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インターネットアーカイブって何?概要やツールの使い方などについて徹底紹介!

更新日:2023年11月22日

インターネットアーカイブって何?概要やツールの使い方などについて徹底紹介!

※この記事は2023年11月22日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

インターネットアーカイブって、何か気になっていませんか?

また、使い方やどのようなシーンで使用したらいいのか、気になりますよね。

当記事ではインターネットアーカイブの概要や、ツールの使い方などについて詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧になってください。

インターネットアーカイブの概要

インターネットアーカイブとはWeb上で、さまざまなページの収集をおこなっている非営利団体のことです。

世界中の方がWeb上で保存された資料や、データなどを無料で見れるよう、Brewster Kahle氏によって設立されました。

インターネットアーカイブは、後述するWayback Machineや、Archive-Itなどさまざまなツールを提供してます。中でもWayback Machineは、インターネットアーカイブの中でも有名なツールです。

インターネットアーカイブのツールを利用することで、削除されてしまったWebサイトや動画を見ることができます。

インターネットアーカイブのツールの使い方・使うタイミング

当記事では、インターネットアーカイブのツールの使い方と、使うタイミングについて知るために、下記の3つを解説します。

・Webサイトの順位が変化した時
・過去のWebサイトを閲覧したい時
・削除してしまったページを保存しておきたい時

各々について一つひとつを確認し、自分がインターネットアーカイブのツールを使用する際に、活かしましょう。

Webサイトの順位が変化した時

Webサイトの順位が変わった時に、インターネットアーカイブのツールを使用すると効果的です。

SEOを意識している方であれば、自分のWebサイトや競合サイトのWebサイトが、どのように変化したのか気になります。

Webサイトの順位が変わった後で上位の記事を見ても、どのような箇所が変わったのか分かりにくい場合があるため、なかなか変化を発見することができません。

しかし、インターネットアーカイブのツールを使用することで、変化前のWebサイトの情報を知ることができるので、比較すれば変わった点を発見できます。

過去のWebサイトを閲覧したい時

インターネットアーカイブのツールはSEOのためではなく、単に過去のWebサイトを閲覧したい時にも役立つのです。

気に入っていた会社やサービスのホームページが、何かしらの理由で消えてしまった場合、二度と見れないので落胆してしまいますよね。

しかし、インターネットアーカイブのツールを使用すれば、削除されてしまったホームページを見れるので、落胆することはありません。

削除してしまったページを保存しておきたい時

削除してしまったページを保存しておきたい時に、インターネットアーカイブのツールを使用するといいでしょう。

例えば、Webサイトの運営者であれば、一度は不要と考えて削除してしまったページでも、後で必要となる場合があるはずです。

そこで、インターネットアーカイブのツールを使用して、削除してしまったページを探せば保存できます。

ページを削除してしまったことにより、Webサイトに訪れるユーザーが減少してしまっても、インターネットアーカイブのツールを使用すれば、また復活できるのです。

インターネットアーカイブのおすすめツール5選

インターネットアーカイブのツールには、さまざまなものがあります。

最も有名なツールはWayback Machineですが、ユーザーが使いやすいようにしたものもあるため、状況に応じて選ぶといいでしょう。

当記事では中でもおすすめなツールについて、5つご紹介します。

・保存数が多いWayback Machine
・有料だが簡単にWebサイトを保存可能なArchive-It
・国立国会図書館が運営しているWARP
・米国議会図書館が運営しているLibrary of Congress
・日本語で分かりやすいウェブ魚拓

各ツールのメリットやデメリットなどを確認し、自分には何が最もいいのか考えましょう。

保存数が多いWayback Machine

画像引用:Internet Archive: Wayback Machine

インターネットアーカイブが提供しているツールで、インターネットアーカイブの中でも最も有名です。

世界中のサイトを収集しているため、膨大な情報量を確保しています。

保存されたWebページは、2022年の時点では7400億を超えており、月に約140億ものページの割合で増加しているのです。

圧倒的な情報量を保持しているので、他のツールでは探せない情報でも、Wayback Machineなら見れる可能性が高いでしょう。

また、無料で利用できるため、インターネットアーカイブのツールの中でも最もおすすめです。

有料だが簡単にWebサイトを保存可能なArchive-It

画像引用:Archive-It

Archive-Itも、インターネットアーカイブが提供しているツールで、専門的な知識がなくても簡単にWebサイトを保存できます。

保存したWebサイトはインターネットアーカイブに保管され、全文検索で探せるようになるので便利です。

ただし、有料なので利用する際には、よく考えてから利用するようにしましょう。

国立国会図書館が運営しているWARP

画像引用:国立国会図書館インターネット資料収集保存事業

WRAPは国立国会図書館が運営している、インターネットアーカイブのツールです。

日本国内のWebサイトのみの情報を確保しており、自治体、法人、機構、国立大学を対象にしています。

以上より、WRAPは私的なWebサイトの情報を得たい方ではなく、公的なWebサイトの情報を得たい方におすすめなツールです。

Webサイトを探す場合にはURL、タイトル、公開社名、書籍IDを検索すれば探せます。

米国議会図書館が運営しているLibrary of Congress

画像引用:Library of Congress

Library of Congressは米国議会図書館が、運営しているインターネットアーカイブのツールです。

一部日本向けのWebサイトの情報も確保しています。

情報収集の頻度は、1つのWebサイトに対して週1、月1、年に1、2回程度と様々です。

このサイトでは、インターネットアーカイブのほかに、図書館資料の電子版も検索できるため、図書館資料を利用する方には便利なサイトです。

日本語で分かりやすいウェブ魚拓

画像引用:ウェブ魚拓

ウェブ魚拓は株式会社アフィリティーが運営している、インターネットアーカイブのツールです。

Webサイトが日本語で記載されているため、分かりやすいのが特徴です。

ただし、Wayback Machineのようにクローラーを使用して、Webサイトの情報を収集する訳ではなく、目的のURLを入力して保存します。

ウェブ魚拓では画像データが保存されるので、知りたいWebサイトの情報をほとんど再現可能です。

ただし、中にはウェブ魚拓を拒否しているWebサイトもあるため、知りたい自分のWebサイトの情報を得られない場合もあります。

インターネットアーカイブは違法という訳ではない

「インターネットアーカイブは違法なのか?」と、疑っている方もいますが違法と言う訳ではありません。
ただし、全く違法ではない訳でもないので、注意は必要です。

インターネットアーカイブは、無料で140万冊のデジタル書籍を閲覧できる、電子図書館を公開していましたが、2020年6月に複数の大手出版社から著作権侵害として、訴えられていました。
ただ、電子フロンティア財団によって、電子図書館を維持するようなこともあり、結局のところは曖昧という結論になります。

Wayback Machineの本来の利用規約によると、研究目的に使用するとのことですが、最終的には自己判断という形になっています。

インターネットアーカイブのツールで動画が見れない理由と対策方法

インターネットアーカイブのツールを使用しても、場合によっては動画が見れない場合があり、利用を断念してしまう方がいるはずです。

当記事ではインターネットアーカイブのツールで、動画が見れない理由と対策方法について、下記の4つをご紹介します。

・運営歴が短い
・履歴が削除されてしまっている
・推奨ブラウザで見ていない
・不安定なインターネット回線を使用している

各々について1つずつ確認し、自分が利用する際にどのような点を特に気を付けたらいいのか、おさえておきましょう。

運営歴が短い

運営歴が短いWebサイトであれば、インターネットアーカイブのツールに、情報収集されていない可能性があります。

Wayback Machineのような、インターネットアーカイブのツールであれば、クローラーがWebサイトを訪れて情報を収集するため、ない場合があることを念頭に置いておきましょう。

履歴が削除されてしまっている

Wayback Machineを例に挙げますが、Webサイトの情報をWayback Machineに、載せたくない場合には削除を依頼することができます。

Wayback Machineは、膨大な量のWebサイトの情報を確保していますが、削除依頼が出されてしまっているのであれば、履歴が残っていないので見れません。

そのため、類似サービスを利用するか、見ることを諦めるしかないでしょう。

まとめ

インターネットアーカイブにはさまざまなツールがあり、削除されてしまったWebサイト・Webページを見れるのは魅力的です。

しかし、違法かどうかついては曖昧なところもあるので、使用する際には十分に注意を払って使用するようにしましょう。

また、必ずしも自分が見たいWebサイトがあるとは限らないので、あまりインターネットアーカイブのツールに頼らないようにするのが良いと言えるでしょう。

この記事を書いた人

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