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【運用者必見】コンバージョンが計測されない原因と対処法を解説

更新日:2026年02月25日

【運用者必見】コンバージョンが計測されない原因と対処法を解説

広告を運用していて最も焦る瞬間の一つが、
「設定したはずのコンバージョン(CV)が管理画面に反映されない」ときではないでしょうか。

本記事では、
CVが計測されない主な理由とその具体的な対処法について、現場で役立つ視点で詳しく解説します。

原因の特定から、AI学習を阻害しないための計測の重要性、さらに精度を高める最新手法まで、
運用者が今すぐ確認すべきポイントを網羅しました。

1. 【原因と対処法】コンバージョンが計測されない時の診断チェックリスト

原因を特定するためには、問題を「実装・環境・仕様・ユーザー行動」の4つの階層に分けて切り分けます。

まずは以下のリストに沿って、自社の状況をチェックしてみましょう。

1-1. 【実装層】設定の物理的なミスを疑う

まず確認すべきは、人的な設定ミスやサイト側の変化です。

■ 原因① タグマネージャーの「公開」忘れ

  • 状況
    プレビューモードでは動いているが、本番環境で反映されない
  • 対処法
    GTM等の管理画面で「公開(送信)」ボタンが押されているか、最新バージョンが反映されているかを確認する

■ 原因② IDやラベルの記述ミス

  • 状況
    タグは発火しているが、媒体側にデータが届かない
  • 対処法
    媒体発行のIDやラベルに、余計なスペースや1文字の打ち間違いがないか、コピー&ペーストを再徹底する

■ 原因③ サイト改修によるURLや要素の変化

  • 状況
    以前は測れていたのに、ある日突然止まった
  • 対処法
    サンクスページのURLが変わっていないか確認する
    また、URL指定のトリガーは、末尾に「/」が付いただけで無効になる場合があるため、
    完全一致ではなく「含む」設定にするのが安全

1-2. 【技術層】外部環境とプライバシー規制の影響

設定が正しくても、ブラウザの仕様や規制によってデータが遮断されるケースです。

■ 原因① ITP(Cookie規制)による識別情報の消失

  • 状況
    iPhone(Safari)ユーザーのCVが極端に少ない
  • 対処法
    コンバージョンリンカータグを全ページで発火させているか確認する
    また、ドメインを跨ぐ遷移がある場合は、クロスドメイン設定の検証が必要

■ 原因② URLパラメータ(GCLID等)の削除

  • 状況
    広告からサイトへ飛んだ瞬間にURL末尾の識別コードが消える
  • 対処法
    サーバー側のリダイレクト設定を確認する
    識別パラメータが消えると、媒体側は「どのクリックによる成果か」を特定できない

■ 原因③ 同意モード(Consent Mode)の影響

  • 状況
    ユーザーの同意状況によって計測が制限
  • 対処法
    同意モードを導入している場合、タグの発火条件が「同意済み」に限定されすぎていないか、
    モデリング計測が機能する設定かを確認する

1-3. 【仕様層】媒体独自のロジックによる数値の差異

「計測されていない」のではなく、「期待した場所に数字が出ていない」ケースです。

■ 原因①アトリビューションによる「計上日」のズレ

  • 状況
    昨日のCVが0なのに、数日前のデータが増えている
  • 対処法
    Google広告等は「CVが発生した日」ではなく「最後に広告をクリックした日」に数値を戻してカウント
    当日だけでなく、過去数日間の数値を遡って確認する

■ 原因② 反映までのタイムラグ

  • 状況
    CV発生直後なのに管理画面に反映されない
  • 対処法
    媒体によりますが、管理画面への反映には数時間〜最大48時間程度の時差が生じる場合がある
    一定時間を置いてから再確認する

1-4. 【ユーザー行動層】ユーザーが計測の「網」をすり抜けるパターン

技術的な設定以外で、成果が可視化できていないパターンです。

■ 原因① オフライン(電話やSNS)への遷移

  • 状況
    Webフォームではなく、電話ボタンや公式LINEへ流れている
  • 対処法
    これらも重要な成果点として、クリックイベントなどを計測対象に含めることで、運用の実態を可視化できる

■ 原因② 広告ブロックツールの利用

  • 状況
    ブラウザ拡張機能等でタグそのものが遮断されている
  • 対処法
    一定数のユーザーは遮断される
    これを補完するには、後述する拡張コンバージョンやサーバーサイド計測の検討が必要

2. 「計測不備」を放置してはいけない3つの理由

計測が正しく行われない状態を放置することは、穴の開いたバケツで水を汲み続けるようなものです。

単に「数字が見えない」以上のリスクがあります。

  • 自動入札の精度低下
    現在の広告はAIによる自動入札が主流
    CVという「正解」が入力されないと、AIはどのユーザーが優良顧客か判断できず、
    不適切な配信を繰り返してしまう
  • 不適切な運用判断
    実際には成果が出ている施策を「効果なし」と誤認して止めてしまうことは、
    自ら成長のチャンスを捨てることになる
  • 予算配分の迷走
    どのチャネルが利益に寄与しているか不透明な状態では、根拠のある投資ができず、
    運用が「ギャンブル」になってしまう

3. 計測精度をさらに高めるためのステップ

Cookieに頼りすぎない最新の計測手法を取り入れることで、データの欠落を最小限に抑えられます。

■ 拡張コンバージョン(Enhanced Conversions)

ユーザーが入力した情報をハッシュ化して活用し、Cookieが途切れても正確に紐付け直す技術です。

導入により、未検知の成果を5%〜15%程度再捕捉できる事例が多く報告されています。

■ サーバーサイド計測への移行

ブラウザ(JavaScript)を介さず、サーバーから直接データを媒体へ送る仕組みです。

ブラウザの規制や広告ブロックの影響を受けにくく、最も堅牢な計測体制を構築できます。

4. 【まとめ】正確な現状把握が改善の第一歩

コンバージョンが計測されない原因は、単純な設定ミスから複雑な技術的制約まで多岐にわたります。

  • 実装のミス(公開忘れ、IDミス)がないか
  • 技術的環境(Cookie規制、パラメータ削除)への対策は万全か
  • 媒体の仕様(計上日のズレ、タイムラグ)を正しく理解しているか

一つひとつ要因を切り分けていくことで、多くの場合、原因は特定できます。

まずは、実際のユーザーと同じ動きで「テストコンバージョン」を行い、
タグの挙動を自分の目で確認することから始めましょう。

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この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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