Yahoo!ディスプレイ広告にて、7月26日(水)より拡張クリック単価が正式にリリースされると発表されました。
以前まではβ版でリリースされていましたが、今回で正式にリリースとなるようです。今回はこのトピックについて掘り下げていきます。
拡張クリック単価とは?
拡張クリック単価とは、手動で設定した入札単価を基準にして、クリックまたはコンバージョンをできるだけ多く獲得ができるよう、入札価格を自動的に調節する入札戦略です。
入札価格を調整することで予算による配信機会の損失を減らし、広告効果の最大化を目指す自動機能です。
拡張クリック単価を導入している場合、入札単価が150円であったときでも、コンバージョン見込みの高いユーザーに向けては入札を強化して調節し、広告を配信してくれます。
強化した分、コンバージョン見込みの低いユーザーへの入札は抑制され、結果的に平均クリック単価は設定した150円になるという仕組みです。
拡張クリック単価への設定方法
キャンペーン設定を編集し、手動入札を選択、「拡張クリック単価」を選択して入札価格を設定すれば完了です。
他の自動入札とは何が違うの?
コンバージョン獲得を重視している自動入札としては「コンバージョン数の最大化(目標値あり)」と「コンバージョン数の最大化(目標値なし)」がありますが、この自動入札とは何が違うのでしょうか。
それは、クリック数やコンバージョン数の推奨条件があるかどうかです。
「コンバージョン数の最大化(目標値あり)」と「コンバージョン数の最大化(目標値なし)」では、推奨されるコンバージョン数が設定されているのに対し、拡張クリック単価では推奨されている条件などがありません。
新規作成したキャンペーンや、クリック数やコンバージョン数が推奨条件以上発生していないキャンペーンでも活用し、効果の最大化を目指す時などに活用できるでしょう。
まとめ
今回はYDAの拡張クリック単価について解説していきました。
推奨条件がないことから、導入のハードルが低くなると共にクリック数やコンバージョン数の拡大に繋がるかもしれませんね。
参考記事:【ディスプレイ広告(運用型)】拡張クリック単価 正式リリースのお知らせ|Yahoo!広告Japan