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【徹底解説】wav?mp3? 拡張子の違いや音のファイルについてもっと知ろう!

更新日:2023年08月15日

【徹底解説】wav?mp3? 拡張子の違いや音のファイルについてもっと知ろう!

※この記事は2023年8月15日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

みなさんは.mp3や.wavなどの拡張子を見たことはありますか?

普段から拡張子を意識していなくても、知っている方もいるのではないでしょうか?

音の拡張子ですが、それぞれ特徴があります。圧縮などの知識も含めて、今回は音の拡張子・ファイルの種類について紹介していきます。

1.サンプリングレート、ビット深度、ビットレートの関係

まずは拡張子の説明に入る前に、音声データについてカンタンに説明します。

・サンプリングレート(サンプリング周波数)

1秒あたり、何万分割して音を採取するかということをサンプリングレート(Hz)と呼びます。

例:44100Hzの場合、1秒間に44100回分割するということ

サンプリングレートの数値が高ければ高いほど滑らかな音になるので、音質が良くなったと感じます。CDのサンプリングレートは44100Hzです。

・ビット深度

ビット深度とは分割した1つ1つのデータ(サンプリング)にどれだけの容量を与えるかということを意味しています。

8bit、16bit、24bit、32bitなどがあり、16bitがよく使われています。16bitの場合サンプリング1つに対して2の16乗(65536)の情報量を意味します。

ビット深度を大きくすればするほど、音の細かさ・大小などの表現力が上がるので、音質が良くなったと感じます。

また、世の中にある大抵の音源のビット深度は16bitです。

ですので、CDから音楽をインポートする場合やネットからダウンロードした音楽をインポートする場合などは16bitあれば十分です。

ただし、DAWで録音したものをwav出力するという場合には16bit以上あった方が、後々エフェクト加工する際などに音の劣化を最小限にすることができるので、たとえば32bitなどにすることをおすすめします。(最終的な出力は16bitで問題ありません)

・ビットレート

ビットレートとは1秒あたりのデータ量のことです。

サンプリングレート、ビット深度との関係性はビットレート(bps)=サンプリングレート(Hz)×ビット深度(bit) です。

2.音声圧縮の種類

次は音声の圧縮の種類について説明していきます。以下の3つあります。

・非圧縮形式
・非可逆圧縮形式
・可逆圧縮形式

・非圧縮形式

言葉の通り圧縮されていないデータのことです。

メリットはデータの正確性ですが、デメリットとしては圧縮されていない分ファイルサイズが大きいという点です。

・非可逆圧縮形式

人間の可聴域(20Hz~20000Hz)以外を排除して圧縮する方法のことです。

ある程度の音質を保ちつつとはいえオリジナルよりは音質が劣るため、ファイルサイズを抑えられるというメリットがあります。

・可逆圧縮形式

オリジナルのデータを保ったまま圧縮する方法のことです。

再生時は解凍され元の非圧縮形式に戻るので、音質面ではオリジナルのデータと同じです。

3.音のファイルの種類

それでは、拡張子とそれぞれのファイルの特徴を説明します。

.wav(Waveform Audio File Format)

Windowsが標準で対応している形式として有名です。非圧縮形式(例外もある)なのでファイル容量は大きいが、音質は綺麗です。

.mp3(MPEG-1 Audio Layer-III)

元々は映像データの圧縮方式から派生したファイル形式です。

CD並の音質で、10分の1から12分の1という高圧縮率を得ることができます。ファイル容量が小さいので、インターネットでの配信や携帯音楽プレーターの再生フォーマットとして採用され普及しています。

.aiff(Audio Interchange File Format)

Appleが開発した非圧縮のファイル形式です。Mac環境下でよく利用されています。

.wma(Windows Media Audio)

Microsoft社が開発した非可逆圧縮形式のファイル形式です。近年ではWMA Losslessという可逆圧縮形式も出ています。

.flac(Free Lossless Audio Codec)

可逆圧縮形式です。ハイレゾ(高解像度)音源の提供でも利用されています。

4.ハイレゾとは?

ハイレゾとは、ハイレゾリューションオーディオ (High-Resolution Audio) のことをいいます。

Resolutionを訳すと解像度なので、高解像度な音源という意味になります。圧縮音源では伝えきれなかったレコーディング現場の空気感やライブの臨場感を、より感動的に表現することができます。

ビット数の高さとより細かなサンプリングによって、楽器や声の生々しさや艶などのディティールがきめ細かく表現されています。

何に対して高解像度なのかというと、CD音源と比べて高解像度になっています。情報量はCDの約6.5倍にもなります。

5.まとめ

いかがでしたか?

今まで意識していなかった方や意識して使い分けていた方も、音声ファイルの種類について、違いを少しでも知っていただけたでしょうか。

知識を活かして音声の劣化を防いだり、容量を小さくしてストレージの確保など、少しでもお役に立つことを紹介できていたら幸いです。

この記事を書いた人

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