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ホームページリニューアルとは?概要から流れ、ポイントなどについて解説!

更新日:2023年08月14日

ホームページリニューアルとは?概要から流れ、ポイントなどについて解説!

※この記事は2023年8月14日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

マーケティングやプロモーションにおいてホームページの運用は欠かせません。

必要な情報は日々更新やカスタマイズすることが可能ですが、システムや構造的に古くなれば時代の流れに合わないケースも少なからず生じてきます。

このような場合には、ホームページリニューアルを検討することも有効です。

ホームページリニューアルの基本的な概要からリニューアルまでの流れ、注意点などについてポイントを中心に紹介していきます。

ホームページリニューアルとは?

ホームページリニューアルとは、自社のホームページにおけるシステムや構成、デザインなどを刷新し、新しいホームページに作り替えることを指します。

基本的にホームページは、日々のページ追加や修正といった更新をリアルタイムに行うことが可能です。

例えば、新商材の紹介ページを新たに追加することは更新に当たり、新たなフォームを設置したりEC機能を搭載することは改修となるため、リニューアルにはあたりません。

ホームページリニューアルは、サイト全体の見直しを行い、市場動向やユーザーニーズをふまえて新たなブランディングを一から構築したり、ユーザビリティ向上に繋げるような施策のことを意味します。 

ホームページリニューアルのタイミング

ホームページリニューアルは、サイト全体に関わる施策であるため、一時の思い付きや闇雲に実施しても意味がありません。目的を明確化し、戦略を立てた上で実施する必要があります。

その上で、ホームページリニューアルのタイミングについて紹介していきます。

①コンバージョンや成果を上げる必要がある場合

ホームページの作成は、マーケティングやプロモーション施策の一環となりますが、仮に作成・公開したとしてもコンバージョン獲得や成果につながらなければ意味がありません。

多くのユーザーを集客させたとしても、その後コンバージョン獲得に至らなければ、ホームページ内に何らかの問題が生じている可能性が考えられます。

例えば、商材購入を増やすためにECシステムを搭載したり、申し込みフォームへの導線強化などが既存のホームページでは難しいケースもあります。

このような場合には、ホームページリニューアルを行って抜本的に構造を見直すと効果的です。

②市場含めた流行やユーザーニーズへの対応

近年、ユーザー行動は多様化し、ブームやトレンドといった流行は短期化が進んでいます。

このような中で、見た目やデザイン的にも古いホームページは、それだけでユーザーの離脱率を高めてしまい、成果にも繋がりにくくなります。

例えば、スマートフォンの普及に伴い、多くのユーザーはホームページの情報をスマホ経由で確認する傾向が高まっています。

スマホ向けに最適化されていない場合には、PC画面がそのまま表示されてしまい、クリックしづらかったり、拡大縮小が面倒になる可能性も起こり得ます。

時代の流れとともにユーザーニーズを汲み取り、適切なホームページを訴求するためにもホームページリニューアルは有効です。

③企業のブランディングに応じた対応

企業によってはブランディング戦略が異なる場合もあります。

例えば、社長交代に伴うブランディング戦略の変更や、合併に伴うイメージの統合など会社として大きな方針転換が起こるケースは少なくありません。

このような場合には、ホームページリニューアルを行い、新たな企業イメージに則ったデザインや見た目に変更していく必要があります。

ホームページリニューアルは、集客やコンバージョンにも大きく影響してくる施策となります。

出来る限り従来の実績を活かしつつも、企業の戦略や価値を尊重しながらリニューアルを行うことが重要です。

ホームページリニューアルの流れ

続いて、ホームページリニューアルの流れについて紹介していきます。

ホームページリニューアルは、一般的には自社内だけでなく制作会社とともに進めていくケースが多くなります。

その上で、大きくは要件定義と開発・制作のフェーズに分類されます。それぞれのフェーズ別に紹介していきます。

①要件定義フェーズ

要件定義フェーズでは、現状の課題感や問題点をもとに、どういった目的でホームページリニューアルを行うのか、その設計までの流れを意味します。

具体的には以下の流れとなります。

(1)ヒアリング

まず、課題感を見つけ出す上で現状のホームページにおける問題点をヒアリングしていきます。

マーケティング担当はもとより、営業や商材開発、カスタマーサポートなど様々な部署からもヒアリングしていくことで、より具体的な課題を導くことが可能になります。

(2)課題設定

社内でヒアリングした内容をもとに、次に課題を設定していきます。

問題点や改善点はGoogleアナリティクスやフォームをはじめ各種システムにおいて数値・データによる分析も可能です。

PV数や離脱率、滞在時間なども参考に、現状のホームページにおける課題を設定していくと効果的です。

(3)企画立案

続いて、ヒアリングや課題設定にて固まった課題感を解決するために、ホームページリニューアルをどう構築していくのか、企画立案していきます。

ホームページリニューアル実施後に再度修正し直すには工数も時間も必要になります

そのため、ここでの要件定義が今後の制作につながっていくことを想定し、戦略的且つ具体的に確立させておくことが重要です。

②開発・制作フェーズ

要件定義が固まれば、その要件に応じて制作につなげていきます。

この開発・制作フェーズは具体的に以下の流れとなります。

(4)設計

①の要件定義で固まった情報をもとに、まずはホームページ全体の設計を行っていきます。

ディレクトリマップをもとにワイヤーフレームを作成し、CMSやプログラム、別途システム等を搭載する場合には構成もあわせて設計していきます。

この際、PCとスマートフォンではディレクトリマップやワイヤーフレームなどが異なる場合もあるため、定義した要件とともに確認していく必要があります。

(5)開発・デザイン

ディレクトリマップやワイヤーフレームが固まれば、開発・デザインの作成に入ります。CMSの構築や各種システム開発もこのタイミングで実施していきます。

なお、サイト全体に関わるデザインは、一度構築してしまうとその後の修正が難しくなる場合もあります。

色味やトンマナなどには十分留意し、あくまでユーザー目線にこだわり、目的や戦略をふまえて構築していく必要があります。

(6)ページ制作

最後に、ページ制作として肉付けを行っていきます。

コンテンツ情報をもとにHTML化を行うとともに、CMSの実装やCSSコーディングなどを行っていきます。

CMSやシステムなどを組み込む場合には、正しく反映されているのか確認していくことも重要です。

(7)反映確認

ホームページリニューアルが完了し、ページが公開されたのであれば、必ず適切に反映されているのか確認する必要があります。

インターネット環境下では、OSや端末によっては正しく動作しないケースも少なくありません。

そのため、様々なデバイスや環境下でテストを行い、リニューアル後のページを確認していくと効果的です。

ホームページリニューアルの費用

次に、ホームページリニューアルにかかる費用について紹介していきます。

ホームページリニューアルの費用は、依頼先の制作会社はもちろんのこと、その規模感や工数、システムやCMS等の活用、要件などによっても異なります。

そのため、一概にいうことは出来ませんが、一般的な相場観としては以下となります。

・小規模(10ページ前後):30万円から50万円程度
・中規模(10ページから100ページ程度):100万円から300万円程度
・大規模(100ページ以上):500万円以上

ホームページリニューアルを請け負う制作会社は多岐に渡ります。

業種業態に応じて強みやメリットがあるため、自社の要望や企画立案にて固めた要件をふまえ依頼先を選定する必要があります。

また、小規模のホームページリニューアルであれば、フリーランスで制作を請け負うケースもありますが、中規模以上であれば個人では限界もありますので、リニューアル後の運用面も含め総合的に検討していくと効果的です。

ホームページリニューアル時の注意点

最後に、ホームページリニューアル時の注意点についても紹介していきます。

ホームページリニューアルは、ある程度の期間や工数を要するため、完了後には修正が利かない場合も起こり得ます。

これからリニューアルを検討している場合には、以下の要素は注意点として押さえておくと効果的です。

①制作前の企画立案(要件定義)が重要

ホームページリニューアルを成功に導くためには、制作前の企画立案(要件定義)が重要になります。

この要件がブレてしまうと、その後の制作にも影響が出てしまい、当初のイメージとは全く異なるホームページに繋がる可能性もあります。

制作会社に依頼する場合には、どういった目的、何をどう表現するのか、戦略と合わせ具体的に分かりやすく伝えることが重要です。

その上で必要になるのが企画立案時の要件定義です。

関係者の間で連携が希薄になると、ホームページの方向性が異なる方向に行くケースは多々生じます。

このような認識のズレを防ぐ意味でも、企画立案(要件定義)を具体化しておき、担当者内で適切に共有しておくことが重要です。

②デザインにこだわりすぎない

ホームページリニューアルにおいて、デザインは一番分かりやすい要素となるため、こだわりが強くなる傾向にあります。

ユーザビリティ向上やコンバージョン獲得において、デザインは確かに重要な要素となります。

とはいえ、デザインにこだわりすぎると本来の目的からズレてしまい、間違った方向性に繋がる可能性も起こり得ます。

また、様々な担当者でデザインを確認していくと、一つにまとめるのに苦慮し、修正などによる工数が増え、納期が遅れるケースも多々あります。

デザインにこだわることは重要ですが、本来の目的や目標を見失わず、全体的な視点でリニューアルを進めていくと効果的です。

③SEOを意識した構築

ホームページをリニューアルしたところで、集客しなければ目的達成には繋がりません。

この集客を考える上で、SEOは欠かせません。

SEOとはGoogleなどの検索エンジンで上位表示させる仕組みのことを指し、様々なキーワードで上位表示されれば、自然と集客増加に繋がる可能性も高まります。

そのためには、コンテンツの内容だけでなくページ構成やサイト全体の構造を最適化していく必要があります。

このようなSEOは多くの企業で取り組んでいるため、制作会社を選定する際にSEOを意識した構築を考慮してもらえるかあらかじめ確認しておくと効果的です。

まとめ

ホームページリニューアルは、一朝一夕で出来るわけではなく、綿密な分析に伴う戦略立てが重要になります。

成果を高めたホームページリニューアルに繋げるためには、自社の目的や目標を明確化し、企画立案(要件定義)に落とし込んだうえで制作に繋げる必要があります。

今回紹介した内容も参考に、適切な流れで効果を高めたホームページリニューアルにしていきましょう。

この記事を書いた人

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