
P-MAXは、
Googleが提供する広告キャンペーンの1つです。
YouTubeやディスプレイ広告など、
複数のチャネルに対して一度に広告を掲載できることが特徴で、
自動的に配信を行います。
ただし、
自動化できるといってもレポート機能を活用した調整は重要な要素です。
本記事では、
P-MAXで利用できるレポートや他の便利な機能についても触れているので、
より効果的な配信を目指したい方はぜひ参考にしてみてください!
1. P-MAXで利用できるレポート機能
1-1. プレースメントレポート
1-2. アセットレポート
1-3. アセットグループレポート
2. P-MAXのレポートを確認する手順
2-1. プレートメントレポート
2-2. アセットレポート
2-3. アセットグループレポート
3. P-MAXキャンペーンのパフォーマンス分析で大事なこと
4. P-MAXの改善で活用できる他の機能
4-1. 最適化スコア
4-2. データ除外
4-3. 地域マーケティング
4-4. 季節性の調整
5. P-MAXで成果を出すポイント
5-1. キャンペーンの併用
5-2. 機械学習の活用
5-3. 顧客データのアップロード
6. まとめ
1. P-MAXで利用できるレポート機能
P-MAXで利用できるレポート機能としては、
以下のようなものがあります。
- プレースメントレポート
- アセットレポート
- アセットグループレポート
それぞれどのような機能なのか確認していきましょう。
1-1. プレースメントレポート
プレースメントレポートは、
P-MAXで広告配信がされた場所や表示回数についてチェックできます。
このレポートを活用すれば、
コンバージョンが見込める効果的な配信先を発見することが可能です。
また、
逆に成果が見込めない配信先を発見し、
除外設定にすることで無駄な広告配信を削減できます。
1-2. アセットレポート
アセットレポートは、
P-MAXの各アセットにおける掲載結果を閲覧できる機能です。
内容をチェックすることで、
細かい成果をもとに、削除や改善などの判断を行えます。
表示できる内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| フィルタとダウンロード | ・アセットが複数の場合、アセットタイプ、 ポリシーの承認状況、掲載結果でフィルタ可能 ・レポートビューの拡張やダウンロードができる |
| アセット | ・テキスト、画像、動画のサムネイルなど、 各アセットのコンテンツ ・画像アセットのサイズ(該当する場合 |
| アセットタイプ | ・説明文 ・広告見出し ・長い広告見出し ・画像・ロゴ ・YouTube 動画 |
| P-MAX キャンペーンのアセットのパフォーマンス評価 | 過去30日間におけるパフォーマンスを確認可能 ・最良 ・良好 ・低 ・該当なし ・保留 ・データ不足 |
| ソース | アセットが広告主にアップロードされたか、 自動作成されたか表示 |
※参考:P-MAX のアセット レポートについて|Google広告ヘルプ
1-3. アセットグループレポート
アセットグループ単位でコンバージョンなどの成果を確認できます。
表示される内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| フィルタとダウンロード | ・アセットが複数の場合、アセットタイプ、 ポリシーの承認状況、掲載結果でフィルタ可能 ・レポートビューの拡張やダウンロードができる |
| アセット | ・各アセットのコンテンツ (テキストや画像のサムネイルなど) ・画像アセットのサイズ(該当する場合) |
| ステータス | ・アセットのポリシー違反や詳細を確認可能 |
| アセットタイプ | ・説明文 ・広告見出し ・長い広告見出し ・画像 ・ロゴ ・YouTube 動画 |
| パフォーマンス | 同じタイプの他のアセットと比較した場合の パフォーマンスのランク付けが表示 ・低 ・良好 ・最良 |
| ソース | アセットが広告主にアップロードされたか、 自動作成されたか表示 |
※参考:P-MAX のアセット レポートについて|Google広告ヘルプ
2. P-MAXのレポートを確認する手順
ここからはレポートを確認する手順について解説します。
どのように数値をチェックすれば良いのか確認していきましょう。
2-1. プレースメントレポート
事前定義されたレポートの場合は、
以下の手順で内容を確認できます。
■ レポート内容の確認手順
① Google広告の管理画面→「キャンペーン」アイコンをクリック
②「分析情報とレポート」プルダウンメニューをクリック
③「レポート エディタ」をクリック
④「P-MAX キャンペーンのプレースメント」をクリック
■ カスタム作成手順
カスタムで作成するには以下の手順が必要です。
① Google広告の管理画面→「キャンペーン」アイコンクリック
②「分析情報とレポート」プルダウン メニューをクリック
③「レポート エディタ」をクリック
④「+レポートを作成]」ボタンをクリック
⑤「属性」セグメントで「P-MAX キャンペーンのプレースメント」を選択
または検索バーに「P-MAX キャンペーンのプレースメント」と入力
⑥「行」 に 「P-MAX キャンペーンのプレースメント」が表示
⑦「掲載結果」セグメントで 「表示回数」を選択
または検索バーに「表示回数」と入力
⑧「列」に 「表示回数」が表示
※参考:P-MAX キャンペーンのプレースメント レポートを確認または作成する|Google広告ヘルプ
2-2. アセットレポート
■ アセットレポートの確認方法
アセットレポートの確認方法は以下の通りです。
① Google広告の管理画面→「キャンペーン」アイコンをクリック
② セクションメニュー →「キャンペーン」プルダウンをクリック
③「キャンペーン」をクリック
④「キャンペーン」ページ → P-MAX キャンペーンを選択
⑤ P-MAXキャンペーンの概要ページにリダイレクト
⑥ 左側のパネルの「キャンペーン」→「アセット グループ」をクリック
⑦ アセットレポートを確認するアセットグループのカード→「詳細を表示」をクリック
※参考:P-MAX のアセット レポートについて|Google広告ヘルプ
2-3. アセットグループレポート
■ アセットグループレポート 表示までの手順
アセットグループレポートを表示させるには以下の手順が必要になります。
① Google 広告の管理画面→「キャンペーン」アイコンをクリック
② セクションメニュー →「キャンペーン」プルダウンをクリック
③「キャンペーン」をクリック
④「キャンペーン」ページ → P-MAX キャンペーンを選択
⑤「アセット グループ」タブをクリック
⑥ 右上でページビューを 「概要」→「表」に変更
※参考:アセット グループのレポートについて|Google広告ヘルプ
3. P-MAXキャンペーンのパフォーマンス分析で大事なこと
パフォーマンス分析を行う際は、
まずは先月や前年との比較を行います。
期間ごとの推移を確認できたら、
次に他の広告との比較も行っていきましょう。
広告の表示回数やコンバージョン率など、
改善の余地があるか確認して、最後に詳しい数値をチェックします。
広告が表示された場所やユーザーの心理などを参考に、
なぜその数値に辿り着いたのか仮説を立てながら
今後の改善に繋げていきましょう。
4. P-MAXの改善で活用できる他の機能
P-MAXの改善では、
他にも役立つ機能が複数存在します。
それぞれどのような機能なのか確認していきましょう。
4-1. 最適化スコア
広告の配信設定をもとに、
最適化の度合いを確認できる機能です。
最適化するための方法についても提案してくれるため、
どうすれば配信による成果を改善できるのか知りたい方は
一度チェックしてみましょう。
ただし、
表示される改善方法が自社にマッチするとは限らないため、
本当に必要なのか事前に確認が必要です。
4-2. データ除外
コンバージョンデータに関する問題を通知して、
配信パフォーマンスへの影響を防ぐ機能です。
以下のように、
コンバージョン数とコンバージョン値が不正確になる要因を避け、
スマート自動入札を最適化できます。
- タグ設定に関するトラブル
- ウェブサイトの停止
- データ読み込みに関するトラブル
4-3. 地域ターゲティング
P-MAXは細かいターゲティングができない配信手法ですが、
地域ターゲティングを詳細設定することで
特定のユーザーを対象に配信できます。
配信精度を高めるために地域ターゲティングも有効活用していきましょう。
4-4. 季節性の調整
今後のプロモーションやセールにおける
コンバージョン率の変化を事前に登録することで、
スマート自動入札機能の動きを調整できる機能です。
1~7日間の短いイベントでコンバージョン率に変化が見込まれる場合に、
利用が推奨されています。
5. P-MAXで成果を出すポイント
P-MAXで成果を出すポイントは以下の通りです。
- キャンペーンの併用
- 機械学習の活用
- 顧客データのアップロード
上記についても内容を確認しておきましょう。
5-1. キャンペーンの併用
P-MAXは、
もともとキーワードベースの検索キャンペーンを補完するものです。
したがって、
まずは他の広告で基盤を確保してから
P-MAXの配信でパフォーマンスを拡大することがおすすめです。
5-2. 機械学習の活用
P-MAXで成果を上げるには、
機械学習のためにある程度の学習期間が必要です。
徐々にパフォーマンスを向上させる必要があるため、
すぐに成果が出ないことを考慮して配信スケジュールを
調整しましょう。
また、
十分な配信量を確保できるように予算を割くことも大切です。
5-3. 顧客データのアップロード
P-MAXでは、
顧客リストやファーストパーティーデータなどを
アップロードすることで機械学習を促進できます。
より最適化されたユーザーへ広告配信がされるので、
データがある場合は忘れずにインポートを行いましょう。
6. まとめ
いかがでしたか?
P-MAXでは、
複数のレポートから配信状況を確認できます。
効果的な配信先の確認やアセットごとの成果などをチェックできるため、
P-MAXを導入する場合は有効活用していきましょう。
また、
Googleでは他にも便利な機能が提供されているので、
合わせて利用することがおすすめです。






















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