Infinity-Agent Lab
マーケティング
中級者以上の教科書
お取り引き企業

サーチコンソールの平均掲載順位とは?基本的な確認方法や見るべきポイントなどについて解説!

更新日:2024年06月20日

サーチコンソールの平均掲載順位とは?基本的な確認方法や見るべきポイントなどについて解説!

SEOは他のマーケティング施策などに比べ即効性が高いわけではないため、日々検索結果における順位を確認するとともに改善を行うことが重要です。

この掲載順位を確認するにあたって、Googleのサーチコンソールは多くの企業が活用しています。

今回は、サーチコンソールの平均掲載順位について、基本的な概要から確認方法、見るべきポイントなどについて紹介していきます。

サーチコンソールの平均掲載順位とは?

サーチコンソール(Search Console)とは、Googleが提供する無料のWebマスター向けツールとなります。

自社サイトにエラーが無いかGoogle目線で改善策を提示してもらうことができます。

このサーチコンソールでは、自社サイトに訪れたユーザーの検索したキーワードに対し、Googleの検索結果で何位に表示されているのかという平均掲載順位を把握することが可能です。

平均掲載順位で把握できるキーワードは、SEOで強化しているキーワードなどに限定されるものではありません。

自社サイトには、日々ユーザーが様々なキーワードで検索を行い、興味を示しながら訪れています。

そのため、対象期間において、キーワード別に平均掲載順位を確認できれば、SEOの効果検証だけでなくマーケティングのヒントも導きやすくなります。

検索エンジン上での順位を確認することも重要性

Googleをはじめとする検索エンジンは、独自のアルゴリズムによって日々アップデートを行っています。

そのため、対象のキーワードで今日1位に表示されていたとしても、翌日には5位に下落するケースも起こり得ます。

多少の順位変動であればまだしも、大幅な順位変動が起こればユーザーの目に触れる機会は少なくなり、機会損失につながる可能性も高まります。

基本的にユーザーは、検索結果の上位から順に情報収集を行い、取捨選択を行っています。

そのため、上位に表示されれば集客につながりやすく、下位に表示されれば何かしらの対策を講じる必要があります。

このように、検索結果の順位は集客に大きく影響してくるため、定期的に確認するとともに改善を行っていくことが重要です。

サーチコンソールで平均掲載順位を確認する方法

平均掲載順位を確認するためには、まずはGoogleのサーチコンソールに登録しておく必要があります。

設定後の確認方法としては以下となります。

(1)     Googleのサーチコンソールにログイン
(2)     左側のメニューから「検索パフォーマンス>検索結果」を選択
(3)     中央に対象期間における平均掲載順位が表示されます。

なお、デフォルトではグラフに表示されるのは「合計クリック数」と「合計表示回数」のみとなります。

ただ、その横にある「平均CTR」とあわせ「平均掲載順位」をクリックすると、グラフに平均掲載順位の推移が表示されるようになります。

また、この平均掲載順位は以下の目的・用途別に詳細を確認することも可能です。

    クエリ(キーワード)別の確認

先ほどの検索パフォーマンスにデフォルトで表示される順位は、サイト全体の全流入キーワードにおける平均掲載順位となります。

これに加え、画面の下に表示されるクエリの中から対象のキーワードを選定すると、そのキーワードにおける平均掲載順位を確認することが可能になります。

SEOで強化しているキーワードがあれば、そのキーワードの平均掲載順位とあわせ、グラフの推移を把握することで効果検証を行うことができます。

また、その他のキーワードであっても、流入キーワードはマーケティングのヒントとなるため、SEOやリスティング広告などにおけるキーワード選定に役立てることが可能です。

    ページ別の確認方法

平均掲載順位は、クエリ(キーワード)だけでなくページ別にも確認することが可能です。

マーケティングにおいては、特定のページを強化していたり、コンテンツマーケティングなどを行っているケースも少なくありません。

このような場合には、キーワード別に見るだけでなく、対象ページがどのような状況なのかを把握することも重要になります。

上位化されているページとそうでないページを比較することで、課題や問題点なども可視化され、より改善にもつなげやすくなります。

    クエリとページを掛け合わせた確認方法

さらに、クエリとページを掛け合わせて平均掲載順位を確認することもできます。

例えば、特定のキーワードで検索した際に、AのページとBのページが日によって表示されるケースもあります。

このような場合には、それぞれの平均掲載順位をはじめコンバージョン状況などとあわせ確認することで、統合や変更などの整理・改善につなげることも可能になります。

これは、「クエリ」を指定した上で、「ページ」タブを選択すると確認することができます。

また、逆に「ページ」を指定して「クエリ」を選択することで、対象ページにおいてどういったキーワードが上位に表示されているのか確認することも可能です。

    日別の確認方法

その他、平均掲載順位は日別に確認することもできます。

日別の推移も、クエリやページを掛け合わせることで細かく分析することも可能です。

日別推移では、全体の順位変動を確認する上で活用できます。

これは、SEOの効果を図る指標とするケースもあれば、大幅な下落が起きた際にもすぐに改善につなげる効果も期待できます。

サーチコンソールの平均掲載順位を見るべきポイント

平均掲載順位は、先ほどの確認手法を駆使することで、様々な状況を確認することが可能です。

中でも代表的な見るべきポイントについて紹介していきます。

    SEOの効果検証や戦略立案

SEOを行っている場合、日々の順位状況を確認しておく必要があります。

例えば、対象ページにおいて指定のキーワードでSEOを行っていれば、その平均掲載順位について確認し、推移を追っていくことは重要です。

急激な下落があれば機会損失につながる可能性もあるため、すぐに対策を講じていく必要があります。

また、様々なキーワードにおける平均掲載順位を把握しておくことで、どのページからSEOすべきか、どのキーワードが効果的かという選定につなげることも可能です。

このように、SEOの効果検証や戦略立案に平均掲載順位は役立てることができます。

    市場や競合による動向の把握

また、サーチコンソールの平均掲載順位は、市場や競合他社による動向を把握する上でも活用することができます。

例えば、全体の平均掲載順位が変動するには大きく2つの要素が考えられます。

1つ目は特定のキーワードの順位が大幅に変動することで、これには競合他社がSEO強化を図ったり、新規参入してきた企業が増えたことなどが考えられます。

2つ目は、自社の流入キーワードの種類が増えたケースです。

流入キーワードの種類が増えれば、それぞれ平均掲載順位が存在するため、全体の平均掲載順位に影響を及ぼす可能性も高まります。

他メディアで取り上げられたり、広告・プロモーション施策などによって市場における認知度が高まれば、自然と流入キーワードの種類も増加する傾向にあります。

このように、平均掲載順位では市場や競合による動向を把握することもできます。

サーチコンソールの平均掲載順位を向上させる方法

続いて、サーチコンソールの平均掲載順位を向上させる方法について紹介していきます。

平均掲載順位が下落すれば、ユーザーの目に触れる機会も減るため、集客や売上においても大きな影響を及ぼします。

そのため、順位下落が起きた際には状況を確認するとともに、スピーディーに改善していくことが重要です。

代表的な改善策としては以下の要素が挙げられます。

    コンテンツの見直し・リライト

平均掲載順位が下落したのであれば、対象ページのコンテンツの見直しを行い、リライトしていくと効果的です。

例えば、指定キーワードの順位を確認し、上位サイトのコンテンツを確認すると、自社の対象ページに足りない要素やコンテンツが見つけやすくなります。

これらをオリジナルコンテンツとして追加・リライトしていくことで、対象ページの価値を高め、順位を向上させることが可能になります。

    ページやキーワードの見直し

また、コンテンツと合わせページやキーワードの見直しを図ることも重要です。

平均掲載順位がなかなか上がらないような場合には、競合他社が強すぎる可能性も考えられます。

このような場合には、いくらコンテンツを強化したところで上位化にはつながらないケースもあります。

また、サーチコンソールの平均掲載順位によって、予期せぬ効果的なページやキーワードを導くことができれば、改善することで効率よくSEO強化につなげることも可能になります。

サーチコンソールで確認できるその他の要素

サーチコンソールでは、平均掲載順位とあわせ以下の要素も確認することが可能です。

    合計表示回数

合計表示回数は、検索結果において自社のページが表示された回数のことを指します。

この表示回数が多ければ、ユーザーが良く検索しているキーワードということもでき、平均掲載順位とあわせて確認することで、効果的なキーワード選定につなげることが可能です。

    合計クリック数

合計クリック数は、検索結果経由で自社サイトをクリックした回数のことを指します。

いくら表示回数が多かったとしても、クリックされなければ意味がありません。

仮に平均掲載順位が高いにもかかわらずクリック数が低い場合には、タイトルやディスクリプションなどに問題が考えられます。

キーワードとあわせユーザーニーズをふまえた改善を行うと効果的です。

    平均CTR

平均CTRは、先ほどの表示回数に対してクリックされた率を表します。

このCTRが高ければ、効率よく集客につなげられていると考えることができます。

とはいえ、新規の流入キーワードが増えれば全体の平均CTRは変わるため、キーワードやページ別に細かく確認していくことが重要です。

まとめ

サーチコンソールでは、自社サイトに訪れた様々なキーワードにおける平均掲載順位を確認することができます。

ホームページを運営し、Webマーケティングを行う以上、検索エンジンからの集客を意識することが重要です。

平均掲載順位では、ページやキーワード別に細分化して確認することができるため、SEOの効果検証をはじめ市場や競合の動向を把握する上でも役立ちます。

今回紹介した内容も参考に、平均掲載順位を確認するとともにマーケティング施策に活かしていきましょう。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

Category  / 目的のカテゴリから読みたい記事をチェック!

Return Top