2023年に入り、お正月ボケもやっと治ってきたところでしょうか。寒くて体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれも注意しましょう!
1月前半にあったアップデート情報を解説していきます!
Google広告アップデート情報
まずはGoogle広告のアップデート情報を解説していきます。
YouTubeショートでの広告収益の分配を開始
2023年1月9日、YouTubeショートでの広告収益の分配を2023年2月1日より提供を開始すると発表しました。
YouTubeパートナープログラムに参加しているクリエイターは長い尺の動画広告、商品販売、視聴者ファンディングなど、その他の収益に加え、ショート動画の間に表示される広告も収益がえられるようになります。
クリエイターの分配される収益は全体の45%ほどになり、各国のショート動画の視聴回数に基づきクリエイターに分配されます。
収益化対象になるためには下記の条件を守る必要があるので、注意が必要です。
・オリジナルコンテンツを配信していること
・コンテンツのガイドラインを尊守していること
付随して、YouTubeショートのクリエイター向けに、YouTubeパートナープログラムの資格要項も追加されました。
2023年1月の中旬よりYouTubeパトナープログラムが更新され、より多くのクリエイターがパートナーとして利用できるようになるとのことです。
プログラムの更新後は、以下のいずれかの条件に該当する場合、YouTubeパ―トナープログラムに申し込むことが出来ます。
画像引用:YouTube で収益を得る新しい方法|YouTubeヘルプ
Yahoo!広告アップデート情報
次にYahoo広告のアップデート情報を解説していきます。
検索広告でオークションサイト機能の提供開始
Yahoo!検索広告で、同じオークションに参加している他社の広告と自社の広告の掲載結果を比較することができる「オークションインサイト」機能の提供が2023年1月25日より開始されます。
オークションインサイトでは、表示URLのドメイン単位で自社と競合の掲載結果を確認することが出来ます。表示されるデータは下記です。
画像参考:【検索広告】オークションインサイト機能の提供開始|Yahoo!広告Japan
管理画面上の表示イメージは下記です。
画像引用:【検索広告】オークションインサイト機能の提供開始|Yahoo!広告Japan
・広告グループ
・キーワード
ごとの3つの単位で確認することが出来ます。
Facebook広告アップデート情報
Facebook広告のアップデート情報を解説していきます。
10代ユーザー向け広告ターゲティング機能の制限を開始
2023年2月上旬に広告システムが更新され、10代のユーザーに表示される広告の情報が制限されます。
10代に特化した管理人や人員を取り入れることで、10代のユーザーに広告の仕組みやアプリ上で特定の広告が表示される理由を理解してみらえるよう取り組みを行っています。
今回のアップデートで性別のオプションも外されることとなりました。
Meta社は10代のユーザーの安全やプライバシーを守るための取り組みを多く行っており、2023年の3月には10代のユーザーにもFacebookやInstagramで表示させる広告の種類を管理出来る「Ads Topic Controls」の提供が開始されます。
アプリの広告の設定から、「このトピックに関する広告の表示をを減らす」を選択すれば、表示させる広告を管理出来るようになるとのことです。
参考:Continuing to Create Age-Appropriate Ad Experiences for Teens|Meta
LINE広告アップデート情報
LINE広告のアップデート情報を解説していきます。
LINE広告の審査に関する大きなアップデート3つ
①アカウントカテゴリの新設
LINE広告では、広告作成時に必要な情報が一部変更されました。
変更前に必要だった情報は「商材正式名称/商材URL」でしたが、今後は「アカウントカテゴリ」に変更されます。
上記に伴い、広告アカウントカテゴリーが新設されます。
「広告アカウントカテゴリー」とは、広告アカウントで訴求する内容を決定する情報のことです。
今後は、広告アカウント作成時にカテゴリを選択します。
「カテゴリを選択」をクリックし、該当するカテゴリーを選択しましょう。
②広告審査時間の短縮
システムの強化により、一部の広告審査において審査期間が短縮されます。
今までは5営業日でしたが、24時間365日の審査実施体制の提供が開始され、今までよりも入稿から広告の配信までの期間が短くなりそうです。
③モニタリングの強化
配信が開始された広告に対してのモニタリングが強化されます。
一度審査に通り配信された広告でもモニタリングが行われるため、ガイドライン違反が確認された場合は審査ステータスが変更される可能性があります。
今後は、一度審査に通った広告でも随時確認する必要がありそうです。
Twitter広告アップデート
最後にご紹介するのはTwitter広告のアップデートについてです。
半径での地域ターゲティングの提供開始
Twitter広告では、「場所を中心とした半径」のターゲティングが可能になりました。
今までは国や地域、都道府県や市区町村、都市圏、郵便番号を指定しての配信が可能でしたが、今回のアップデートにより、より詳細なターゲティングが出来るようになります。
キャンペーン設定の「オーディエンスの特性」で設定することが可能です。
現在は1~50マイル単位(1マイル:約1.6キロメートル)で設定ができますが、今後はキロメートル単位で設定が出来るようになるとのことです。
ただし、1つの広告グループにつき1つの場所と半径が設定可能のため、複数の場所の半径を設定したい場合は広告グループを複数作成することが必要となります。
また、場所を中心とした半径はターゲティングのみでの活用ができ、除外の設定としては活用出来ないため注意が必要です。
参考:Geo, gender, language, and age targeting|Twitter Business
おわりに
いかがでしたでしょうか。
特にGoogle広告、YouTubeのアップデートについては、今後Tiktokの競合になることが考えられます。
収益の状態にもよりますが、クリエイターがTiktokからYouTubeへ配信を変更することも考えられるので、これからもショート動画プラットフォームの競争は注目が必要です。
また、Yahoo!広告のオークションサイト機能においても、競合のドメインと自社のドメインのインプレッションシェアを比較することで、競合の出稿状態や予算規模がイメージしやすくなると思われます。
今後も各媒体のアップデート情報に注目です!