LINEのトークヘッドビューは、LINE広告で配信できる予約型広告のメニューです。
視聴者からの注目度が高い場所に広告を掲載できるので、認知拡大に大きく貢献してくれます。
この記事では、トークヘッドビューの概要やメリットなどを解説していきます。
出稿前にすべきポイントも紹介するので、今後トークヘッドビューを利用するか検討している方はぜひ参考にしてみてください。
1.LINEのトークヘッドビュー(Talk Head View)とは
画像引用:LINE Business Guide
LINEのトークヘッドビューは、LINEのトークリスト最上部に広告を掲載できるメニューです。
1日1社限定で広告を掲載できます。
トークリストは多くのユーザーが1日に一度は訪問する画面であるため、広告を掲載すれば認知拡大に大きく貢献してくれます。
新商品や新ブランドのプロモーションなど、適切な目的に合わせて利用することがおすすめです。
1−1.トークヘッドビューカスタム(Talk Head View Custom)との違い
通常のトークヘッドビューは予約型の広告ですが、トークヘッドビューカスタムは運用型であることが特徴です。
主な違いとしては以下のようなことが挙げられます。
参考:Talk Head View|LINEヤフー for business
2.トークヘッドビューの詳細について
トークヘッドビューの詳細について、以下の項目を解説していきます。
・広告フォーマット
・利用できる機能
どのような広告なのか、より詳しく確認していきましょう。
2−1.商品スペック
公式サイトによると、トークヘッドビューの商品スペックは以下の通りです。
引用:LINEBusiness Guide|LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2
トークリストに大きく掲載はできるものの、ターゲティングやクリエイティブ数に制限があります。
また、商品金額が1,000〜4,000万円と比較的高いため、予算の都合も確認しながら導入することが大切です。
2−2.広告フォーマット
トークヘッドビューで利用する広告フォーマットは以下です。
引用:LINEBusiness Guide|LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2
サイズやファイル容量などを事前に確認し、問題なく利用できるように調整しましょう。
テスト環境のキャプチャが用意できないため、プレビューツールで事前に問題ないか確認する必要があります。
2−3.利用できる機能
トークヘッドビューでは、無料でブランドリフト調査を実施できます。
ブランドリフト調査は、広告の接触者と非接触者に、LINE公式アカウントからアンケート調査を実施できる機能です。
画像引用:LINEBusiness Guide|LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2
具体的には、以下の項目を設定できます
・利用経験
・好意度
・利用意向
ユーザーの反応を直に把握できるため、広告の成果や次に対応すべきマーケティング施策について理解が深まります。
3.トークヘッドビューのメリット
トークヘッドビューには、以下のようなメリットがあります。
・ダイナミックな広告を配信できる
・想定インプレッション量を確実にカバーできる
それぞれの利点について解説していきます。
3−1.1日で認知拡大に大きく貢献できる
現在、LINEは国内の月間アクティブユーザー数が9,500万人を超えているSNSです。
生活インフラとして利用されていることから、ほとんどの人が1日に1回以上アプリを開きます。
特に閲覧されやすいトークリストに広告を掲載することで、1日の掲載であっても認知拡大に大きく貢献できます。
公式サイトでは、2022年4月時点の実績で1日に6,500万UU以上にリーチできることが記載されていました。
参考:Talk Head View|LINEヤフー for business
3−2.ダイナミックな広告を配信できる
トークヘッドビューでは、トークリスト最上部を占有するダイナミックな広告を配信できます。
画像だけでなく、動画広告も配信可能なので、視認性の高さが魅力です。
注目度の高い広告で自社商品の宣伝をしたい方は利用を検討しましょう。
3−3.想定インプレッション量を確実にカバーできる
トークヘッドビューは予約型の広告であるため、想定インプレッション数を確実にカバーできるメリットもあります。
一般的な広告では配信するまでどの程度効果が見込めるのかわからないため、認知拡大の効果改善に多大な時間がかかる可能性もあります。
確実に認知拡大を向上させたい方は、インプレッション量が保証されているトークヘッドビューを活用してみてください。
4.トークヘッドビューのデメリット
トークヘッドビューは掲載面やインパクトの高さが魅力ですが、費用面で負担が大きいことが大きなデメリットです。
最も費用が低い1Day Liteであっても、商品金額が1,000万円に設定されています。
予算との兼ね合いを考慮しながら利用する必要があるので注意が必要です。
5.トークヘッドビューを配信する流れ
トークヘッドビューを配信する流れは以下の通りです。
- お問い合わせ
- 企業・商材審査
- 仮押さえ、事前原稿審査(任意)
- 原稿入稿/審査
- 配信開始
お問い合わせは、LINEヤフーの公式サイトから行えます。
審査の結果によっては遅れや掲載拒否が発生する可能性もあるので、早めに準備することがおすすめです。
参考:Talk Head View|LINEヤフー for business
6.トークヘッドビューの出稿前に確認すべきポイント
トークヘッドビューの利用を検討している方は、出稿前にクリエイティブ内容に問題がないかチェックしておきましょう。
会社名やブランド名といった広告主体者表記を記載しなかったり、注意表示などが見切れていたりすると否認になってしまいます。
また、宗教関連やコンプレックス商材など、配信が禁止されているサービスもあります。
エステやマッチングサイトなどの場合、LINEヤフーによって認められた一部のサービスは掲載できることもあるので確認が必要です。
参考:Talk Head View審査ガイドライン|LINEヤフー for business
7.トークヘッドビューはどのようなサービスが向いているのか?
トークヘッドビューがどのようなサービスに向いているのか解説していきます。
・トークヘッドビューカスタムがおすすめの広告主
それぞれについて見ていきましょう。
7−1.トークヘッドビューがおすすめの広告主
広告の予算として1,000万円以上を確保できる方や、ターゲティングにこだわりがない方にはトークヘッドビューがおすすめです。
トークヘッドビューでは、利用できるターゲティングが性別のみに制限されています。
ユーザーの年齢など、属性があまり関係ない映画サブスクリプションサービスなどの場合は効果を発揮しやすいです。
また、特定の日程を抑えて配信したい方もトークヘッドビューの利用をおすすめします。
7−2.トークヘッドビューカスタムがおすすめの広告主
トークヘッドビューカスタムは、少額予算からトークリストへの配信を行いたい方や、ターゲティングをより細かく設定したい方におすすめします。
年齢などの基本属性から、趣味・興味関心などをもとにしたターゲティングが可能です。
また、トークヘッドビューカスタムは運用型であるため、他のLINE広告と運用方法が変わりません。
すでにLINE広告を活用している方にも利用がおすすめです。
8.まとめ
いかがでしたか?
トークヘッドビューは、LINEで特に視認率の高いトークリストに広告を配信できます。
1日で認知拡大に大きく貢献してくれる点や、想定インプレッションを確実に確保できる点が大きな特徴です。
ただし、費用が最低1,000万円以上であることや、ターゲティングに制限があることなど、デメリットもあります。
導入する際は、予算や機能について把握して慎重に検討しましょう。