Facebook広告では、FacebookのニュースフィードやInstagramのストーリーズ、messengerなど様々な配信面を一括で管理できます。配置アセットカスタマイズを使用すると配信面に合わせてクリエイティブを変えたり、テキストを変えたり、より配置に合わせた形で広告の編集ができるようになります。
配置ごとに異なるクリエイティブを配信するためには広告セット分割する方法もありますが、広告セットをできるだけ統合して効率的にデータを集約させることが重要なFacebook広告ではコンバージョン最適化を活かせなくなるリスクがあるため、広告セットを分割してしまうと効果が落ちてしまう可能性があります。
そんな時に有効な配置アセットカスタマイズについてご紹介します!
1.配置アセットカスタマイズとは?
Facebook、Instagram、Audience Network、Messengerの各配置に合わせて、同じ広告セット・広告でも配置ごとに異なるアセット(広告の画像や動画、テキストなど)で入稿できます。
配置ごとのアセットカスタマイズでは、以下の項目を配置ごとに編集することが可能です。
2.配置アセットカスタマイズの設定手順
配置アセットカスタマイズは下記の手順で設定できます。
①広告の作成または編集画面から編集する配置を選択をクリック
②変更したい配置を選択
③画像・動画やテキストの内容を変更
④画像を変更する場合は変更をクリックし、任意の画像を選択。
過去に使用した素材の中から、選択中の配置用に別の画像/動画を選択できます。新しいコンテンツの使用も可能です。
編集する配置を保存すると、個別に設定したものが広告編集画面に表示されます。さらに配置ごとのカスタマイズを追加する場合は①から繰り返し登録していきます。
3.配置アセットカスタマイズの活用方法
配置アセットカスタマイズの活用方法をご説明します。
3-1.画像・動画
配置によって訴求を変更したい場合や、同じクリエイティブ素材であっても各配置で推奨されている縦横比に合わせた画像の切り取りもできます。
例えば同じInstagramでも、フィードであれば1:1の正方形、ストーリーズであれば9:16の縦長といったように、推奨されている縦横比は配置ごとに異なります。まずはヘルプから配置ごとに推奨されている縦横比をご確認ください。
3-2.テキスト
変更した画像・動画に合わせてテキストを変更したい場合や、同じ訴求でもFacebookとInstagramで絵文字の有無やテキストのニュアンスを変更したい場合に使用します。
また、Facebookのニュースフィードでは掲載される見出しや説明がInstagramでは掲載されないといった仕様の違いもカバーできます。
3-3.リンク先URL
配置ごとに変更した訴求やテイストに合わせてランディングページを設定できます。
また、Google アナリティクスなどのアクセス解析ツール用のパラメータを配置ごとに指定したい場合も活用できるでしょう。
4.まとめ
配置のアセットカスタマイズ機能を使って配置ごとに異なる素材を使えることで、より適切な広告を配信できるようになります。
テキストが変更できるようになったりサムネイルを選べるようになったり、これまでより広告の自由度が上がったため、広告の配置に合わせてカスタマイズした配信が可能です。配置のアセットカスタマイズの機能を上手に使えば、より広範囲のユーザーに適切なアプローチができるようになるのではないでしょうか。