
Web集客において、ターゲットが高所得者や富裕層である場合、
一般的なマス層向けのアプローチと同じ設定では成果が出にくいのが実情です。
例えば、
日用品であれば「30代・女性」という広い区分でも一定の成果が見込めますが、
高級不動産やプライベートバンク、ハイブランド家具などは、
「支払い能力があるか(可処分所得が高いか)が最も重要な選定基準となります。
収入のターゲティングが甘いと、
「クリックはされるが購入に至らない」
「リードの質が悪く営業効率が下がる」という事態に陥ってしまいます。
しかし、
昨今のWeb広告はプライバシー保護の観点から、
年収などの個人情報を直接指定できる媒体が減少しつつあります。
そこで本記事では、
Meta広告(Facebook/Instagram)での実質的な年収ターゲティングの手法や、
高所得者にピンポイントでリーチできるデジタルマーケティング施策を厳選して12個ご紹介します。
1. ターゲティングの前に高所得者・富裕層を「属性」で定義する
2. 【Meta広告】Facebook・Instagramで富裕層を狙うテクニック
2-1. 郵便番号データを活用した「高所得エリア」配信
2-2. 詳細ターゲット設定(興味関心・役職)の掛け合わせ
2-3. 類似オーディエンス(LTVベース)
3. 【Google広告】顕在層を逃さない王道のターゲティング
3-1. 世帯収入ターゲティング(上位%指定)
3-2. カスタムセグメント(競合・特定URL閲覧者)
3-3. YouTube広告(コネクテッドテレビ指定)
4. 【Yahoo!広告】信頼性とリーチ力を活かす
4-1. ブランドパネル(エリア×オーディエンス)
4-2. サーチターゲティング
5. 【特化型媒体】属性・職業でピンポイントに狙い撃つ
6. まとめ
1. ターゲティングの前に高所得者・富裕層を「7つの属性」で定義
「富裕層」と一言で言っても、その資産背景やライフスタイルはさまざまです。
自社の商材が「誰」に響くのか、
まずは以下の7つの属性からターゲットを分解してみましょう。
- ビジネスオーナー・経営者層
企業役員やオーナー社長です。
資産管理、節税、ステータス性の高い商材に関心が高い傾向にあります。 - 投資家・資産家
不動産オーナーや専業トレーダーです。
労働収入以外の所得が多く、金融リテラシーが高いのが特徴です。 - 高度専門職(医師・士業)
医師、弁護士、公認会計士などです。
高収入ですが多忙であり、効率的な資産運用や時短サービスを好む傾向があります。 - 大手企業のエリート会社員
総合商社、外資系企業、大手デベロッパー等の社員です。
信用力が非常に高く、不動産投資の絶好のターゲットとなります。 - 資産継承層(オールドマネー・地主)
土地や資産を親から引き継いだ層です。
安定志向が強く、相続税対策や資産維持に強い関心があります。 - イグジット(売却)済オーナー
会社を売却し多額のキャッシュを手にしたリタイア層です。
現在は「役職」がない場合も多く、独自の狙い方が必要です。 - ニューリッチ(クリエイター・インフルエンサー)
SNSやWeb3、新しいビジネスモデルで若くして富を築いた層です。
ブランド名よりも「体験」や「効率性」を重視します。
これらの「誰」を狙うかによって、選ぶべき媒体と訴求内容は変わります。
2.【Meta広告】Facebook・Instagramで富裕層を狙うテクニック
FacebookやInstagramは実名制であり、ビジネス層の利用率も高いため、
富裕層ターゲティングにおいて最重要媒体の一つです。
しかし、
現在は管理画面上で直接「年収1,000万円以上」といった項目を選択することはできません。
(日本国内など多くの地域で制限されている)
そのため、以下の手法を駆使して
「実質的な高所得者ターゲティング」を行います。
2-1. 郵便番号データを活用した「高所得エリア」配信
収入と居住地には高い相関関係があります。
Meta広告では、
郵便番号単位や、地図上でピンを立てた半径指定での配信が可能です。
- 東京
港区(南麻布、六本木)、世田谷区(成城)、渋谷区(広尾、松濤)など - 関西
兵庫県芦屋市、西宮市(一部エリア)など これら「地価が高いエリア」に居住しているユーザーに絞ることで、
高確率で富裕層へリーチできます。
2-2. 詳細ターゲット設定(興味関心・役職)の掛け合わせ
ユーザーのプロフィールや行動データから推測される興味関心を活用します。
- 役職指定
「代表取締役」「CEO」「Founder」「開業医」など - 高級商材への関心
「高級車(フェラーリ、ポルシェ等)」「高級時計」「プライベートバンキング」「ゴルフ」「海外不動産」 - 高額利用者層
「Facebookでの支払いが上位(過去の課金データに基づく)」等の行動データも活用可能です。
2-3. 類似オーディエンス(LTVベース)
既存顧客のリスト(メールアドレス等)をMetaにアップロードし、その「類似ユーザー」に配信します。
特に有効なのが、顧客リストに「購入金額(LTV)」の情報を付与してアップロードする
バリューベースの類似オーディエンスです。
これにより、「単なる顧客」ではなく
「自社にとって優良な(高額を使ってくれる)顧客」に似たユーザーをAIが探し出してくれます。
3. 【Google広告】顕在層を逃さない王道のターゲティング
検索行動という強い能動的アクションに対して広告を出せるGoogleは、
確度の高い層を狙うのに必須といえます。
3-1. 世帯収入ターゲティング(上位%指定)
Google広告では、推定世帯収入に基づく入札調整が可能です。
- 上位10%
- 11~20%
- 21~30%
これら上位層に対して入札単価を強めたり、
逆に「下位50%」を除外設定したりすることで、無駄なクリックを極限まで減らします。
3-2. カスタムセグメント(競合・特定URL閲覧者)
「特定のキーワードを検索した人」や
「特定のWebサイト(URL)を閲覧した人と似た行動をしている人」をターゲット化できます。
- 高級家具ブランドのサイト
- 富裕層向け会員制サービスのサイト
- 高級外車のディーラーサイト
これらをURL指定することで、
その競合他社に関心を持っている=購買力があるユーザーを狙い撃ちできます。
3-3. YouTube広告(コネクテッドテレビ指定)
近年、富裕層の家庭では地上波を見ず、
リビングの大型テレビでYouTubeやNetflixを視聴する傾向が強まっています。
YouTube広告のデバイス設定で「テレビ画面」を指定し、
かつ「投資」「ビジネス」「高級車」などのジャンルを指定することで、
富裕層のリラックスタイムに動画広告を差し込むことが可能です。
4. 【Yahoo!広告】信頼性とリーチ力を活かす
4-1. ブランドパネル(エリア×オーディエンス)
Yahoo! JAPANのトップページ(PC/SP)という最も目立つ場所に掲載できる広告です。
「港区・千代田区在住」×「経営者・役員」といった掛け合わせ配信が可能なため、
圧倒的な認知と信頼感を醸成できます。
高額商材においては
「Yahoo!のトップに出ているしっかりした企業」というブランディング効果も無視できません。
4-2. サーチターゲティング
ユーザーが過去にYahoo!で検索したキーワード履歴をもとに、
ディスプレイ広告を配信します。
Google同様、高額商材名や投資関連ワードを検索しているユーザーを追跡して配信します。
5.【特化型媒体】属性・職業でピンポイントに狙い撃つ
汎用的なプラットフォーム以外にも、
特定の層が集まるメディアを活用することも重要です。
【Money Forward(マネーフォワード)】資産データ活用
家計簿アプリ最大手のマネーフォワードは銀行口座や証券口座と連携しているため、
「実際の資産保有額」に基づいたターゲティングが可能です。
「資産1,000万円以上」「株式投資をしているユーザー」など、
金融資産ベースでのセグメントは他の媒体にはない強みです。
【NewsPicks(ニューズピックス)】意識高いビジネス層
経済ニュースメディアNewsPicksは、
若手エリート層から経営層まで、ビジネス感度の高いユーザーが利用しています。
年収レンジが高く、新しいサービスや投資への関心も強いため、
BtoB商材や投資商材との相性が抜群です。
【LinkedIn(リンクトイン)】外資・ハイクラス人材
日本でも利用者が増えているビジネスSNSです。
プロフィールに正確な「会社名」「役職」「職務経歴」が登録されているため、
「従業員数1,000人以上の企業の部長職以上」といった、
極めて精度の高いBtoBおよびハイクラス個人向けターゲティングが可能です。
【Vision(タクシー広告)】経営層・決裁者
都内のタクシー利用者の多くは、
ビジネス層や富裕層です。
後部座席のタブレットで流れる動画広告(Tokyo PrimeやGROWTH)は、
移動中の閉鎖空間で強制視認させるため、
経営者向けのサービスや不動産投資などの認知獲得に極めて有効です。
6. まとめ
高所得者・富裕層向けのマーケティングは、
単に「お金持ちそうなキーワード」を設定すれば良いわけではありません。
- Meta広告
エリアと興味関心、AI活用で「実質的な年収」を割り出す - Google/Yahoo!
顕在層を漏らさず、世帯収入設定でフィルタリングする - 特化型媒体
資産データや役職データでピンポイントに刺す
これらを商材の特性に合わせて組み合わせる「メディアミックス戦略」が成功の鍵となります。
「クリック単価(CPC)は高いが、成約率(CVR)と顧客生涯価値(LTV)も高い」
のが富裕層マーケティングの特徴です。






















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