CASE STUDY

【Google】検索の3倍の成果へ!P-MAXの「質」をクリエイティブ運用基盤で変えたリノベステーションの挑戦

戦略再設計・見直し Google検索 P-MAX クリエイティブ・LP改善 広告クリエイティブ その他 お問い合わせ

【Google】検索の3倍の成果へ!P-MAXの「質」をクリエイティブ運用基盤で変えたリノベステーションの挑戦

案件詳細

テーマ 広告クリエイティブ
媒体・メニュー Google検索、P-MAX
ソリューション 戦略再設計・見直し、クリエイティブ・LP改善
業界 その他
商材 太陽光/蓄電池
KPI お問い合わせ

用語解説

・CV(コンバージョン):ウェブサイト上の成果。(例:購入、申込など)
・CVR(コンバージョン率):広告をクリックしたユーザーのうち、CVに至った割合。
・CPC(クリック単価):1クリックあたりにかかった費用。

課題

─ 運用状況

住宅設備・リフォーム領域において、Google 広告を「刈り取りの土台(検索広告)」と「需要拡張(P-MAX)」の2役で位置づけ、月間500万円前後の予算を投下しています 。

検索広告は「業者」「見積」などの具体的キーワードで検索する顕在層を確実に獲得できる一方、キーワードボリュームに限界があり、獲得母数が頭打ちになるという課題を抱えていました 。

また、母数拡大のために活用していたP-MAXなどのプッシュ型施策では、CV数は獲得できるものの、検索広告と比較して問い合わせ後の歩留まり(成約率)が約3分の1程度に留まるなど、獲得の「量」と「質」のバランスに苦戦している状況でした 。

─ P-MAXキャンペーンとは?

P-MAXキャンペーンとは、Googleのすべての広告枠に自動配信を行うキャンペーンタイプ(広告メニュー)です。

予め設定した目標(例:販売促進、サイト誘導など)をもとに、Google AIの機械学習が入札や配信先、クリエイティブ(広告文や画像などの組み合わせ)などを自動で最適化します。

─ 仮説

ブラックボックスになりがちなP-MAXを構造的に分解し、AIの学習を「質の高い層」へ誘導するための条件を整えることで、規模の拡張と質の改善は両立できると考えました 。

具体的には、「P-MAXの学習はクリエイティブ供給の質と量が左右する」という仮説に基づき、YouTubeのベストプラクティスを取り入れたUGC調の動画素材を継続供給できる運用基盤を構築 。特にユーザーを惹きつける「冒頭3秒(フック)」の評価指標を明確化し、成果データに基づいた高速な差し替えサイクルを回すことで、競合が激化する商戦期においてもCPAを抑えながら良質な流入を最大化できると予測しました 。

実施施策『成果データで学習する“クリエイティブ運用基盤”の構築』

─ 施策内容① 少人数で回る「UGC型動画」の量産体制

特定の「勝ちパターン」(①問題提起→②解決ベネフィット→③根拠→④CTA)をフォーマット化 。

季節性や補助金、地域に合わせたバリエーションをGeminiで生成し、少人数でも配信を止めない内製フローを構築しました 。

─ 施策内容② 「フック率20%」を基準とした高速PDCA

動画を「作って終わり」にせず、フック率→CVR→CPAという独自の評価指標を設計 。

フック率20%を合格ラインとして勝ち素材を即座に選別し、AIに「質の良いシグナル」を継続的に学習させました 。

─ 施策内容③ マルチデバイス・全方位へのアセット最適化

縦横比・尺の長さ・字幕の有無を網羅的に用意。

YouTube、Discover、Displayの各面に適合させるとともに、サイレント再生でも意味が通じる1フレーム目設計を徹底し、リーチの最大化と理解促進を両立させました 。

検証結果

月間約500万円の予算規模において、以下の成果を達成しました 。
CV(獲得件数): 136%増加(補助金需要の激戦期でも母数を大幅拡大)
CPC(クリック単価): 11%改善
CVR(獲得率): 維持(母数を増やしながら効率を担保)

根津 将太朗
有効商談と受注見込みが増加し、季節要因に左右されない安定したパイプラインを確立 。さらに、指名検索への間接寄与も可視化され、中長期的なブランド形成を確認できました 。

担当運用者からのコメント

今回のP-MAX改善では、配信設定を細かく触る前に「学習が進む状態」を作ることを最優先にしました。

UGC調動画を継続供給できる内製フローを整え、縦横・尺・字幕有無などのバリエーションを高速で差し替え。フック率(3秒視聴)→視聴維持→CVR→CPAの順に評価し、意図別にアセットグループを分けて勝ち素材へ寄せていく運用を徹底しました。自動化機能は補助として活用しつつ、判断は数字で実施。

さらにクリックID連携で指名検索への間接寄与も確認し、短期効率と中長期の需要形成を両睨みで最適化しています。

制作・運用が一体で回る改善サイクルを作れたのが大きな収穫で、今後も継続的に検証します。

担当運用者のプロフィール

Shotaro Netsu

根津 将太朗

株式会社インフィニティエージェント
デジタルマーケティング事業部
マーケティングDiv. 責任者

2018年新卒入社。新規開拓営業から現場を経験した上で、2021年に最優秀年間MVPを受賞し広告プランナーへ転籍。クライアントの事業成果に直結する運用設計・改善提案を強みに、2023年には約30名規模のPlanning div責任者として組織をリード。2025年よりマーケティング部を立ち上げ、責任者として新規事業推進と自社マーケティング機能(集客・設計・改善)の統括を担う。Google Agency Excellence Awardsのグランプリにもノミネートされる事例の排出など、実務と組織の両面から成果創出に取り組んでいる。

Google Agency Excellence Awardsとは?

https://agencyexcellenceawards.withgoogle.com/intl/ja_jp/announcement
Google Agency Excellence Awardsは、Googleが世界各国で実施している代理店向けの表彰プログラムで、Google Agency Excellence Awardsを通じて、Google広告の活用によって優れた成果や価値提供を実現した取り組みを部門別に称えます。

審査では、運用設計や改善プロセスの品質に加え、Googleの広告プロダクトや自動化・AI機能をどのように活用し、パフォーマンス(成果)に結びつけたかといった観点が重視されます。

なお、年によってカテゴリ構成や募集要項が更新されるため、最新のガイドラインに沿った形で評価・選出が行われます。

無料マーケティング診断のご案内

今回のように“どこを変えれば数字が動くか”は構造で見えることが多いので、よろしければ無料マーケティング診断で現状を一度整理してみてください。

実際の広告アカウントでは、アカウント構成・クリエイティブ・計測・媒体の役割設計など複数の要因が絡み合い、どこから手を付けるべきか判断しづらいケースがほとんどです。

インフィニティエージェントでは、Web広告運用総額150億円以上診断実績650社突破という豊富な知見を活かした
『無料マーケティング診断』を実施しています。

本診断では、運用歴15年超の取締役がアカウント全体を俯瞰的に分析し、具体的な改善ポイントと施策案をレポート形式でご提案いたします。

成果が頭打ちになっている方や、さらなる改善を目指したい方は、ぜひ一度ご活用ください。

※実績は2025年7月までの累計
※本記事の内容は特定の条件下で得られた結果であり、すべての案件で同様の成果を保証するものではありません。

プロの視点で無料診断を受ける