SEOでソーシャルメディアを活用すると、実際にどのような効果があるのか気になっていませんか。
この記事では、ソーシャルメディアの活用によってSEOに与えられる影響や、メリットなどを解説していきます。
情報を拡散するときのポイントや流れも紹介するので、SEOへの影響をまず知りたい方や、これからソーシャルメディアを活用しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
1.そもそもソーシャルメディアでSEOの対策は可能?
2.SEOでソーシャルメディアを活用するメリット
3.ソーシャルメディアで情報を拡散するポイント
4.SEOとソーシャルメディアを併用する流れ
5.SEOのためのソーシャルメディア活用で注意すべきこと
6.まとめ
1.そもそもソーシャルメディアでSEOへの対策は可能?
ソーシャルメディアは情報を拡散したり宣伝したりするのに便利ですが、SEOへの対策で利用できるのか疑問を抱く人は多いでしょう。
ソーシャルメディアをSEOに活用する場合、以下2点に留意することが大切です。
◎サイテーションや拡散によって間接的な影響を受ける
それぞれどのような意味なのか解説していくので確認していきましょう。
1−1.公式によると直接的な影響はない
Googleによると、ソーシャルメディア内でサイトが宣伝されたとしても、直接的な影響はないとされています。
なぜなら、ソーシャルメディアからのリンクを受けても、リンク先をクロールしない「nofollow」に設定されるからです。
フォロワーを増やして継続的な情報発信を続けても、必ず検索順位が上昇するというわけではないので注意が必要です。
参考:English Google Webmaster Central office-hours hangout|Google Search Central
1−2.サイテーションや拡散によって間接的な影響を受ける
ソーシャルメディアによる直接的な影響はないものの、情報発信を続ければ間接的な効果が見込めます。
サイトが有名になってさまざまなメディアに紹介されたり流入が増えたりすれば、良質なコンテンツを提供しているとして評価される可能性があるからです。
サイトが認知されるまで時間はかかりますが、地道な対策でサイテーションや被リンクの獲得を目指しましょう。
2.SEOでソーシャルメディアを活用するメリット
SEOでソーシャルメディアを利用するメリットは以下の2つです。
◎幅広い世代にアプローチできる
それぞれの利点について解説していきます。
2−1.高い拡散力が期待できる
ソーシャルメディアの強みは「いいね」やリポストによって情報の拡散が期待できることです。
特に、文章をメインコンテンツとするXでは、拡散に貢献してくれる機能が多数存在します。
情報を広く拡散するには注目をひけるようなコンテンツ作りが大切です。
思わず「いいね」やリポストをしたくなるように、ビジュアルやコピーを活かしたコンテンツを制作しましょう。
2−2.幅広い世代にアプローチできる
スマートフォンを持つことが当たり前になった現在では、世代に関わらず多くの人がソーシャルメディアを活用しています。
普段、自社サイトに訪れないような人にも認知してもらえる可能性があるので、ソーシャルメディアで幅広いユーザーにアプローチしていきましょう。
ただし、サービスによっては使っている年代や性別などに特徴があるので、ターゲットによって使い分けることが大切です。
例えばInstagramでは特に若い女性のユーザーが多く、ファッションや美容品などの訴求に向いています。
3.ソーシャルメディアで情報を拡散するポイント
ソーシャルメディアで情報を拡散するポイントは以下の5つです。
◎ソーシャルボタンを設置する
◎感情を揺さぶるコンテンツを制作する
◎広告を利用する
◎キャンペーンやプレゼント企画を行う
どうすれば効果的なアプローチができるのか確認していきましょう。
3−1.フォロワーの増加を目指す
ソーシャルメディアで情報を拡散するには、まずはフォロワーの増加を目指すことが何よりも重要です。
フォロワーが増えれば基本的なインプレッションも増加するので、おすすめなどに浮上しやすくなります。
コンテンツのトレンドやソーシャルメディアごとのアルゴリズムを把握して、効率的に運営を行えるように準備しておきましょう。
3−2.ソーシャルボタンを設置する
ソーシャルボタンは、自社サイトに設置することでXやFacebookなどのソーシャルメディア上で簡単にコンテンツの共有ができる機能のことです。
ユーザーが気に入ったコンテンツをソーシャルメディアで共有することで、拡散や認知の向上が期待できます。
また、ソーシャルボタンによって拡散された情報を確認することで、どれだけの人が自社コンテンツを気に入ってくれたのかチェックすることも可能です。
さまざまなメリットがあるので、ブログやサイトを運営する際はソーシャルボタンを有効活用していきましょう。
3−3.感情を揺さぶるコンテンツを制作する
ソーシャルメディアで情報を拡散してもらうには、ユーザーの感情を揺さぶるコンテンツを作ることが大切です。
近年では動画コンテンツへの注目度が特に上がっているので、ストーリー性のある内容やインパクトがあるビジュアルで拡散を狙っていきましょう。
動画コンテンツは冒頭5秒程度の内容で視聴の継続が決まるので、インパクトだけでなく全体の流れを意識しながら制作することも重要です。
3−4.広告を利用する
各ソーシャルメディアでは、画像や動画などを利用した広告も配信できます。
通常の投稿ではフォロワーやインプレッションがなかなか増えなくても、広告を配信することで増加する可能性があるので有効活用することがおすすめです。
ただし、広告を利用する場合は一定の知識と予算が必要になります。
人材の育成から始めると負担が大きいので、外部への発注も検討しながら導入を考えましょう。
3−5.キャンペーンやプレゼント企画を行う
ソーシャルメディアの拡散力を高めるには、キャンペーンやプレゼント企画も効果的です。
例えば、フォローや「いいね」をしてくれた人のなかから抽選で商品をプレゼントするなど、企画を行うことでユーザーを巻き込めます。
プレゼントした商品をユーザーが気に入ってくれればさらに情報を拡散してくれる可能性があるので、リソースに余裕がある場合は企画を行ってみましょう。
ただし、高級志向などのブランディングによっては過度なキャンペーンがマイナスに働くこともあるので注意してください。
4.SEOとソーシャルメディアを併用する流れ
SEOとソーシャルメディアを併用する流れは以下の通りです。
2.フォロワーの獲得
3.コンテンツの宣伝
順番に流れを解説していくので、内容をチェックしましょう。
4−1.コンテンツの充実化
SEOとソーシャルメディアを併用する際は、まずは自社サイトとSNSアカウント双方のコンテンツを充実化させることが大切です。
たとえサイト内のコンテンツが充実していても、ソーシャルメディアで発信している情報に関連性がなかったり、内容が薄かったりすると拡散力が落ちてしまいます。
逆にソーシャルメディアで良質な情報を提供しても、サイトがいまいちだと訪問したユーザーによる拡散は期待できません。
両方の対応に手を抜かないように注意しましょう。
4−2.フォロワーの獲得
コンテンツの準備ができたら、フォロワーを増やすために情報発信を続けていきます。
通常、フォロワーは一朝一夕では増えないので、継続的に優良な情報を届けることが大切です。
また、投稿に反応してくれるユーザーがいたら、コミュニケーションをとって関係性を築いていきましょう。
分析ツールなどで傾向を掴みながら、長期的な目線で対策を施してみてください。
4−3.コンテンツの宣伝
フォロワーの獲得が進んだら、サイトで取り扱っているコンテンツの宣伝を行っていきましょう。
ソーシャルメディアのユーザーに注目してもらうには、目を引くタイトルや画像などを利用することが大切です。
宣伝した後は、特にエンゲージメントが高かったコンテンツを参考にしてさらに制作を進めていくことがおすすめです。
5.SEOのためのソーシャルメディア活用で注意すべきこと
ソーシャルメディアは情報拡散力が高いことが大きなメリットですが、その分炎上のリスクがあるので注意が必要です。
誤った情報や軽はずみな発言で注目されると一気に情報が拡散されて、企業のイメージが悪くなる可能性があります。
特に、ジェンダーや宗教といったセンシティブな話題は炎上のリスクにつながる可能性が高いので慎重に取り扱いましょう。
未然に防げないケースもあるので、炎上後の対応をマニュアルなどでまとめて共有しておくことも大切です。
6.まとめ
いかがでしたか?
ソーシャルメディアはSEOに直接的な影響は与えませんが、間接的には効果を発揮する可能性があります。
情報が拡散されることでサイトの知名度や流入が増えることがあるので、積極的に発信を行うことがおすすめです。
ソーシャルメディアでのキャンペーン企画なども合わせて行いながら、効率的な情報拡散を目指しましょう。