YouTube広告を検討している人の中には、動画アクションキャンペーンについて、以下のような疑問を抱いている人が多いのではないでしょうか。
• 設定方法を知りたい
• 設定する際のポイントを知りたい
本記事では、動画アクションキャンペーンの意味や設定方法まで、詳しく解説するので、上記のような疑問を感じている人は、ぜひ最後までお読みください。
動画アクションキャンペーンの概要
まずは、基本情報について解説します。
今後より理解を深めるために、内容や費用について、しっかりと把握しておきましょう。
動画アクションキャンペーンの内容
動画アクションキャンペーンは、2020年1月から配信が始まった広告配信方法の1つであり、主にYouTubeで配信されますが、YouTube外でも配信可能です。
TrueViewアクション広告が元になっており、よりコンバージョン獲得に特化していることが特徴になっています。
動画アクションキャンペーンに必要な費用
目標コンバージョン単価制を使用するキャンペーンでは、予算を目標コンバージョン単価の15倍以上に設定することが推奨されています。
以下の表を参考にしてください。
動画アクションキャンペーンとTrueViewアクション広告の違いとは
動画アクションキャンペーンとTrueViewアクション広告の違いは以下の2つです。
• 配信面の増加
それぞれの違いについて、具体的に解説します。
広告フォーマットの変化
動画アクションキャンペーンとTrueViewアクション広告の場合、広告フォーマットが異なります。
動画アクションキャンペーンに変更後、今まで設定不可だった長い広告見出しと説明文が追加され、レスポンシブフォーマットになりました。
レスポンシブフォーマットでは、スキップ可能なインストリーム広告や TrueViewディスカバリーなど、複数の広告で配信が可能です。
配信面の増加
配信面の増加も、双方のサービスにおける違いの1つです。
今までは配信ができなかった、YouTubeホームフィードの広告枠にも配信できるようになっています。
また、動画パートナーの広告枠にも配信可能です。
動画アクションキャンペーンのメリット
メリットとして挙げられるのは、以下の3つです。
• コンバージョン獲得が容易
• Googleのターゲティングが活用可能
さまざまなメリットがあるため、しっかりと理解しておきましょう。
それぞれのメリットについて、紹介していきます。
さまざまな枠へ配信可能
動画広告キャンペーンは、以下の場所で配信可能です。
• 動画再生ページ
• Google動画パートナーなどに配信可能
1つのキャンペーンで複数の枠に配信可能なため、広告効果の最大化が期待できます。
また、配信面がまとめられているため、作業の効率化にもつながるでしょう。
コンバージョン獲得が容易
動画アクションキャンペーンでは、CTAボタンの設置が可能です。
したがって、一般的な広告と違い、ユーザーを新たな行動へ導きやすくなっているので、コンバージョンへの誘導がしやすいことがメリットだといえます。
Googleのターゲティングが活用可能
動画アクションキャンペーンは、ユーザー属性からコンテンツまで、細かいターゲティングが可能になっていることが大きなメリットです。
ビックデータを活用し、効率的なマーケティングが行えるでしょう。
動画アクションキャンペーンの設定手順
設定する際の手順はは以下の通りです。
2. Google広告よりYouTube動画広告を作成
3. 「達成したい目標」を選ぶ
4. 予算の設定を行う
5. ターゲットの設定を行う
6. 広告グループを作成
7. 動画広告の作成
設定手順について、順を追って解説します。
動画をYouTubeに取り込む
最初に、広告用に制作した動画のアップロードが必要です。
動画のアップロードに関しては、パソコンかスマートフォンのどちらでもできるので、やりやすい方を選びましょう。
Google広告よりYouTube動画広告を作成
次に、動画広告の作成を行いましょう。
メニューに表示されるキャンペーンをクリックし、管理画面の+ボタンをクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
表示されたメニューの中から新しいキャンペーンの作成を選択してください
「達成したい目標」を選ぶ
目的から、販売促進・見込み顧客の獲得・ウェブサイトのトラフィックのどれかを選択します。
続行を選択します。
予算の設定を行う
続行を選択後、名称を設定し、入札戦略を目標コンバージョン単価かコンバージョン数を最大化に設定しましょう。
予算と日程でキャンペーンの合計予算額、または1日の予算のどちらかを選択し、予算を入力します。
また、配信期間の指定も必要です。
審査に数日かかることもあるので、スケジュールに余裕をもって作成することが重要です。
ターゲットの設定を行う
期間の指定までできたら、地域や言語などの設定を行います。
より効果的なユーザーに絞って広告を表示できるので、しっかり行っておきましょう。
広告グループを作成
標準を選択した場合、TrueViewアクションになるため、種類をレスポンシブにしてください。
またコンテンツで設定すると、機能が活かせなくなるため、避けることをおすすめします。
なぜなら、ディスカバリー面に配信できなくなるからです。
動画広告の作成
最後に、検索からキーワードなどを入力し、作成した動画を選択します。
広告の設定で、URLや見出しを入力しましょう。
設定が完了したらキャンペーンの作成をクリックして完成です。
動画アクションキャンペーンを成功に導くポイント
動画アクションキャンペーンを成功に導くポイントは以下の3つです。
• 新たな行動を誘導するときは明確にする
• 最初の数秒で興味を惹くようにする
効果を最大限発揮させるために、ポイントをしっかりと把握しておきましょう。
それぞれのポイントを解説します。
複数のコンテンツを用意する
複数のコンテンツを用意することで、ABテストを行いやすくなります。
少なくとも、5つ以上は動画を制作することがおすすめですが、動画をひとつずつ作っていると時間がかかるため、内容の一部を変えて配信しましょう。
新たな行動を誘導するときは明確にする
新たな行動を誘導する際は、内容をわかりやすくしましょう。
ユーザーにとってどんなメリットがあるのか、明確にすることが重要です。
ご予約はこちらなど目に見えてわかるような文言をおすすめします。
最初の数秒で興味を惹くようにする
動画広告では、特に最初の5秒が大切だといわれています。
最初の数秒でユーザーの興味を惹けるようにしましょう。
スキップ可能な広告では冒頭で視聴を続けるか、すぐに判断されるため、動画の内容にこだわることがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
動画アクションキャンペーンは、従来の動画広告よりも、より効率的な広告配信を行えます。
認知の拡大よりも、コンバージョン獲得の増加を目指している人にはおすすめの配信手法です。
配信までの手順についてもしっかり把握し、効果的な配信設定を行いましょう。
最初の5秒で相手の気を惹けるような動画作成を心がけ、行動を誘導する際はメリットを明確にすることが重要です。
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