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リスティング広告の費用とは?基本的な仕組みから費用相場、費用対効果を高めるコツなどについて解説!

更新日:2023年07月31日

リスティング広告の費用とは?基本的な仕組みから費用相場、費用対効果を高めるコツなどについて解説!

※この記事は2023年7月31日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

リスティング広告は少額からでもスタートすることができるため、中小企業やスタートアップ企業を中心に費用対効果を高めた運用として導入・活用されている傾向にあります。

これからリスティング広告を始めたいと考えていたとしても「リスティング広告の費用はどどのくらいあればいいの?」で悩む企業は多く存在するでしょう。

今回は、リスティング広告の費用について、基本的な仕組みから費用相場、費用対効果を高めるコツなどについてポイントを中心に紹介していきます。

リスティング広告とは?

そもそもリスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!といった検索エンジンで検索した際に、そのキーワードに応じて表示させる広告手法のことを指します。

キーワードに応じて検索結果画面の上部や下部に表示させることができるため、検索連動型広告と呼ばれる一方で、広告をクリックして初めて課金対象となることからPPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれることもあります。

ユーザーは、日々の生活の中で感じる不安や悩み、要望といった事象に対して、その解決策を探す上で検索エンジンを活用する傾向にあります。

ユーザーニーズを読み取り、適切なキーワードで広告訴求できれば、自社のコンバージョン獲得にもつながりやすくなります。

また、リスティング広告はオークション形式となり、検索結果画面で上位に表示させるためには費用以外にも調整が必要になります。

とはいえ、クリック単価はキーワードごとに設定でき、且つ上限設定や開始・終了のタイミングも自由に調整可能なため、少額でも始めやすい特徴があります。 

リスティング広告の費用の決まり方

リスティング広告は、オークション形式とクリック課金制の仕組みを用いています。

キーワードによっては競合他社が多く、クリック単価が高騰したり、逆に全く広告が表示されずクリックもされずに終わることも起こり得ます。

リスティング広告を出稿している企業は1社だけではないため、複数社が同じキーワードで入札を行えば、検索結果画面に表示される位置が異なってきます。

リスティング広告では、キーワード単位で入札価格を調整していきますが、それとは別に1日の予算や月の予算を自由に設定することも可能です。

目的や目標に応じた設定を行い、出稿後の状況を確認しながら最適化を図っていくと効果的です。 

クリック課金制とは?

クリック課金制とは、ユーザーがクリックするごとに費用が発生するWeb広告の仕組みのことを指します。

クリックされて初めて費用が発生するため、逆にいうと検索結果画面にどれだけ広告が表示されても、クリックされなければ費用をかけずに認知度を高めることも期待できます。

とはいえ、広告文で訴求できる表現には限界もあり、まずは自社のランディングページなどに遷移させることがリスティング広告の目的でもあるため、適切にアプローチしていくことが重要です。

オークション形式とは?

リスティング広告の費用は、オークション形式によって決まります。

広告のオークションとは「検索結果画面に掲載する広告を選定するシステム」のことです。

特定のキーワードと関連性のある広告がオークションの対象となり、ユーザーが検索した時点の検索背景などが加味され、掲載順位や表示の有無が決まり検索画面に表示されます。

オークションはキーワードが検索される度に実施され、時間帯やユーザーの現在地によっても掲載順位が変化します。

この掲載順位を上位にするためには、単に入札価格だけでなく広告の品質や実績などが判断基準となります。

リスティング広告の費用相場

次に、リスティング広告の費用相場について紹介していきます。

リスティング広告の費用相場は、業種業態はもとより企業規模などによっても異なります。

自由に予算設定できることから、実際に運用している状況は多岐に渡りますが、あくまで一般的な相場観として紹介していきます。

一般的なリスティング広告の費用相場は月20万円~50万円程度

リスティング広告を実施する企業の多くは、だいたい月20万円から50万円程度の予算で運用するケースが多くなります。

この場合、仮に1クリックあたりの入札価格が100円とすると、2,000件から5,000件程度のクリックが起き、2000件から5000件程度の流入が見込める計算になります。

キーワードによってターゲットを絞ったり、表示させる地域や時間帯など、運用時の調整が細かく設定できるリスティング広告では、一般的なWeb広告よりも費用をかけずにピンポイントの訴求を行うことができます。

代理店に依頼する場合には別途手数料が必要

リスティング広告は、自社内で運用することも可能ですが、専門的な知識や実績、ノウハウなどが無かったり、管理運用の手間を軽減したい場合には広告代理店などに委託することも有効です。

ただ、その場合には当然ながら出稿費とは別に手数料が発生します。

広告代理店にリスティング広告の依頼を行う場合の手数料は依頼先によって異なりますが、一般的には広告出稿費の20%程度が多くなります。

また、コンサルティングなどと絡めて定額で請け負うケースもあります。

なお、代理店によっては最低出稿金額を設定している場合もあり、少額で運用する場合には請け負ってもらえないケースもあるため注意が必要です。

リスティング広告の費用対効果を高めるコツ

最後に、リスティング広告の費用対効果を高めるコツについても紹介していきます。

主に顕在層にアプローチできるリスティング広告であっても、闇雲に実施しては効果につながらず、無駄なコストで終わってしまう可能性も起こり得ます。

その上で、費用対効果を高めるためには、以下の点を考慮しておくと効果的です。

顕在層への訴求の強化

リスティング広告は、悩みや不安、要望といったニーズを抱えたユーザーが、その解決策として活用する傾向にあります。

このような顕在層のユーザーに向けた訴求という点では費用対効果を高めることが期待できます。

例えば、ファッション系の通販を運営している場合、「ファッション 通販」というキーワードでは漠然としてしまい、競合も増えクリック単価も高騰する傾向にあるため、費用対効果を高めることはできません。

一方で、「レディース 夏 ワンピース」のようなキーワードであれば、クリック単価を抑え、且つ費用対効果を高めることも期待できます。

このように、費用対効果を高めるためには潜在層への訴求を強化した運用を行うことが重要です。

配信対象・ターゲティングを絞る

リスティング広告では、キーワード以外にも地域や時間帯によって広告を出稿する対象を絞ることも可能です。

店舗運営している場合には、全国に訴求してもすぐ来店してくれる可能性は低くなります。

一方で、過去の実績などから地域や時間帯などによるユーザー行動が可視化できているのであれば、ピンポイントで訴求することで無駄なコストを抑え、費用対効果を高めることも期待できます。

広告品質の向上

リスティング広告では、仕組みでもふれたようにユーザーが対象のキーワードで検索した際に、表示される枠には限りがあります。

この掲載位置が上位に表示されるほどユーザーの目にふれ、広告をクリックされる可能性も高まります。

そのためには、広告文にもこだわり、興味を惹く表記を心掛ける必要があります。

上位に表示されてもユーザーの興味を惹かなければクリックされません。

対象キーワードに応じて検索するユーザーの心理状態などを読み取り、最適な広告を表示させることが重要です。

自社の強みやアピールだけではなく、悩みや不安、要望といったニーズを解決する手法などとともに訴求していくと効果的です。

ランディングページの最適化

リスティング広告は、ユーザーに広告をクリックさせて終わりではなく、そこから自社で設定したコンバージョンにつなげなければ意味がありません。

例えば、20万円をかけて2,000クリック集めたとしても、そこからのコンバージョンが0件であれば遷移先ページに問題があるといえます。

一般的にリスティング広告では、遷移先用のページを通常のホームページとは別に用意する傾向にあります。

そのため、クリックはあるもののコンバージョンは少ない場合には、ランディングページを見直し、最適化を図ると効果的です。

まとめ

リスティング広告は、多くの企業がWebプロモーションとして活用しています。

顕在層に対してアプローチすることができるため、ピンポイントにて訴求することで費用対効果を高めた運用に繋げることが可能です。

とはいえ、仕組みを理解せずに闇雲に実施すると、クリック課金制とはいえ無駄な費用だけが発生してしまうケースも起こり得ます。

今回紹介した内容も参考に、費用感や費用対効果を高めるコツなどを押さえながら、適切にアプローチしていきましょう。 

この記事を書いた人

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