
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)を運用する中で、
「広告が不適切なサイトに表示されてしまった」
「ブランドイメージに合わないサイトで配信されている」
といった経験はありませんか?
このような課題を解決するのが、プレースメントの除外設定です。
適切にプレースメント除外を設定することで、
ブランドセーフティを確保しながら獲得の効率化を図ることができます。
本記事では、
YDAにおけるプレースメント除外の基本概念から具体的な設定方法までを詳しく解説します。
1. プレースメント除外とは?
一般的に、広告の配信先(ウェブサイトやアプリ)を
「プレースメント(または、プレイスメント)」と呼びます。
プレースメント除外とは、
ディスプレイ広告において、
広告を配信したくない特定のサイトやアプリを指定し、そこへの広告配信を防ぐ機能です。
YDAではプレイスメントターゲティングを使用して、
特定のウェブサイトやアプリのURLを配信対象外に設定することで、
プレースメント除外が可能になります。
2. プレースメント除外のメリット
プレースメント除外を行うことで、以下のようなメリットが期待できます。
■ ブランドセーフティの確保
まずはブランドイメージの保護です。
不適切なコンテンツを含むサイトや、
企業の価値観に合わないサイトに広告が配信されることを防げます。
■ 獲得効率の向上
商品やサービスとの親和性が低いサイトや品質の低いサイト、
またはターゲットユーザーが少ないサイトなどを配信除外することで、
以下のような広告配信の効率化が見込まれます。
- CVR(コンバージョン率)の向上:
ターゲットに適したサイトでの配信により、成果につながりやすくなる - CPA(獲得単価)の改善:
効率的な配信により、1件あたりの獲得コストを削減できる
■ ターゲティング精度の向上
プレースメント除外を活用することで広告配信の無駄を減らし、
下記のような観点でターティング精度の向上が見込めます。
- 親和性の高い”ユーザー”に集中して配信可能:
商品やサービスとの関連性が高いユーザーに広告が配信されやすくなる - 親和性の高い”配信先”に集中して配信可能:
商品やサービスとの関連性が高い配信先に広告が配信されやすくなる
3. プレースメント除外の設定方法
YDAにおけるプレースメント除外の設定は
プレイスメントターゲティングを活用します。
■ 主な手順
① 除外するプレイスメントリストを作成
② プレイスメントリストを広告グループに除外設定
プレイスメントリストとは、
配信または配信対象外とするウェブサイト・アプリのURLリストのことを指します。

3-1. 除外するプレイスメントリストを作成する
■ プレイスメントリストの種類
プレイスメントリストには、
標準リストと除外専用リストの2種類があります。
種類 | 標準リスト | 除外専用リスト |
説明 | 広告グループに配信対象または 配信対象外として設定するリスト |
広告グループに配信対象外として のみ設定するリスト |
リスト 作成可能数 |
1アカウントあたり最大100件 ※除外専用リストとあわせた数 |
1アカウントあたり1件のみ |
URL 登録上限数 |
1リストあたり最大1,000件 | 1リストあたり最大10,000件 |
プレイスメントリストに登録したURLと前方一致、
または後方一致するURLのウェブサイトやアプリが
プレースメントターゲティング(今回はプレースメント除外)の対象となります。
一致しない場合は対象とならないため、正確に登録するようにしましょう。
■ プレースメントリストの作成方法
① 広告管理ツールの右上「ツール」をクリック
② ライブラリーの「プレイスメントリスト」をクリック③「プレイスメントリストを作成」をクリック
④「標準リスト」または「除外専用リスト」を選択
⑤ プレイスメントリスト作成画面で、プレイスメントリスト名の入力、URLの登録を行う
※URLの登録は「URL・配信先名を検索して選択」と「手動でURLを入力」の2パターン方法があります。
⑥ 任意で説明欄を記入
⑦「保存」して完了
下記にURLの登録方法を記載します。
■ 方法①:URL・配信先名を検索して選択
広告の配信実績があるウェブサイトやアプリのURL一覧から、URLを選択できます。
① 検索キーワードを指定してURL・配信先名を検索
② 配信先名の表記があるURLで絞り込む
③ 選択したURLを登録
④ 配信実績のあるURL候補一覧が表示(最大10,000件)
※URLは、ドメイン、ディレクトリ(第2階層目まで)単位で表示されます。
⑤ URLごとの実績に基づく参考値が表示
※yahoo.co.jp/ad.line.me/familyapp.line.meは参考値が表示されません。
⑥ 配信先が取得できない不明なURLも追加したい場合はチェック
⑦ 該当URLの「有効」「無効」ステータスを変更可能
※リストには登録するものの一時的に無効したい場合などに使用します。
⑧ プレイスメントリストに登録済みのURL一覧が表示
■ 方法②:手動でURLを入力
手動でURLをプレイスメントリストに登録します。
① 登録するURLを改行で区切って入力
※URLのドメイン・ディレクトリ入力ルールは以下の通りです。
文字数 | ドメイン・ディレクトリは合計250文字まで |
階層 | ・ドメインは階層数に制限なしーーーー- ・ディレクトリは第2階層目まで設定可能 ○ example.domain.com/abc1-- ○ example.com/abc1/abc2--– ✕ example.com/abc1/abc2/abc3 |
スラッシュ記号 | 末尾のスラッシュは削除する ○ example.comーー— ✕ example.com/ーー– ✕ example.com/abc1/ |
使用可能な 文字・記号 |
ドメイン:半角英数字と下記の半角記号 「.(ピリオド)」「-(ハイフン)」 ディレクトリ:半角英数字と下記の半角記号 「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」 「.(ピリオド)」「!」「~」「*」「’」「(」「)」 「;(セミコロン)」「/」「&」「:(コロン)」 「@」「=」「+」「$」「,(カンマ)」「%」 |
使用不可能な 文字列 |
プロトコルヘッダ(http:// https:// など) ✕ http://example.com22// ポート番号(:80 :8080など)ーー- ✕ example.com:8080123= ハッシュ、クエリー、ファイルなど ✕ example.com/#abc123= ✕ example.com/?abc=123 |
大文字・小文字 | すべて小文字または大文字での入力が可能だが、 大文字で入力した場合は、小文字に自動変換される |
② URL入力欄に入力したURLを登録
③ 配信先が取得できない不明なURLも追加したい場合にチェック
④ 該当URLの「有効」「無効」ステータスを変更可能
※リストには登録するものの一時的に無効したい場合などに使用
⑤ プレイスメントリストに登録済みのURL一覧が表示。
※画像引用/参考(出典:LINEヤフー株式会社 プレイスメントリストの作成 2025年6月閲覧)
3-2. プレイスメントリストを広告グループに除外設定する
プレイスメントリストを広告グループに配信対象外として設定します。
設定には、2パターンの方法があります。
- 「プレイスメントターゲティング一覧画面から設定」
- 「広告グループ設定画面から設定」
■ プレイスメントターゲティング一覧画面から設定
① サイドメニューの「プレイスメント」
②「編集」をクリック
③ 設定する広告グループにチェックを入れて「決定して進む」をクリック
④「プレイスメントリストを指定して配信」を選択
⑤ 設定するリストで「配信」または「除外」を選択
⑥「設定」をクリックして完了
※ここで入札価格調整率を設定することも可能です。
■ 広告グループ設定画面から設定
①「広告グループを作成する」画面、または「広告グループ設定」の編集画面を開く
②「プレイスメント」をクリック
③「プレイスメントリストを指定して配信」をクリック
④「プレイスメントリストを指定して配信」を選択
⑤ 設定するリストで「配信」または「除外」を選択
⑥「作成」または「保存」で完了
※ここで入札価格調整率を設定することも可能です。

4. まとめ
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)におけるプレースメント除外は、
ブランドセーフティの確保や獲得の効率化などを図るうえで重要な機能の一つです。
また設定後は、
プレースメント別の実績を確認・検証していくことが大切です。
レポートの確認方法は以下で詳しく解説していますので、ぜひそちらをご覧ください。
※本記事は当社の見解を含む情報提供を目的としたものであり、記載内容による成果の向上を保証するものではありません