【Google】キーワード種別 × 性別を軸にしたキャンペーンの再設計でCVRが約16%改善
戦略再設計・見直し Google検索 広告運用 購入 その他

戦略再設計・見直し Google検索 広告運用 購入 その他

| テーマ | 広告運用 |
|---|---|
| 媒体・メニュー | Google検索 |
| ソリューション | 戦略再設計・見直し |
| 業界 | その他 |
| 商材 | 検査キット |
| KPI | 購入 |
本アカウントでは、一般ユーザー向けに「検査キット」をEC販売しているサービスにおいて、Google検索広告で「購入」獲得を目的とした運用を行っていました。
獲得件数は一定数確保できていたものの、CPAが高止まりしており、CVRの改善が課題となっていました。
検査キットは、“性別”によって検査目的や需要が異なる商材ですが、 当時の配信設計ではそうしたターゲット特性の違いを十分に反映できていない状態でした。
具体的には、以下のような形でキーワードの種類ごとにキャンペーンを分けているイメージです。

キーワード種別でキャンペーン分けを行っているため問題なさそうに見えますが、同じようなキーワードでも性別によって求める内容は異なります。
例えば「〇〇病 検査」といったキーワードであっても、 男性と女性では想定される病気や症状、検査をする背景に違いが見られます。

こうした違いを踏まえると、 性別ごとに広告文やLPの訴求内容を調整した方が効果的であり、それぞれのターゲットに合った配信設計が重要であると考えました。
そこで、キャンペーンを性別ごとに分けて運用することで、訴求内容や配信の調整を可能とし、CVRの改善を図ることとしました。
従来の”キーワード種別”に加え「男性/女性/不明」を掛け合わせたキャンペーン構成へ再設計しました。

これにより、以下の内容を柔軟に行えるようにしています。
今回は予算・配信量・CVの獲得数が十分に確保できていたため、特別な対応は不要でしたが、キャンペーンを細分化すると機械学習に必要なデータが分散し、学習が進みにくくなるリスクがあります。
そのため、同様の施策を行う際には、キャンペーンごとの予算確保やMCV(マイクロコンバージョン)の活用など、学習を補うための対策を併せて講じることが重要です。
MCV(マイクロコンバージョン)とは、最終的な成果(CV)に至る前に発生する、ユーザーの行動(間接的なCV)のことです。
例えば、以下のように“CV”である「購入」までの過程には複数の行動があります。

上記の「カートに追加」などを“MCV”として計測することで、機械学習に使えるデータを補充できます。
また、購入に至るユーザーの母数が増えるため、最終的に購入数が増えるよう配信の最適化を促進することが可能になります。
キーワードだけでなく性別を加味したキャンペーンの再設計により、以下のような改善が見られました。

ターゲット(性別)ごとに最適な訴求内容や配信調整を行えたことで、無駄な配信を抑えつつ、成果に繋がりやすいユーザーへ適切にアプローチできた点が成功要因と考えられます。
本事例では、キーワードだけでなく成果に影響する要素(今回は”性別”)を正しく切り分けて検証したことで、成果改善に繋げることができました。
同じようなキーワードであっても、”商材特性”や”ターゲットの違い”が明確な場合は、構成を分けることで、訴求内容や配信の調整を柔軟に行うことが可能になります。
一方で、キャンペーンの細分化は機械学習に影響を与える可能性もあるため、予算規模が小さい場合には、
など、状況に応じた対応が重要です。
どの施策においても、アカウントの状況に合わせて最適な対応を講じることが、成果改善の鍵だと考えています。

Shinsaku Kondo
真島 翼
株式会社インフィニティエージェント
デジタルマーケティング事業部
プランニングDiv. チーフ
プランニングディビジョンにて、トップクラスの売上を誇る企業様の広告運用を成功に導いている。その傍ら、チーム内の教育責任者として多くの新人プランナーを育成し、早期に戦力化させてきた。現在ではその活動領域を広げ、会社全体の新人教育にも携わっており、事業の成長と人材育成、両面から組織の未来を創る役割を担っている。
今回の「キーワード種別 × 性別を軸にしたキャンペーンの再設計でCVRが約16%改善」という事例は、アカウントを細かく分析した結果、明らかになった数ある改善余地の一つに過ぎません。
実際の広告アカウントでは、アカウント構成・クリエイティブ・計測・媒体の役割設計など複数の要因が絡み合い、どこから手を付けるべきか判断しづらいケースがほとんどです。
インフィニティエージェントでは、アカウント全体を俯瞰的に分析する『無料マーケティング診断』を通じて、具体的な改善ポイントと施策案をレポート形式でご提案しています。
成果が頭打ちになっている方や、さらなる改善を目指したい方は、ぜひ一度ご活用ください。
※本記事の内容は特定の条件下で得られた結果であり、すべての案件で同様の成果を保証するものではありません。