Webマーケティングは、インターネットが発達した現代においてビジネスで重要な要素です。
現在Webマーケティングに興味を持っている方のなかには、資格について気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、資格について必要なのか解説するとともに、実際に役立つ資格を10個紹介していきます。
1.Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングは名称の通り、Webを活用して売上拡大を目指すための方法を表した言葉です。
具体的には、SEOやWeb広告、SNS運用などが挙げられます。
集客を強化するための施策立案・実行、分析をすることが主な仕事内容です。
日々変化するトレンドも把握して業務に対応する必要があるので、企業で活躍するには高いスキルが求められるでしょう。
2.Webマーケティングは独学でも大丈夫?資格は必要なのか?
結論からいうと、Webマーケティングの仕事を行う場合、資格は原則必要ありません。
実務経験やポテンシャルが評価されれば実務に携わることは可能です。
なかには、自身でSNSの運用を行ったり、メディアの運用を実施したりしてから就職する人もいます。
しかし、資格を持っていると知識を定量的にアピールすることができるため、求職者やキャリアアップをしたい方には取得がおすすめです。
3.Webマーケティングに役立つ資格11選
Webマーケティングに役立つ資格としては、以下の10個が挙げられます。
- Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
- Google広告認定資格
- Yahoo!キャンパス
- Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト
- Webアナリスト検定
- マーケティング・ビジネス実務検定
- IMA検定
- 統計士・データ解析士
- ウェブ解析士
- ファンダメンタルマーケター資格
- ネットマーケティング検定
それぞれ解説していきます。
3−1.Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、分析ツールの「Googleアナリティクス」をどれだけ使いこなせるか測るための資格です。
Google Partnersであれば無料で受けられますが、有効期限が18ヶ月と短期間になっているため注意が必要です。
弊社インフィニティエージェントではデジタルマーケティング事業部の全員がこの資格を取得しており、勉強会なども開かれます。
3−2.Google広告認定資格
Google広告を活用するための知見や、応用するための技術を証明するための資格がGoogle広告認定資格です。
専門的な知識があることをアピールできるため、GAIQと同じくマーケティングに携わる人におすすめの資格といえます。
この資格についても弊社ではデジタルマーケティング事業部の全員が資格を取得しています。
試験では、検索広告やディスプレイ広告、アプリ広告など含めて8項目の理解度を測ります。
3-3.Yahoo!キャンパス
Yahoo!広告の運用ノウハウや広告管理ツールの知識を体系的に学ぶことができ、またその認定資格取得が可能な無料ラーニングプログラムです。
資格は基礎的な知識を問われる「Yahoo!広告ベーシック」と効果を上げるための機能や運用の知識を問われる「Yahoo!広告検索広告アドバンスト」、「Yahoo!広告ディスプレイ広告アドバンスト」があります。
認定試験を合格すると認定ロゴと認定書を手に入れることができ、認定ロゴはウェブサイトや名刺に載せることが可能であるため、専門的な知識があることをアピールすることができます。
試験は5回まで受けることができ、それ以降は試験を受けることが出来ないため、必ず学習プログラムを受けてから試験を受けることをお勧めします。
弊社ではこの資格についても事業部の全員が取得をしております。
3−3.Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト
Meta認定デジタルマーケティングアソシエイトは、マーケティング職を希望する人や学生など、入門者に向けて受講が推奨される資格です。
Meta社が提供しているFacebook・Messenger・Instagram広告について作成及び管理、分析などの知識も試されます。
3−4.Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、日本Web協会(JWA)が主催して提供している資格です。
Googleアナリティクスを中心として、マーケターに必要な分析スキルやアクセス解析などの知識を測ります。
講習もあるため、まだ知識が薄い人でも挑戦しやすい資格です。
3−5.マーケティング・ビジネス実務検定
その名の通り、マーケティング実務のスキルを総合的な観点から図るための資格がマーケティング・ビジネス実務検定です。
国際実務マーケティング協会®(International Marketing Skill Standardizing Association)によって主催されています。
基礎的な知識だけでなく、消費者の行動・戦略など、ビジネスで活用できる知識をアピールする際に有用です。
3−6.IMA検定
IMA検定は、Webマーケティングの知識を実務レベルで落とし込み、スキルアップを目指すための資格です。
クラウドマネージメント協会によって主催されており、実務スキルを向上させることに特化していることが特徴になっています。
3−7.統計士・データ解析士
統計士・データ解析士は、実務教育研究所の通信講座を修了することで獲得可能な統計資格のことです。
統計士やデータサイエンティスト、データアナリストなどを目指している人に取得が推奨されます。
3−8.ウェブ解析士
ウェブサイトを中心にしてデータを活用し、事業成果を改善するウェブ解析士に向けた資格です。
アクセス解析やKPI設計、事業にマッチした計画立案などのスキルが求められます。
3−9.ファンダメンタルマーケター資格
ファンダメンタルマーケター資格は、マーケティングの重要事項についてオンラインで学ぶことでできる認定資格です。
全米広告主協会(ANA)のData Marketing&Analytics Division公認の資格であることが特徴で、マーケティング担当者だけでなく、営業やバックオフィス担当をしている方にも取得が推奨されています。
3−10.ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定は、株式会社サーティファイが主催している民間資格の一つです。
マーケティングに関する正しい知識を持っているかを判断するため、コンサルタントや営業担当などにもおすすめできます。
4.資格を取ることのメリット
マーケティング職を希望する人が資格を取得すると、以下のメリットを得られます。
- 企業へのアピールポイントになる
- 自分の知識を増やせる
それぞれ内容を見ていきましょう。
4−1.企業へのアピールポイントになる
資格を取得している人は、持っていない人と比べると知識やスキルを企業にアピールしやすいです。
もちろん保有しているだけで圧倒的に有利になるわけではありませんが、定量的なアピールポイントが欲しい方には資格の取得がおすすめできます。
一つの資格でも、階級ごとに細かく試験内容が分かれていることもあるので、挑戦できる範囲から始めてみましょう。
4−2.自分の知識を増やせる
マーケティング職を望む人にとって、資格の獲得は知識を増やすことにもつながります。
資格によってアピールポイントを増やせるだけでなく、知見も深められるので一石二鳥です。
漠然とマーケティングについて勉強するよりも、資格取得のために道筋を立てて学習した方が効率も良いため、求職者で時間や資金に余裕がある方は積極的に挑戦してみましょう。
5.まとめ
いかがでしたか?
Webマーケティングは資格が必須ではありませんが、持っていれば企業へのアピールポイントになります。
自分の知識を効率的に増やすことにもつながるため、求職者だけでなく、現在業務を担当している方にも挑戦してみることをおすすめします。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)や、Meta認定デジタルマーケティングアソシエイトなど、多様な資格が存在しており難易度もそれぞれ異なるため、まずは挑戦できるものから始めてみましょう。