにすることが重要です。
- 要素を大きくし、コンテンツを最低限にする
- 文字量や文字強調に配慮する
全体的なデザインはユーザーの印象に働きかけるよう、見せ方に気を配る必要があります。画像を大きめにメリハリの効いたデザインにするのがオススメです。
文字量が多いと長く見づらいLPとなってしまうため、商材の特徴をおさえた短めの文字量にする必要があります。
また、特に読ませたい文字については太字や文字色を付ける等して強調することでユーザーの目線が集まり、より伝わるLPとなります。
2-2.長いLPの制作ポイント
長いLPはユーザーが流し読みしても情報がしっかりと伝わるようにすることが重要です。
- ユーザーの目が飽きない工夫をする
- CVボタンの配置場所に気をつける
短いLPについてもメリハリのついたインパクトのあるLPにすることをポイントとして上げましたが、長いページはコンテンツの量もおおくなるため、コンテンツごとにデザインに差をつけることでユーザーの目を飽きさせない効果があります。
長いLPはユーザーがCVしたいと思うポイントが多数あります。そのため、どの箇所でCVが起きそうか、ユーザー分析を行った上でストーリー設計をしっかりと行いCVボタンの位置を決定する必要があります。
3.まとめ
いかがでしたか?
今回はLPの最適な長さについてご紹介しました。商材の特性により配置する必要があるコンテンツは異なるため、必然的に長さが違ってきます。LPを最適な長さにするためには、商品の特徴を知り事前のユーザー分析を行った上でストーリ設計を行い、配置するべきコンテンツが定めることが重要です。
また、長いLPと短いLP、どちらで作成したら良いか悩んだらA/Bテストをしてみることもオススメです。