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Yahoo!広告とLINE広告のログインIDが「ビジネスID」に統合!運用者が知っておくべき変更点を解説

更新日:2025年08月29日

Yahoo!広告とLINE広告のログインIDが「ビジネスID」に統合!運用者が知っておくべき変更点を解説

2025年7月23日、Yahoo!広告において
「LINEビジネスID」と「Yahoo! JAPANビジネスID」が統合され、
「ビジネスID」として生まれ変わりました。

本記事では、
ビジネスID統合の概要から統合手順、注意事項まで解説します。

1. ビジネスIDの統合について

1-1. アップデート概要

2025年7月23日(水)より、
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、法人向けサービスで提供している
「Yahoo! JAPANビジネスID」と「LINEビジネスID」を統合し、
新たに共通のログインIDとして「ビジネスID」の提供を開始しました。

この統合により、1つのビジネスIDで
「Yahoo!広告」「LINE広告」「LINE公式アカウント」などのログインが可能になります。

将来的には「Yahoo! JAPANビジネスID」の提供は終了予定で、
順次移行が進められる予定です。

1-2. 対象となるサービス

対象は「LINEビジネスID」で使用しているサービスと、
「Yahoo! JAPANビジネスID」で使用しているサービスです。
具体的には以下のようなものがあります。
※すべてのサービスが対象であり、以下は一例。

■ LINEビジネスIDのサービス

  • LINE公式アカウント
  • LINE広告
  • ビジネスマネージャー
  • LINEヤフーマーケティングキャンパス

■ Yahoo! JAPANビジネスIDのサービス

  • Yahoo!広告
  • 広告管理ツール
  • キャンペーンエディター
  • Yahoo!広告 API

1-3. 統合のメリット

今回のアップデートにより、
LINEとYahoo! JAPANの各法人向けサービスで分かれていた管理画面へのログインを、
1つの「ビジネスID」で行うことが可能になりました。

これにより、ID管理がシンプルになり、利便性の向上が期待されます。

また、
従来Yahoo! JAPANビジネスIDのワンタイムパスコードでログインしていた場合も、
統合後はよりスムーズなログインが可能になります。

2. Yahoo!広告の変更点

2-1. ログイン方法の変更

「ビジネスID」のログイン画面は、LINEヤフー共通の新しいデザインに変わります。
統合後は、LINEヤフーの法人向けサービスで共通のログインID「ビジネスID」が利用可能です。

これにより、
「LINEアカウント」「ビジネスアカウント」「Yahoo! JAPAN ID」のいずれかを使って、
両サービスの管理画面にアクセスできます。

■ Yahoo!広告管理ツールへのログイン画面

ワンタイムパスコードによるログインは、
2026年3月頃に終了予定のため、現在利用している場合は、
終了日までに「ビジネスID」への統合を行うことが推奨されています。

■ スケジュール

2-2. 権限管理方法の変更

Yahoo!広告では、これまでYahoo! JAPANビジネスIDに設定されていた
「ツール管理権限」と「ツール利用権限」の提供が終了します。

今後は「法人管理権限」を持つユーザーだけが、
従業員の新規登録(Yahoo! JAPANビジネスIDの新規作成)を行えるようになります。

ただし、
この変更によってアカウントごとの権限は引き続き適用されるため、
操作できる範囲や内容に変わりはありません。

■ 変更イメージ

2-3. アカウント移管の仕様変更

これまではアカウント移管が完了すると、
システムが自動で移管元企業のビジネスIDの権限を変更または解除していましたが、
本リリース以降は自動で行われなくなります。

今後は、利用者自身で権限を変更する必要があります。

なお、
この変更はすでに申請済みのアカウント移管にも適用されます。

また、
システムが自動で権限を変更しないため、
設定によっては意図しないユーザーがアカウントを閲覧・編集できる可能性があります。

そのため、
事前に権限の確認をしておくことが重要になります。

さらに、
これまでは移管元から招待中のユーザーがいる場合、
移管完了時にその招待を自動で削除していましたが、
今後は削除されず、移管後も招待が有効なままとなるので注意が必要です。

■ 変更イメージ

2-4. アカウント招待方法の変更

これまでは、
アカウントにユーザーを招待する際、Yahoo! JAPANビジネスIDを指定していましたが、
今後はメールアドレスを指定して招待します。

招待メールは、
ビジネスIDに登録されているメールアドレスではなく、
指定したメールアドレス宛に送信されます。

なお、
サービスリリース前に送られた招待メールは、リリース後は無効になります。
その場合は、もう一度招待メールを送信してください。

■ アカウント招待メールの宛先

【アカウントへユーザーを招待した場合】

招待されたユーザー 招待先アカウントの
「管理権限」を持つ
ユーザー全員
招待先アカウントに
登録された
「連絡先利用者」
リリース前 ビジネスIDに登録済の
メールアドレス
リリース後 指定された
メールアドレス

【招待したユーザーが「承諾」を「辞退」した場合】※1

招待されたユーザー 招待先アカウントの
「管理権限」を持つ
ユーザー全員
招待先アカウントに
登録された
「連絡先利用者」
リリース前 ビジネスIDに登録済の
メールアドレス
ビジネスIDに登録済の
メールアドレス
ビジネスIDに登録済の
メールアドレス
リリース後 指定された
メールアドレス
ビジネスIDに登録済の
メールアドレス
ビジネスIDに登録済の
メールアドレス

※1:招待先アカウントがMCCアカウントに関連づけられている場合、当該MCCアカウントに管理権限が付与されたユーザー全員にもメールが自動送信されます。

3. Yahoo! JAPANビジネスIDとの違い

「Yahoo! JAPANビジネスID」と「ビジネスID」の違いは以下の通りです。

Yahoo! JAPANビジネスID ビジネスID
管理方法 企業配下のIDとして管理 個人のIDとして管理
発行方法 ビジネスマネージャーでツール管理者、
もしくは法人管理権限保有者が発行
プロフィール画面で
ユーザー自身が発行
登録情報
  • 名前
  • メールアドレス
  • 部署名(任意)
  • 役職名(任意)
  • 電話番号
  • FAX番号(任意)
  • ツール権限
    (ツール管理権限orツール利用権限)
  • メールアドレス
  • 名前
  • パスワード

4. ビジネスIDの統合手順

Yahoo!広告は
今後「Yahoo! JAPANビジネスID」の利用を終了するため、
ビジネスIDの統合を推奨しています。

ここでは、その統合手順について解説します。

前提として、統合手順は各ビジネスIDの保有状況によって異なります。
ご自身の状況に合わせて、以下の手順でビジネスIDを統合しましょう。

  • Yahoo! JAPANビジネスIDとLINEビジネスIDの両方を持っている場合
  • Yahoo! JAPANビジネスIDのみ持っている場合
  • LINEビジネスIDのみ持っている場合

■ Yahoo! JAPANビジネスIDとLINEビジネスIDの両方を持っている場合

統合時に両方のIDを指定してください。
統合後、両方のサービスに共通の「ビジネスID」として利用が可能になります。

■ Yahoo! JAPANビジネスIDのみ持っている場合

統合時に「Yahoo! JAPANビジネスID」のみを指定してください。
統合後、LINE関連サービスにログインするための設定が可能になります。

■ LINEビジネスIDのみ持っている場合

現在Yahoo!広告の利用には「Yahoo! JAPANビジネスID」が必須です。
あらかじめIDを発行し、それを指定して統合を行ってください。
将来的にIDがなくてもYahoo!広告が利用可能になる予定ですが、
詳細は追って発表されます。

5. 注意事項

今回のアップデートにおいて、注意するべき点は以下の通りです。

  • ID統合後の変更・解除はできない
  • ビジネスIDの新規発行はできない
  • 1人につき複数のビジネスIDは使えない
  • 新規申し込み時の手続き方法

詳しく説明していきます。

5-1. ID統合後の変更・解除はできない

一度「Yahoo! JAPANビジネスID」と「LINEビジネスID」を統合すると、
後から別のIDに変更したり、連携を解除したりすることはできません

統合する前に、現在使っているIDが正しいか必ず確認しましょう。

5-2. ビジネスIDの新規発行はできない

現在、「ビジネスID」を新しく発行することはできません

Yahoo!広告で「ビジネスID」を利用したい場合は、
事前に「Yahoo! JAPANビジネスID」を発行してから統合手続きを行ってください。

将来的に新規発行が可能になる予定ですが、時期は未定です。

5-3. 1人につき複数のビジネスIDは使えない

1つのメールアドレスで複数の「ビジネスID」を使うことはできません

従業員1人につき1つのビジネスIDを発行してください。

もし広告アカウントごとに複数の「ビジネスID」を使っている場合は、
アカウントの招待機能を使って1つのIDにまとめることをお勧めします。

5-4. 新規申し込み時の手続き方法

Yahoo!広告やYahoo!広告APIを新しく申し込む際は、
これまで通り「Yahoo! JAPAN ID」で手続きを行ってください。

申し込みが完了した後に、「ビジネスID」の統合を行いましょう。

6. まとめ

今回の「ビジネスID」統合により、
これまで別々に管理されていたLINEとYahoo! JAPANの法人向けサービスの
ログインIDが一本化され、
1つのIDで両サービスを利用できるようになりました。

Yahoo!広告では、
ログイン方法や権限管理・アカウント移管・招待方法など
複数の仕様変更が行われており、今後の運用に影響する内容も含まれます。

また、
「Yahoo! JAPANビジネスID」の提供終了に備えて、
「ビジネスID」の統合対応が推奨されています。

統合手順や注意点は、保有しているIDの種類によって異なります

特に、
統合後のID変更ができないことや、複数IDの利用制限など、
条件を事前に確認したうえで対応することが重要です。

今後の運用に支障が出ないよう、
スケジュールと要件を確認しながら計画的に統合作業を進めましょう。

※画像引用(出典:LINEヤフー株式会社 公式発表資料 2025年6月
※参考:
LINEヤフー株式会社 【Yahoo!広告】ビジネスIDの統合に関するお知らせ 2025年8月5日
LINEヤフー株式会社 公式発表資料 2025年6月

LINEヤフー株式会社 LINEヤフー、法人向けサービスの共通のログインIDとして本日より「ビジネスID」の提供を開始 2025年6月30日
LINEヤフー株式会社 【重要】「LINEビジネスID」並びに「Yahoo! JAPANビジネスID」の統合について 2025年6月11日

※本記事の内容は、2025年8月時点の情報および当社の見解に基づいています。掲載内容による効果や成果の向上を保証するものではありません。

この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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