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Google【MUGEN】について。知っておきたいこと。その仕組とは?

2019年05月31日

Google【MUGEN】について。知っておきたいこと。その仕組とは?

皆さん!最近Googleについてまた話題になったことがあるのですが知っていますか?

その名も「MUGEN(無限)……」。今までGoogle Hagakure(葉隠)やGoogle GORIN(五倫)と言った変わった名前のフレームワークが出現していましたが、今回はその最新版と言ったところでしょう。

さて、フレームワークと申しましたが、この「MUGEN」はプロダクトではありません。
プロダクトであれば新しい機能や新しい商品になりますが、これについては「既存の手法や機能」をかけ合わせて、ある目的を達成するために最大化していく試み、のようなものです。

そんな「MUGEN(無限) 」は果たしてどのようなものなのか。実際に現場で使えるレベルのものなのか。ご共有したいと思います。

1,MUGEN(無限)についての概要を知ろう

MUGEN(無限)とは一言で言うと、【機械学習×リーチの拡充】というところでしょうか。
IAラボを読んでいる皆さんにとっては「3A」は結構当たり前の概念かもしれません。

そこを考えていただけるとわかると思うのですが、昨今主流なデジタルマーケティングの方向性とは「AI」でした。

膨大なデータの中から機械学習(ディープラーニング)して、最適化し、適切な成果を引き出していくというのが最近のアップデートで強化されて注目された部分でもあると思います。

MUGENでは、自動化を用いて、更なる「リーチ」の拡充を目指します。
具体的には自動入札戦略によるものと、検索クエリの追加と除外を頻繁に行っていくことで「新しい顧客層の創出」を実現していく、という考えのもと、フレームワークは出来ました。

つまり、「3A」の延長線上にMUGENがいると考えて相違ないでしょう。
だからこそ、そこまで真新しいことでは正直ありませんので、そこは気軽に捉えていただけますと幸いです。

検索は基本的に「刈り取り」ニーズが強いということは皆さんもあると思います。
ただ、クエリを最適化して拡大していくことで、ディスプレイだけではなく検索広告を用いて新規ニーズを多く獲得していこうというフレームワークです。

ちなみにMUGENを説明するにあたって、Googleのフレームワークがどのように変わってきたのか、知っていく必要があると思うので、簡単に下記にまとめてまいりましょう。

1-1,Hagakureの役割


当時「Hagakureしましょう!!!」と、とにかく騒がれた時代もありましたね。
これはそんなに特別な内容ではありません。Hagakureを一言で言うと、「コンパクトに全体をまとめましょう」というもの。

そもそもですが、Hagakure以前のアカウント構成は例えばひどいもので「1KW、1キャンペーン、1広告グループ、1広告文」のような手法が横行しておりました。

当時の機械学習の精度は正直に言ってそこまで良いものではなかったからですね。
こうすると非常に膨大な量の構成になりますし、管理だって大変でした。しかし機械学習精度の向上によって、Hagakureが生まれ、その膨大な量のアカウントを1つにまとめていくという動きに変わったのです。

正直この改変が最もリスティング業界においてはインパクトの強い出来事であったと言っても過言ではありません。

このフレームワークは【機械学習によるコストパフォーマンスの向上/コンバージョンの効率化】を実現しました。

1-2,GORINの役割


そして、続いてGORINというフレームワークが生まれました。
GORINはHagakureによって構成された基礎の基礎をブーストするための役割を持っています。

そのため、例えばGORINには以下のような項目が設定されています。

・予算によるインプレッションシェアの損失率を削減
・広告のローテーションを変更
・自動入札機能の活用
・広告表示オプションの活用
・検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)の活用
・検索パートナーによる配信の設定

これらを実施することで、Hagakure構造による効果を最大発揮し、効率化していきます。

1-3,3Aの役割


続いてのフレームワークは「3A」です。
これは「スマート自動入札の活用」「アトリビューション」「オーディションの活用」この3つを用いたフレームワークです。

目的としては【Hagakure】によるベースの構築。【GORIN】による成果の効率化。
そして【3A】ではより「人」に対してフォーカスし、成果を追求することにあります。

これによりどのようなことが起きたのかというと、アトリビューションを加味することで、ラストクリックではなく、減衰モデルやDDAモデル(データドリブンアトリビューション)が注目されるので、今までスポットライトの当たらないキーワードにも実は効果があることを突き止めました。

そしてスマート自動入札とオーディエンスリストを掛け合わせることで、より精度の高いコンバージョンを効率よく獲得することに成功しました。

2,MUGENは使うべきなのか?

 

それに対して「MUGEN」では何をしていくのでしょうか。MUGENは検索広告による成果のスケールを目指しています。

やることとしては下記の項目です。

・スマート自動入札の活用
・DDA(データドリブンアトリビューション)の活用
→要件が足りず出来ないようであれば「減衰モデル」の活用
・DSAの活用
・レスポンシブ検索機能の活用
・広告カスタマイザーの活用
・検索クエリの追加/除外

これらのことを実行することで、MUGENのフレームワークとされています。
これを見てわかる方もいると思うのですが、ここまでは「GORIN」と「3A」の掛け合わせみたいな形になっています。

ただ一つ決定的に違うのは、GORINは「効率化・狙い撃ち」がテーマでした。3Aも「効率化・オートメーション化」がテーマでした。

故に今までの施策は全て「ターゲットとするユーザーに対して、狭めていく施策」であったのに対し、MUGENは「ターゲットとなるユーザーを発掘しに行く」というということを目的としているので、使う機能は似ていてもベクトルは全く反対のものである、ということはご認識してください。

そしてMUGENを使うべきか、使わないべきか。
この話に終始しますが、結論【まだ様子見】で良いのではないかと思います。

MUGENは「効率化」ではなく「スケール化」を目指すので、当然CPAは高騰します。
まずは地盤を固めて、それでも尚、余裕ができた時にやるのが最も良いのではないでしょうか?

3,MUGENのメリット・デメリット

とはいえ、MUGENのメリットもデメリットもわからないうちに判断できるか!という話は上がってきそうなので、ここらへんでメリットとデメリットについて簡単に触れていきたいと思います。

3-1,MUGENを使うメリット

まずはメリットですが、これは最も良い点としては「今までになかった層のユーザーを獲得できる」というものです。

検索広告というと、一部のキーワードに偏重しがちですが、世の中では同時にクエリがどんどん新しいものも含めて生まれているわけですよね。

既存の知見に頼ることはもちろん大事ですが、それ以上に今の時代に目を向けた時に、新しい言葉を発掘していく作業も必要不可欠であるということは、大切なことではないでしょうか。

基本的にMUGENではオートメーション化し、クエリを発掘し、登録しさらにスケールしていく作業がメインとなってくるので、これにより新規層の獲得を目指すことは悪いことではないと思います。

3-2,MUGENを使うデメリット

対してデメリットとは何でしょうか。
これは言わずもがな、ですよね。お気づきの方もいると思います。

【CPA】が高騰してしまうことはデメリットとしてもう十分な要素であると考えられます。
そしてスケールしたとして、それが当たるかどうかということも定かではないですよね。

これはデメリット以外のなにものでもありません。
どのようにクエリを制御し、獲得を狙っていくのか。オートメーション化していくので他の部分を手動で動かすことが出来ないことも含めると、非常に慎重になっていくべきではあると思います。

スマート自動入札についても全てのビジネスに当たるわけではなく、やはりディープラーニングの特性も加味すると、より多い獲得数が見込まれるビジネスのほうが最適化されやすいので、それも含めて考えていきましょう。

4,最後に

今回はGoogleの新しいフレームワークでもある「MUGEN」についてお話してきました。
ですが、同時に考えていただきたいとは、これらのフレームワークは素晴らしいものである一方で、あくまでも媒体社の売上を上げるために提唱している側面もあるというもの。

フレームワークに踊らされず、あくまでも「目標達成」の一手段としてだけ捉えていけるように意識を持つべきです。

そしてMUGENを実施するに従って、「ベース部分」の構築は完璧にした上で行ってください。HagakureもGORINも軽視すれば痛い目を必ず見ることになります。

アカウント構築やリスティングの成果に不安がある方は、弊社に是非お問い合わせください。

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