皆さん、突然ですが国内のWebブラウザのシェアを知っていますか?
堂々の1位はGoogle Chrome、次いでInternet Explorer、Firefox、Safariと続きます。
参考:WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界)
予想通りでしたか?
筆者はもっとSafariのシェアが多いと思っていましたが、まだまだIEとFirefoxも人気がありますね。
ちなみに弊社では全社員デフォルトで「Google Chrome」を使用しています。
Chromeユーザーの同士の皆さん、「アドオン(拡張機能)」は活用していますか?
WEBマーケティングに関わるならば、アドオンは上手く使っていきましょう。
日々の広告運用を行う上で、広告アカウントの管理画面上の調整以外にも様々な作業が発生します。
その作業工数の削減や、クオリティ向上に役立つアドオンを16個に厳選して共有していきたいと思います。
1.アドオンのメリット・デメリット
「アドオン(add-on)」とは、英語の通りソフトウェアに「後から追加する」拡張機能を指します。
ほぼ同義の言葉として「プラグイン」とも呼ばれます。
簡単に言うと「ブラウザをより使いやすくするための便利ソフト」と言ったところでしょうか。
無料のアドオンもあれば、有料の物も存在します。
よほど専門性の高い業務でない限り、無料のアドオンを使いこなせれば十分です。
そんな便利な「アドオン」ですが、まずメリットとデメリットの両面をお知らせしたいと思います。
1-1.アドオンのメリット
アドオンを追加することによるメリットのほとんどは「作業の効率化」に尽きます。
ブックマークから何かのツールを扱おうとすれば、このような手順を追うでしょう。
ブックマークからアイコンを探す
→ログインする
→目的のページまで移動
→該当の機能を使う
と4つのアクションを取らなければいけません。
しかしアドオンの多くは、ブラウザ上で作業が完結し上記の手間が発生しません。
「たったこれだけ」と思うかもしれませんが、これらの動作に1分の時間を使っているとしたら、1日5回で5分、1ヶ月20日の出勤として100分、それが12ヶ月で1,200分……20時間です。
1年で20時間を、なんともムダに過ごすことにもなりえます。
WEBマーケティングにおいて、思考の時間は命です。
少しのムダさえ省く姿勢が重要と言えます。
1-2.アドオンのデメリット
ただこのアドオン、便利なだけではなくデメリットも存在します。
それは「PCのスペックに依存する」というものです。
PCのメモリが少ないほど、多数のアドオンを入れると動作が遅くなり元も子もない…というわけです。
メモリ4GB周辺のPCを使っている方は注意。
8GB以上あれば、Officeの同時操作、エディターへの大規模な投稿や画像編集ソフトの操作にも耐えて元気に動いてくれるはずです。
ブラウジングする上でも、メモリが少ないとページの読み込みが遅くなったりするので、PCのスペックを理解しながらソフトをインストールすることをオススメします。
2.オススメのGoogle Chromeアドオン16選
それでは、Google Chromeを使用する際に便利なアドオンをお伝えします。
2-1.Google Tag Assistant
Google Tag Assistantは、Googleがリリースしているアドオンです。
Ghosteryのように様々な媒体タグを一覧することは出来ませんが、Google関連のタグであれば設置されているものを見ることができ、動作確認も行えます。
インターネット広告を行う上でGoogle広告は欠かせません。
Google広告のタグがきちんと計測されているか、エラーが起きていないかを確認するために必要なアドオンです。
(参考:Google Tag Assistant)
2-2.アドエビスタグチェックツール
アドエビスチェックツールは、ロックオン社がリリースしているアドオンです。
訪問サイトごとにアドエビスのどの機能が実装されているのかが分かるため、現状把握やツール活用の分析、提案の際には重宝します。
(参考:アドエビス タグチェックツール)
2-3.Facebook Pixel Helper
Facebook社がリリースしているアドオンです。
Google Tag Assistantと同様に、Facebook広告のタグの設置、動作状況を細かく見ることが出来るため、Facebook広告を導入した際の初動の確認には非常に重宝します。
(参考:Facebook Pixel Helper)
2-4.Clear Cache
Clear Cacheは、ブラウザに蓄積されているキャッシュを1クリックで削除できる便利なアドオンです。
Googleアカウントの設定からキャッシュを削除しようとすると地味に手間がかかりますが、これでキャッシュを即削除できるので、定期的にワンクリックしてPCを身軽にしていきましょう。
(参考:Clear Cache)
2-5.Full Page Screen Capture
Full Page Screen Captureは、手軽にページ全体をキャプチャできるアドオンです。
資料作成などのために、保存しておきたいページなどがあったら1クリックで全ページを保存できます。
(参考:Full Page Screen Capture)
2-6.Web Clipper:Easy Screenshot
Web Clipper:Easy Screenshotを使うことで、3種類のキャプチャを撮ることが出来ます。
「画面に映っている範囲・画面内の指定する範囲・ページ全体」の3つです。
「ページ全体」を撮る際は、画質の差からFull Page Screen Captureの方がオススメです。
前者2つの機能を使用する際に重宝します。
(参考:Web Clipper:Easy Screenshot)
2-7.Fireshot
Fireshotもキャプチャ系のアドオンです。
上記2つのアドオンと使い勝手を比べてみて、使いやすいものを残していくのが良いでしょう。
(参考:Fireshot)
2-8.(サイト停止中)AdMatrix Analytics
AdMatrix Analyticsは、フルスピード社が開発した、閲覧ページのSEOに関する情報を可視化できる分析ツール“でした”。
例えば以下のような項目を見ることが出来ます。
「テキスト量と対策キーワードの出現率・見出しタグの内容・発リンク数・被リンク数」
SEOを考える上で必要な要素が揃っているため、自社サイト、競合サイトの分析には是非使っていきたいアドオンだったのですが、現在サイトが停止中となっており復旧の目処もどうやら立っていないようです……
2-9.Enregistrer dans Google Drive
Enregistrer dans Google Driveは、「あ、このページ良いな」「このファイル後で見たいな」と思った時のお役立ちアドオン。
保存しておきたいページなどをGoogle Drive上に簡単に保存できるアドオンです。
情報収集の際にローカルファイルを少しでも節約したい時には活躍することでしょう。
(参考:Enregistrer dans Google Drive)
2-10.Wappalyzer
Wappalyzerは、ホームページのCMSや解析ツールや、広告配信システム、OS、サーバなどを確認できるアドオンです。
競合分析やアイデア出しの為の情報収集などのヒントを得るために活躍するアドオンです。
(参考:Wappalyzer)
2-11.Page Ruler
「この画像って何ピクセルくらいなんだろう?」と思ったことはありませんか?
Page Rulerは、ブラウザ上で指定したエリアの大きさを測ることが出来ます。
わざわざ画像を保存して、プロパティの詳細を見る面倒がなくなります。
(参考:Page Ruler)
2-12.Sizzy
Sizzyは、制作物の表示環境を様々なデバイスに合わせてテストできるアドオンです。
動作も確認できるので、WEB制作に関わる方、バナーやLPを扱う広告運用者の方は入れておいて損はないでしょう。
(参考:Sizzy)
2-13.PrintWhatYouLike
PrintWhatYouLikeは、ページをプリントする際に便利なアドオンです。
印刷時に発生してしまう余白は、ムダ紙を生んでしまいます。
これを使えばページ内の好きな部分だけ印刷することができ、ちょっとした資料作成やミーティングの参考資料を印刷して持っていく際にスマートな資料を作ることができます。
(参考:PrintWhatYouLike)
2-14.Google Keep
GoogleKeepは、Googleが提供するクラウド上の「付箋」のようなメモ機能を持つツールです。
ちょっとしたメモを保存でき、ワンタッチで色付けして分類できるのが便利。
PCとスマホアプリ間の情報の連動性もスムーズで使いやすく、さすがGoogleと言えるアドオンです。
(参考:Google Keep)
2-15.Hangout Chat
Googleからリリースされているチャットツール。
通常のチャットに留まらず、ビデオ会議はもちろんのこと画面共有、通話、ファイル共有など様々な部分で活躍します。
GoogleカレンダーやGoogleドライブなど、G Suite系のツールを多く取り入れている企業では、各プロダクトとも互換性が高いため社内のメインコミュニケーションツールとしておすすめしたいアドオンです。
(参考:Hangout Chat)
2-16.ChatGPT for Google
最近注目を集めている、自動生成AIのChatGPTの拡張機能。
GoogleやBing等の検索エンジンの結果とChatGPTの結果を、同時に表示させることができます。
また、検索する内容によっては、検索エンジンで検索するよりも早く知りたい情報を得ることができます。
そのため、情報収集の効率化が期待できるアドオンです。
(参考:ChatGPT for Google)
3.最後に
すべての仕事において、効率は(最優先というわけではないですが)常に重要です。
その効率や生産性を上げるためのアドオンを一部ご紹介しました。
また、「効率は改善できそうだけどWEBマーケティングにおける悩みは尽きない…」という方は、インフィニティエージェントまで気軽にご相談下さい。