CASE STUDY

【Google】GA4のデータ連携でP-MAX広告のCPAを約45%改善

不動産業界 来場予約 広告運用 P-MAX 他媒体やツール連携と活用

【Google】GA4のデータ連携でP-MAX広告のCPAを約45%改善

案件詳細

テーマ 広告運用
媒体・メニュー P-MAX
ソリューション 他媒体やツール連携と活用
業界 不動産業界
商材 住宅展示場
KPI 来場予約

用語解説

  • CV(コンバージョン):ウェブサイト上の成果(例:来場予約や申込など)を指します。
  • CPA(コンバージョン単価):1件のCVを獲得するために要した広告費を指します。
  • CVR(コンバージョン率):広告をクリックしたユーザーのうち、CVに至った割合を指します。

課題

「住宅展示場への来場予約」をKPIに、P-MAXキャンペーンを運用していましたが、月ごとのCV数に大きな変動があり、CPAも安定しない状況が続いていました。

配信比率やCV割合が高くインパクトの大きい広告メニューであるため、P-MAXキャンペーンの成果を安定化させることが課題となっていました。

─ P-MAXキャンペーンとは?

P-MAXキャンペーンとは、Googleのすべての広告枠に自動配信を行うキャンペーンタイプ(広告メニュー)です。

予め設定した目標(例:販売促進、サイト誘導など)をもとに、Google AIの機械学習が入札や配信先、クリエイティブ(広告文や画像などの組み合わせ)などを自動で最適化します。

P-MAXキャンペーンで成果を高めるには、以下の要素が特に重要です。

  • 機械学習の促進、精度向上
  • 効果的なクリエイティブ設計

実施施策『GA4のデータ連携によるオーディエンスシグナル強化』

従来からクリエイティブ検証は継続的に行っていましたが、分析の結果、特にターゲティング(配信面やユーザー層)の変動が大きいことが判明。そこで今回は、P-MAXキャンペーンにおける機械学習の精度を高め、ターゲティングの安定化を図るための施策を実施することにしました。

機械学習の精度を高める手段として、「オーディエンスシグナル」という機能があります。成果につながりやすいユーザー層の情報をGoogle AIに与えることで、配信の最適化を促進します。

このオーディエンスシグナルに「顧客データ」を活用する方法も有効ですが、当該クライアントのプライバシー観点から活用が難しかったため、GA4で取得したデータを活用(連携)することにしました。

─ GA4(Googleアナリティクス4)とは?

GA4とは、ウェブサイトやアプリのユーザー行動を分析するためのアクセス解析ツールです。Google広告だけでなく、他の広告媒体や自然検索、SNSなど複数の集客経路を横断的に分析できます。

─ なぜGA4のデータを活用することにしたのか?

Google広告では複数のKPI(資料請求、イベント申込など)が同時にCV計測されており、学習対象が分散していました。一方、GA4では「来場予約」のみをCVとして抽出できるため、Google AIに”より純度の高いCVデータ”を提供できます。

さらに、GA4ではGoogle広告以外の広告媒体や集客経路からのCVデータも取得できるため、Google AIにより多くの学習データを与えることが可能です。

このような観点から、GA4のデータ活用が最適であると判断し、実施に至りました。※ここでいう「CVデータ」とは、CVに至ったユーザーのリストを指します。

検証結果

Google広告とGA4を連携したうえで、GA4のCVデータをオーディエンスシグナルとして設定した新しいアセットグループ(配信グループ)を作成。従来のアセットグループと並行して配信を行いました。

  • CVR(コンバージョン率)約173%向上
  • CPA(コンバージョン単価)約45%低減

質の高いデータをGoogle AIに提供したことで、来場予約につながりやすいユーザー層の特定精度が向上し、ターゲティングの最適化が進んだと考えられます。

その結果、CVRとCPAが改善し、月ごとに変動が大きかったP-MAXキャンペーンの成果も安定化させることに成功しました。

担当運用者からのコメント

本事例では、P-MAXのオーディエンスシグナルにGA4のデータを活用することで、自動化メニューでありながら運用調整の難しいP-MAXにおいて成果改善(CVR:約173%改善、CPA:約45%低減)を実現することができました。

「顧客データ」を使用できない状況でも、GA4のデータを活用することで、成果に直結するユーザー層への配信を強化できた好事例です。

ただし、単に GA4 のデータを取り込むだけでは十分な成果は得られません。どのような内容のデータを活用するか、また他のオーディエンスシグナルの設定状況を考慮して設計することが重要です。

頻繁に設定を変更したり、過度に制限的なシグナルを設定したりすると、かえって学習が不安定になる場合もあります。最終的には、運用者の判断や経験が成果を左右する部分だと感じています。

P-MAXキャンペーンで成果に課題を感じている方や、Web広告運用に関するご質問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

担当運用者のプロフィール

Tsubasa Majima

真島 翼

株式会社インフィニティエージェント
デジタルマーケティング事業部
プランニングDiv. チーフ

プランニングディビジョンにて、トップクラスの売上を誇る企業様の広告運用を成功に導いている。その傍ら、チーム内の教育責任者として多くの新人プランナーを育成し、早期に戦力化させてきた。現在ではその活動領域を広げ、会社全体の新人教育にも携わっており、事業の成長と人材育成、両面から組織の未来を創る役割を担っている。

Google Agency Excellence Awardsとは?

https://agencyexcellenceawards.withgoogle.com/intl/ja_jp/announcement
Google Agency Excellence Awardsは、Googleが世界各国で実施している代理店向けの表彰プログラムで、Google Agency Excellence Awardsを通じて、Google広告の活用によって優れた成果や価値提供を実現した取り組みを部門別に称えます。

審査では、運用設計や改善プロセスの品質に加え、Googleの広告プロダクトや自動化・AI機能をどのように活用し、パフォーマンス(成果)に結びつけたかといった観点が重視されます。

なお、年によってカテゴリ構成や募集要項が更新されるため、最新のガイドラインに沿った形で評価・選出が行われます。

無料マーケティング診断のご案内

今回のように“どこを変えれば数字が動くか”は構造で見えることが多いので、よろしければ無料マーケティング診断で現状を一度整理してみてください。

実際の広告アカウントでは、アカウント構成・クリエイティブ・計測・媒体の役割設計など複数の要因が絡み合い、どこから手を付けるべきか判断しづらいケースがほとんどです。

インフィニティエージェントでは、Web広告運用総額150億円以上診断実績650社突破という豊富な知見を活かした
『無料マーケティング診断』を実施しています。

本診断では、運用歴15年超の取締役がアカウント全体を俯瞰的に分析し、具体的な改善ポイントと施策案をレポート形式でご提案いたします。

成果が頭打ちになっている方や、さらなる改善を目指したい方は、ぜひ一度ご活用ください。

※実績は2025年7月までの累計
※本記事の内容は特定の条件下で得られた結果であり、すべての案件で同様の成果を保証するものではありません。

プロの視点で無料診断を受ける