今回は、検索クエリの活用方法について解説していきます。
検索クエリを分析することで、ユーザーがどういった情報やコンテンツを求めているのかを理解できます。そのため、リスティング広告の運用において重要であり、効果的な施策を打ち出すためのポイントとなります。
検索クエリを活用して広告効果を高めていきましょう!
1. 検索クエリとは?
検索クエリとは、ユーザーがサイトを探す際に検索エンジン(GoogleやYahoo!JAPAN等)で実際に検索したワードのことを意味します。例えば、ユーザーが「ハンバーグが食べたい!なるべく簡単に作りたいな~。」と思ったときに、「ハンバーグ 簡単 レシピ」で検索した場合、「ハンバーグ 簡単 レシピ」が検索クエリとなります。
検索クエリにも種類があるので紹介していきます。
① ナビゲーショナルクエリ
ナビゲーショナルクエリとは、アクセス先が明確に想定されているクエリのことを指します。特定のサイトへ移動するためのサイト名や、サービス名とページ名の組み合わせなどですね。
例えば、「Google」、「Yahoo メール」などが当てはまります。
② インフォメ-ショナルクエリ
インフォメ-ショナルクエリとは、なにか疑問や悩みを解決するためのクエリのことを指します。
例えば、「エモい とは」、「ダイエット 方法」などが当てはまります。また先程例で挙げた「ハンバーグ 簡単 レシピ」もこちらに含まれます。
これらのクエリを使用するユーザーの目的はその情報を集めることであるため、満足をしたらそのままサイトから去ってしまうパターンが多いです。
③ トランザクショナルクエリ
トランザクショナルクエリとは、商品購入や問い合わせといった、行動が明確に想定されているクエリのことを指します。例えば、「キーケース 通販」、「ネイルスクール 資料請求」などが当てはまります。
このクエリを使用するユーザーは目的がはっきりとしているため、自分の求める商品やサイトがあれば高い確率で行動を起こしてくれます。すべての検索クエリがこの3つに分類できるわけではありませんが、一言で検索クエリといってもユーザーの目的や考えは様々であることがわかります。
では、検索クエリをどのようにリスティング広告に活用していくかを解説していきます。
2. 検索クエリの活用方法って?
検索クエリの確認はリスティング広告の運用において重要事項となります。検索クエリを確認しないと登録したキーワードが本来意図するように配信できているかわかりません。
検索クエリの活用方法は主に以下の3つです。
- 除外キーワードの発見
- 新しいキーワードの発掘
- 広告文の改善
それぞれについて説明していきます。
3. 除外キーワードの発見
キーワードを部分一致で登録しておくと、全く関係ない検索クエリも拾ってしまうことがあります。
例えば、大阪の店舗しかない古着屋がリスティング広告を出すとします。その際、「東京 古着」や「古着 オンラインショップ」などの検索クエリではおそらくCVにはつながらないでしょう。
その結果ユーザーにとって意図しない広告が表示されてしまうので、無駄なクリックが発生してしまい、費用が高騰してしまいます。CVに繋がりにくい検索クエリは除外してしまいましょう。頻度としては、1週間に1回は検索クエリをチェックしていただきたいです!
除外キーワードの設定方法は下記となります。
除外キーワードの設定方法:Google編
①キーワードをクリックする
②除外キーワードをクリックする
③ +マークで除外キーワードの設定をする
除外キーワードの設定方法:Yahoo!編
①ツールをクリックする
②対象外キーワードリスト管理をクリックする
③対象外キーワードリスト追加をクリックして除外キーワードの設定をする
4. 新しいキーワードの発掘
検索クエリをチェックすることで、新しいキーワードが発掘できます。
CVにつながった検索クエリを確認し、キーワードに追加していないものは追加をしましょう。予想外のクエリがCVに繋がっていることは多々あります。
5. 広告文の改善
検索クエリのチェックによって、広告文やLPを改善し広告の効果を高めることもできます。検索クエリでクリック数やCV数を確認して、広告文やLPの見直しを行いましょう!
こちらについてはまた別の記事にて詳しく解説していきます。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか?
検索クエリの精査は広告運用にあたって、とても重要です。みなさんも検索クエリを活用してより広告の効果を高めていきましょう。