Yahoo!広告において、年末から来年にかけて行われるアップデートをまとめて紹介します。広告運用の改善に繋がるアップデートもありますので、必見です!
動的ディスプレイ広告の配信対象ユーザーが拡大
動的ディスプレイ広告の配信対象ユーザーの拡大が2023年11月にリリースされる予定です。
既存の仕様では、動的ディスプレイ広告の配信対象ユーザーは商品を閲覧したユーザーのみとなっていましたが、今回のアップデートではこの対象が拡大され、ウェブサイトに訪問したユーザーとインターネットユーザーも対象となります。
画像引用:Yahoo!広告 ロードマップ資料(2023年度第三四半期)|Yahoo!JAPAN公式
検索広告で画像表示オプションが追加
画像表示オプションが、2024年3月にリリースされる予定です。
より多くの情報をユーザーに訴求でき、また広告ランクに影響するためぜひ設定したい広告表示オプションです。テキスト下の部分に設定した画像が追加されます。
既存の検索広告では文字のみの訴求が可能ですが、このアップデートに伴い、商品やサービスをビジュアルで伝えられるようになり、ユーザーにより強いインパクトで訴求できます。
検索結果画面の占有率も上がるので、クリック率の向上なども期待できそうですね!
サーチキーワードターゲティングの刷新
サーチキーワードターゲティングの刷新が2023年12月にされる予定です。
刷新後はより柔軟なターゲティング設定が可能になり、さらに配信対象の拡大も可能になります。具体的なアップデート内容は下記の通りです。
画像引用:Yahoo!広告 ロードマップ資料(2023年度第三四半期)|Yahoo!JAPAN公式
サーチキーワードをフリー入力で指定可能になるのは、今後活用が楽しみなアップデートですね。
今まではある程度配信ボリュームがあり、Yahoo!のキーワードリスト内に存在しているキーワードでしか配信することが出来ませんでした。
しかし今後は自由にキーワードを選ぶことが出来るため、例えばボリュームが担保できない自社の指名キーワードなどでのサーチキーワード配信が可能となります。
もともとGoogle広告でカスタムインテントというようなターゲティング方法がありましたが、そのターゲティング手法と同じような方法で使うことができます。
広告の有効性表示が追加
広告の有効性表示の機能が、2024年3月にリリースされる予定です。
作成した広告の状態を総合的に評価した指標となります。これにより、運用改善指標として活用することができます。
画像引用:Yahoo!広告 ロードマップ資料(2023年度第三四半期)|Yahoo!JAPAN公式
レスポンシブ検索広告 組み合わせレポート
レスポンシブ検索広告において、組み合わせレポートが2024年にリリースされる予定です。配信されたアセットの組み合わせと、そのインプレッション数が確認できるようになるとのことです。
画像引用:Yahoo!広告 ロードマップ資料(2023年度第三四半期)|Yahoo!JAPAN公式
アカウント運用機能改善
アカウント運用機能の改善が2024年に実施される予定です。具体的には、下記3点の改善が実施されます。
・配信停止期間の撤廃・申請から実施の期間を短縮
・MCCアカウント単位での請求書発行を可能に
それぞれの内容を確認していきましょう。
配信停止期間の撤廃・申請から実施の期間を短縮
アカウント移管の際に、お支払方法が「前払い」のアカウントが含まれる場合、配信停止をすることなく移管できるようになりました。
この配信停止期間の撤廃は2023年11月の移管分から適用されているとのことです。また、一部フローを自動化することで、移管の直前での申し込みが可能になります。
既存の仕組みでは、移管の前々月末が申込期限となっていましたが、今後は移管日の5日前までが申込の期限となります。
MCCアカウント単位での請求書発行を可能に
MCCアカウント単位での請求書発行も可能になります。イメージとしては下図のとおりです。
画像引用:Yahoo!広告 ロードマップ資料(2023年度第三四半期)|Yahoo!JAPAN公式
まとめ
いかがでしたか。今回は、年末から来年にかけて実施予定のYahoo!広告のアップデートを紹介しました。
画像表示オプションは、検索広告においても画像による訴求を可能にするため、今までディスプレイ広告で配信していた場合でも、検索広告での配信が視野に入りそうです。
また、今回のアップデートで一番のトピックとしてはサーチキーワード配信がフリーワードでできるようになったことです。
アップデートの内容を活用し、運用効果の改善に繋げていきましょう!