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【全解説】Twitter広告とは?費用・種類・ターゲティング・ポイントまで

更新日:2023年08月15日

【全解説】Twitter広告とは?費用・種類・ターゲティング・ポイントまで

※この記事は2023年8月15日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Twitter広告は、ターゲティングや拡散力など多くの魅力がある広告媒体です。
国内ではTwitterのユーザーが多いことから、広告も多数の企業で活用されています。

しかし、なかには「Twitter広告ってどんなものなの?」と疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、Twitter広告について以下のことを解説していきます。

  • メリット・デメリット
  • 必要な費用や課金方式
  • 設定できるキャンペーンの目的
  • 使用できるターゲティング
  • クリエイティブやフォーマット

この記事を最後まで読むことで、Twitter広告について網羅的に理解することが可能です。
活用ポイントについても解説するので、現在Twitter広告の利用を考えている方はぜひ参考にしてください。

Twitter広告とは?

まずTwitter広告とはどのような物なのかについて解説していきます。
概要やメリット・デメリットなどについて把握していきましょう。

Twitter広告の概要

Twitter広告は、その名の通りTwitterで活用できる広告の総称です。

タイムライン上やトレンドなど、さまざまな掲載面に配信することができます。

Twitterは国内月間アクティブユーザー数が4,500万人以上おり、他のSNSと比較しても利用者は最大規模です。
Twitter広告で活用できる機能を活かすことができれば、確度の高いユーザーにアプローチをかけ、商品の認知を広げることができます。

Twitter広告のメリット

Twitter広告は、後述するさまざまなターゲティングを活用できる点や拡散力を期待できることがメリットです。

「いいね」や「リツイート」などの機能があるため、Twitterは他の媒体と比べても、コンテンツがバズりやすい特徴があります。

Twitter広告のデメリット

Twitter広告は高いターゲティング精度を誇っていますが、実名制を取り入れているFacebookで配信する広告よりも質が低い可能性があります。

また、Twitterを利用しているユーザー層は10〜20代が特に多いため、商品やサービスのユーザー層によって効果を発揮できないケースもあるでしょう。

ビジネスマンや年齢層が高いユーザーに訴求したい場合、Facebook広告などの活用も検討してみることがおすすめです。
参考:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省情報通信政策研究所

Twitter広告の費用

 Twitter広告の費用は、課金方式や入札方式によって決定します。
2つの形式についてそれぞれ確認しておきましょう。

課金方式

課金方式では、以下のような方法が存在し、金額の相場が異なります。

予算に合わせて最適な方式を選択しましょう。

入札方式

入札方式では、広告主が任意の金額を設定して広告を表示させます。

どれくらいの金額を出せるのか決まっている場合は、上限入札単価で細かい設定をしましょう。
Webサイトへの誘導やコンバージョンなどを目的として設定する場合は、目標入札単価によって平均広告費用がゴールに近づくように設定できます。

費用や手間を最小限にしたい場合は、自動入札で調整を行うことがおすすめです。

Twitter広告で設定できるキャンペーンの目的

Twitter広告では、キャンペーンの目的として以下の項目を設定できます。

  • リーチ
  • 動画の再生数
  • プレロール再生数
  • アプリのインストール数
  • ウェブサイト訪問数
  • エンゲージメント数
  • フォロワー数
  • アプリのリエンゲージメント数

上記8つについて解説していきます。

リーチ

リーチは、認知拡大をゴールとしている場合に設定する目的です。

期間内で広告を閲覧するユーザーが最大になるように配信が最適化されます。
ブランド名や新商品について広告配信を行う場合は設定することがおすすめです。

新規顧客の開拓においても効果を期待できます。
参考:リーチキャンペーン|Twitter広告

動画の再生数

動画の再生数を設定することで、動画広告の閲覧を最大化させられることが利点です。

動画を視聴したり、反応を示したりする可能性が高いユーザーを配信対象にします。
情報量が多い動画コンテンツで訴求したい場合は有効なキャンペーン目的です。

なお、効果を発揮させるために3種類以上の広告フォーマットを用意することが推奨されます。
参考:動画の再生数キャンペーン|Twitter広告

プレロール再生数

プレロール再生数は、Amplifyプレロール・Amplifyスポンサーシップと呼ばれるキャンペーンで設定できます。

Twitterと提携した配信パートナーの動画本編の前に配信することができるキャンペーンなので、関連したコンテンツを配信することができれば高確率で反応してもらえます。

再生数を伸ばしたい場合はプレロール再生数をキャンペーン目的として設定しましょう。
参考:プレロール再生数キャンペーン|Twitter広告

アプリのインストール数

アプリのインストール数では、自社がリリースしたアプリのダウンロードを促進することが可能です

Twitterを利用する人は、普段Twitterを活用しない人に比べて、アプリを広告経由でインストールする確率が38%高いことがわかっています。

漫画やゲームなどのアプリを提供してユーザーを増やしたい場合は目的として設定することが推奨されます。
参考:アプリのインストール数キャンペーン|Twitter広告

ウェブサイト訪問数

Webサイトへの流入を増やし、資料請求や問い合わせなどのコンバージョンを促進したい場合はウェブサイト訪問数を設定することがおすすめです。

広告をクリックしたユーザーを特定のWebサイトに遷移させられます。
ユニバーサルウェブサイトタグを設置することで、コンバージョンについてトラッキングすることも可能です。
参考:ウェブサイトの訪問者数キャンペーン|Twitter広告

エンゲージメント数

エンゲージメント数を設定すると、以下のようなアクションが最大化されるように配信できます。

  • 返信
  • リンクのクリック
  • いいね・リツイート
  • プロフィールへのアクセス

認知度を高めるだけでなく、ユーザーとコミュニケーションを図る目的でも使用可能です。

ただし、具体的なアクションを起こしてもらうためには、広告文を短く簡潔にし、CTAなどを活用して注意を引く必要があります。
参考:エンゲージメント数キャンペーン|Twitter広告

フォロワー数

フォロワー数では、タイムラインにて広告主のTwitterアカウントのプロモーションを実施します。

フォロワーを獲得することでコンバージョンにつながるだけでなく、情報を拡散してもらえる確率も高まるため、更なる認知拡大も期待できます。
参考:フォロワー数キャンペーン|Twitter広告

アプリのリエンゲージメント数

アプリの起動や特定の行動を起こしてもらいたい場合、アプリのエンゲージメント数を設定することが推奨されます。

すでに利用しているユーザーのロイヤリティ向上や、普段アプリに触れていないユーザーに再度想起させることが可能です。

特に、日頃使っていないユーザーに対して、特典や新規コンテンツを訴求する場合は有効です。
参考:アプリのリエンゲージメント数キャンペーン|Twitter広告

Twitter広告で設定可能なターゲティング

Twitter広告で設定可能なターゲティングを大まかに分けると以下3つに分けられます。

  • オーディエンスの特性
  • オーディエンスタイプ
  • 既存のオーディエンス

それぞれ細かく分けた内容についても解説するので、具体的に把握しておきましょう。

オーディエンスの特性

オーディエンスの特性では、地域や言語などの条件でターゲットを絞ることが可能です。

具体的には、以下のような内容になっています。
参考:オーディエンスの特性|Twitter広告

オーディエンスタイプ

オーディエンスタイプは、ユーザーの興味関心などの情報をもとにターゲティングを実行できます。

下記のような細かい種類に分けられます。
参考:オーディエンスタイプ|Twitter広告

既存のオーディエンス

既存のオーディエンスは、フォロワーやカスタムオーディエンスなどを元に、ターゲティングを実行できます。

細かく分けると以下2つが存在します。
すでに自社と接点があるユーザーにアプローチできるため、高い確率で興味を示してもらえるターゲティング手法です。
参考:既存のオーディエンス|Twitter広告

Twitter広告のクリエイティブとフォーマットの種類

Twitter広告では、以下のクリエイティブが用意されています。

  • プロモ広告
  • フォロワー獲得広告
  • Twitter Amplify
  • Twitterライブ
  • Twitterテイクオーバー
  • ブランド機能
  • カスタム機能

それぞれどのようなフォーマットを使用できるのか確認していきましょう。

プロモ広告

画像引用:プロモ広告について教えてください。|Twitter広告ヘルプセンター

プロモ広告は、複数のユーザーへリーチを広げる際や、フォロワーのエンゲージメントを増加させたい時に活用が推奨されます。

広告であることの証明として「プロモーション」と記載される仕様になっていますが、通常のツイートと同様の形式で配信されます。

広告らしさを極力消してユーザーに表示できるので、自然な形で広告配信を望む方にはおすすめです。

なお、プロモ広告では以下のフォーマットが用意されています。

  • テキスト広告
  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • モーメント広告
  • Twitterオーディエンスプラットフォーム

参考:プロモ広告|Twitter広告

フォロワー獲得広告

画像引用:フォロワー獲得広告|Twitter広告

フォロワー獲得広告は、ユーザーが興味を持ちそうなアカウントについて訴求できる広告タイプです。

タイムラインや検索結果など、さまざまな場所で配信できます。

日本語の全角文字の場合140字以内でツイート本文を作成する必要があるため、フォローを促すための文章に注力する必要があります。
自社のアカウントについて認知を広げ、ブランドや商品のファンを増やしたい場合は活用を検討してみましょう。
参考:フォロワー獲得広告|Twitter広告

Twitter Amplify

Twitterと提携したコンテンツパートナーの動画前に広告を配信できる広告タイプをTwitter Amplifyと呼びます。

フォーマットとして、AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップが用意されています。
どちらも概要について大きな違いはありませんが、Amplifyプレロールは200以上の動画パブリッシャーのコンテンツの前に広告配信がされます。

Amplifyスポンサーシップは、コンテンツパートナーの中から関連性などを加味して1社を選択し、タイアップ広告を配信することが特徴です。
参考:Twitter Amplify|Twitter広告

Twitterライブ

画像引用:Twitterライブ|Twitter広告

Twitterライブでは、動画コンテンツをライブ形式で配信できます。

ファッションショーや会議などをライブ配信することで、ユーザーとの会話の機会を作り、コミュニケーションを図れます。
特に、すでに自社アカウントのフォロワーが多く、認知が広がっている場合は、さらなる情報提供に繋げられます。
参考:Twitterライブ|Twitter広告

Twitterテイクオーバー

画像引用:Twitterテイクオーバー|Twitter広告

Twitterテイクオーバーは、タイムラインや検索タブなどの場所において、上部に広告を配信できます。
多くのユーザーが訪れる場所で独占的に広告掲載が可能なため、リーチの拡大を目指したい方におすすめです。

Twitterテイクオーバーでは、以下2つのフォーマットが用意されています。参考:Twitterテイクオーバー|Twitter広告

ブランド機能

画像引用:ブランド機能|Twitter広告

ブランド機能では、ブランド絵文字やブランド通知と呼ばれる機能を利用できます。
ブランド絵文字はツイートで使用することで個性的な演出を施せる点がメリットです。

@ツイートを許諾したアカウントに向けて、自動で直接配信するため、広告主とユーザーが1対1で会話できます。
参考:ブランド機能|Twitter広告

カスタム機能

カスタム機能とは、カンバセーションボタンや投票を広告に追加し、アクションを促すことができる機能です。

カンバセーションボタンは、ハッシュタグ入りのCTAを追加したプロモ広告にて活用できます。
ボタンをクリックすることで、カスタマイズしてツイートが可能な入力済みユーザーツイートを作成可能です。
参考:カスタム機能|Twitter広告

Twitter広告の活用ポイント

Twitter広告の活用ポイントは以下の6つです。

  • オーディエンスを明確にする
  • 様々な広告フォーマットを使用
  • 感情や思考をターゲティングとして活用する
  • ターゲティング条件が矛盾していないか確認する
  • 品質スコアを上げる
  • オフボーディングに注意!

実際にTwitter広告を導入する際、効果的な運用ができるように、活用ポイントについても把握しておきましょう。

オーディエンスを明確にする

Twitter広告を活用する際、どのようなユーザーに情報を届けたいのか明確にしておく必要があります。
用意されているターゲティングは、属性や興味関心などタイプがさまざまです。

商品・サービスのユーザーとして適切な人物は誰なのか、事前にペルソナを設定し、ターゲティングを使い分けられるようにしましょう。

様々な広告フォーマットを使用

Twitter広告は、広告フォーマットが多様なことが特徴のひとつです。

プロモ広告やフォロワー獲得広告など、目的に合わせてタイプを選択できます。
一つの広告フォーマットに限定するのではなく、複数の広告フォーマットを活用してみましょう。

画像広告だけに限らず、動画広告も活用すると、商品の魅力を余すことなく訴求できます。

感情や思考をターゲティングとして活用する

スマートフォンやSNSの発達が目覚ましい現代では、消費者の行動・感情が多様化しています。

どのような感情・思考を辿ってコンバージョンに到達するのか把握し、ターゲティングで活用することが大切です。
どのような経路を辿るのか確認したい場合は、カスタマージャーニーマップの活用が推奨されます。

ターゲティング条件が矛盾していないか確認する

ターゲティング設定をする際、範囲や条件で間違いが起きていないか確認しましょう。

年齢の設定で範囲が狭すぎたり、複数のキャンペーンで特定の性別しか指定していなかったりする場合は効果が見込めなくなる可能性があります。
言語がニッチすぎるなど、条件が極端になっている場合は再度設定について確認してみてください。

品質スコアを上げる

Twitter広告は、入札金額だけでなく、品質スコアを元にしてオークションの結果を判定しています。

品質スコアは、共感度や関連性などの指標を元にして決定されるので、高い状態を保てるように改善を行いましょう。
具体的な内容は以下の通りです。

オフボーディングに注意!

Twitter広告を活用する際、ガイドラインに準拠していないと、配信を強制停止させられる可能性があるので注意が必要です。

一般的には事前に修正依頼が入りますが、違反が重大なものになると強制的に処置が執行されます。

広告ポリシーを改めて確認し、問題のない広告掲載ができるようにしましょう。

プロモート機能

Twitter広告について解説してきましたが、広告を運用している時間がない方はプロモート機能がおすすめです。プロモート機能には以下の2種類が用意されています。

・クイックプロモート
・オートプロモート
下記で詳しく解説していきます。

クイックプロモート

クイックプロモートは、広告を配信したい国を選択することで簡単に広告を配信できる機能です。費用は50ドルから5,000ドルで、5段階から選択できます。

オートプロモート

オートプロモートは、その日に配信したツイートから自動で広告を配信してくれる機能です。

広告を自動で配信してくれるため、負担を軽減させることができます。費用は、月額9,900円です。

まとめ

いかがでしたか?

Twitter広告は、媒体の特徴である拡散力だけでなく、ターゲティング精度やクリエイティブ・フォーマットの豊富さが魅力です。

さまざまな設定のなかから商品やサービスにマッチした方法を選択すれば、適切なタイミングでユーザーにアプローチできます。

事前にどのようなターゲティング手法があるのかなど確認し、最適な広告配信を実行できるようにしましょう。
オーディエンスの明確化や複数のフォーマットの活用など、工夫を施すことがおすすめです。

この記事を書いた人

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