※この記事は2023年5月25日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。
MEOは、SEOと同様にマーケティングで重要な施策です。
特に、店舗を運営している場合は、Googleの検索画面で表示させることで、認知度向上や来店率UPに繋げられます。
この記事では、MEOの意味やメリット、ポイントなどについて解説していきます。
全体像を把握できるので、MEOについて興味がある方はぜひ参考にしてください。
１．MEOとは
MEOは「Map Engine Optimization」の略称で、マップエンジンを最適化するための施策を指した用語です。
Googleの検索結果で表示されるマップで、自店舗の情報を上位に上げることで、認知度や来店数を向上させられます。
重要なマーケティング施策の1つであり、無料で売上に繋げられる点が大きな利点です。
飲食店やサロンなどの事業を行っている場合は、積極的に導入することが推奨されます。
２．MEOとSEOの違い
SEOは「Search Engine Optimization」の略称であり、検索エンジンの最適化を指しています。MEOの場合はマップの最適化を図ることが主な目的ですが、SEOでは自然検索の表示順位を上にあげることがゴールです。
Webメディアや自社サイトを運営している場合は、SEOで露出を増やして流入を獲得することが大切になります。
３．MEOのメリット
MEOのメリットは以下の4つです。
・SEOよりも高い費用対効果が期待できる
・来店する可能性が高いユーザーにアプローチできる
・無料で始められてリスクが少ない
それぞれ内容を確認していきましょう。
３−１．媒体に頼る必要がない
SEOの場合は自社メディアを制作したうえで毎日のメンテナンスを行い、順位を上げる必要があります。
一方、MEOを実施する際は、Googleビジネスプロフィールへの無料登録をしておけば準備が完了します。
広告媒体のように複雑な設定を施す必要もないため、費用面や作業の手間で負担が少なくなる点がメリットです。
３−２．SEOよりも高い費用対効果が期待できる
SEOを行い、検索順位を上げることができれば、ユーザーからの注目度を増やしてコンバージョンの獲得に繋げられます。
ただし、SEOの施策はアルゴリズムによっても最適な方法が変わるため、成果を維持するためには専門的な知識が不可欠です。
成果が出るまで半年〜1年以上かかることも多く、費用だけが嵩んでいくことも少なくありません。
MEOは関連性や知名度、ユーザーからの距離などが要因となって順位が決まるため、SEOよりも短期間で成果が出やすいです。
３−３．来店する可能性が高いユーザーにアプローチできる
スマートフォンを通して店舗の情報を調べるユーザーは、すぐに行けるお店を知りたいことが多いです。
また検索を行う際は「渋谷 イタリアン おすすめ」など、具体的な地域やジャンルが定まっている可能性が高いです。
MEOで上位に自社店舗の情報を掲載できれば、来店する可能性が高いユーザーにアプローチできます。
３−４．無料で始められてリスクが少ない
MEOを始める際は、特に有料のサービスを通す必要がありません。
Googleビジネスプロフィールで登録を行えば済むため、専門的な事前知識がなくても活用できます。
実際に活用してみて結果が出なければ中止することも可能です。
リスクがなるべく少ない施策を探している店舗運営者は、MEOをまず導入してみましょう。
４．MEOのデメリット
MEOには、以下のようなデメリットも存在します。
・実店舗がないと効果が発揮しづらい
良い点と一緒に、上記の内容も把握しておきましょう。
４−１．マイナスな口コミが溜まる可能性もある
MEOでは、店舗名や連絡先などの情報と合わせて、ユーザーのレビューも表示されます。
来店数が増えるほど口コミが増加する可能性も高まるため、マイナスな意見が投稿されることもなかにはあるでしょう。
マイナスな口コミが投稿された場合は、内容を指摘するような対応をするのではなく、真摯に向き合って返信を行うことが大切です。
４−２．実店舗がないと効果が発揮しづらい
MEOは、実店舗がメインの対象であり、訪問数を増やすために活用されます。
店舗を持たないECサイトやWebメデイアでも登録自体は可能ですが、順位は下になる可能性が高いです。
店舗がない場合は、まず他のマーケティング施策を行い、ある程度時間の確保できたらMEOにも挑戦してみましょう。
５．MEOで上位表示させるためのポイント
MEOで店舗の情報を上位に表示させるポイントは、以下の3つです。
・Googleガイドラインを守る
・他の媒体でも掲載を増やす
それぞれ確認して、効率的な運用を行えるようにしましょう。
５−１．こまめに返信を行う
ユーザーが店舗を来店した後にコメントを残してくれた場合は、こまめに返信をしておきましょう。
コミュニケーションを積極的に図っておくと、Googleからの評価が上がりやすくなります。
悪い評価や良い評価に関係なく、真摯に対応していれば、これから来店する見込み顧客へのイメージも良くなるので、なるべく返信は空き時間で行っておくことがおすすめです。
５−２．Googleガイドラインを守る
Googleビジネスプロフィールは、Google社によって提供されているサービスなので、当然ガイドラインが設けられています。
違反してしまうと、ビジネスプロフィールが活用できなくなる可能性もあるので、事前に公式サイトを確認しておきましょう。
５−３．他の媒体でも掲載を増やす
MEOでは知名度が重要な指標の1つとなるため、対策をする際は他の媒体も積極的に活用していきましょう。
TwitterなどSNSを通して情報を発信し、知名度を上げていけば、Googleからの評価も向上しやすくなります。
６．MEO対策の具体的な施策
MEOにおける具体的な施策としては以下のようなものが挙げられます。
・最適なカテゴリの設定
・NAP情報の適正化
・口コミの収集
それぞれ確認していきましょう。
６−１．Googleビジネスプロフィールの記入
Googleビジネスプロフィールに登録した情報量は、評価に影響を与えます。
店舗名や電話番号、営業時間など、設定できる項目は複数あるので、なるべく全て埋めておきましょう。
店舗の写真も合わせて登録しておくことがおすすめです。
６−２．最適なカテゴリの設定
MEOでは、メインカテゴリと追加カテゴリの2つの項目が存在しています。
メインカテゴリは、業種や業態などを指しています。
追加カテゴリは、他に並行しながら運営している事業がある場合に設定が必要です。
カテゴリも順位に影響を与えるため、最適な項目を設定しておきましょう。
６−３．NAP情報の適正化
NAP情報とは、以下の項目のことです。
・Address（住所）
・Phone(電話)
上記は店舗運営において特に重要な情報になるため、他のWebページにおいても内容を合わせておくことをおすすめします。
表記のゆらぎなどが発生しないように注意しましょう。
６−４．口コミの収集
口コミの数や評価の高さも順位において大切な要素となるため、良質な口コミの収集も意識してみてください。
店舗内のサービス向上に努めるのはもちろんのこと、口コミへのこまめな返信なども重要です。
地道な作業の繰り返しになりますが、レビューを集めて新たな顧客獲得を目指しましょう。
７．MEOの事例
MEOを実際に取り入れた飲食店では、Webサイトへのアクセス数が2倍以上になった事例も多く存在します。
通話回数や表示回数など、どの数値においてもプラスに働く可能性が高いです。
無料で導入できるので、店舗経営で集客に悩んでいる場合は活用してみましょう。
８．まとめ
いかがでしたか？
MEOは、Googleのマップエンジンを最適化することです。
SEOと同様にマーケティングでは重要な施策とされており、店舗を運営している場合は特に効果を発揮します。
上位表示させるためにはレビューへの返信や情報の最適化など地道な努力が必要ですが、得られる恩恵は大きいので、一度導入してみることがおすすめです。
無料E-Bookダウンロード
アカウント無料診断
お問い合わせ