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来るSafari ITP2.2アップデート!その内容と考えられる悪影響について

2019年05月08日

来るSafari ITP2.2アップデート!その内容と考えられる悪影響について

つい最近ですが、ITP2.1についてリリースされたニュースは耳に新しいですね。
ですが、驚くことにもうITP2.2について発表されることになりました。

その中身とはどのような無いようなのでしょうか?
そして私達に対策できることはあるのか?

今回はITP2.2のアップデートをお知らせすると共に敵となる相手の全体図を知っていくことで、今後の対策に繋げられることが出来ればと思っています。

1,ITP2.2の内容について

ITPについてよくわからない!といった方については、ITPについて書いた記事がありますので、まずはそちらを参照していただければと思います。
(参考:ITP2.1の出現で1st Party Cookieの扱いはどのように変わるのか?)

それではまずは、今回のアップデート(2019年4月24日)で何が行われるのか。
原文を参照してみたいと思います。

Tracking Via Link Decoration Caps Client-Side Cookies to 1 Day of Storage
As of ITP 2.2, persistent cookies set through document.cookie are capped to one day of storage when both of the following conditions are met:

1.A domain classified with cross-site tracking capabilities was responsible for navigating the user to the current webpage.
2.The final URL of the navigation mentioned above has a query string and/or a fragment identifier.
The rest of this blog post explores this in detail.

(転載元:『Webkit』Intelligent Tracking Prevention 2.2)

すみません、英語ばかりで全然わからないと思います。
というわけで、翻訳した文章を転載するので、ご覧いただければと思います。

▼リンクによるトラッキングはクライアントサイドのクッキーを1日の保存期間に制限します
ITP 2.2以降、document.cookieを通じて設定された永続的なCookieは、次の両方の条件が満たされたときに1日の保存期間に制限されます。

1、クロスサイトトラッキング機能で分類されたドメインが、現在のWebページへのユーザーの移動を担当していました。
2、上記のナビゲーションの最終URLは、クエリ文字列および/またはフラグメント識別子を有する。
このブログ記事の残りの部分では、これについて詳しく説明します。

このように記されています。具体的に私達マーケターが仕事をする上で、どのような影響が出てくるのでしょうか?

次項ではもうちょっと深掘りしてみたいと思います。是非参考にしていただければと思います。

2,ITP2.2では具体的にどのような悪影響があるのか

そもそもITP2.1のアップデートの内容に触れていく必要があります。少しだけおさらいですが、ITP1.0では3rd Party CookieによるCookieの有効期限が24時間になりました。

2.0では3rd Party CookieによるCookieの有効期限が即時廃棄になりましたね。
そしてITP2.1では今まで安全と言われていた1st Party Cookieの有効期限がまさかの7日間になりました。

それではITP2.2ではどのようなアップデートがあったのでしょうか?

2-1,Javascript経由の1st Party Cookieの保持期間が1日に

上記にも書いてあるとおりですが、

Tracking Via Link Decoration Caps Client-Side Cookies to 1 Day of Storage
As of ITP 2.2, persistent cookies set through document.cookie are capped to one day of storage when both of the following conditions are met:

▼リンクによるトラッキングはクライアントサイドのクッキーを1日の保存期間に制限します
ITP 2.2以降、document.cookieを通じて設定された永続的なCookieは、次の両方の条件が満たされたときに1日の保存期間に制限されます。

(転載元:『Webkit』Intelligent Tracking Prevention 2.2)

こちらになります。つまり、今まで1st Party Cookieであれば7日間保持できていたCookieが1日間に圧縮されてしまったということですね。
ただし、正確に言うとこのアップデートはあくまでも「サーバー側」ではなく「Javascript側」で生成された1st Party Cookieに限りますので、そのことは留意いただければと思います。

しかしJavascript側で生成されたCookieではこのアップデートが適用されてしまうので注意が必要です。
特にこれは広告系のサービスではよく使われるので、どちらにせよ多くの人が注意しなければいけない問題でしょう。

2-2,クロスサイトトラッキングをしているものに影響か

そしてもう一つ意識しないといけないことはクロスサイトトラッキングについてです。単純に1st Party Cookieだけを気をつけていればいいということではないみたいですね。

それについて触れているのはこの一文です。

What If My Website Uses Query Strings or Fragments?
Just like with cookies and other web storage, there are legitimate and privacy-infringing uses of query strings and fragments, and cross-site trackers try to make their activities indistinguishable from good use. We are obliged to prevent cross-site tracking for Safari users.

It has been suggested that ITP should simply remove any link decoration when the click source has cross-site tracking capabilities. We opted not to do so because of legitimate use and the risk of breaking website compatibility (see the comedy example above).

Note though, the one-day cap on document.cookie storage only applies if your site was navigated to by another site with cross-site tracking capabilities, and only for the current webpage.

▼自分のウェブサイトがクエリ文字列またはフラグメントを使用する場合はどうなりますか?
クッキーや他のWebストレージと同じように、クエリ文字列やフラグメントの合法的でプライバシーを侵害する用途があり、クロスサイトトラッカーはその活動を有効な用途と区別できないようにしようとします。私たちは、Safariユーザーに対するクロスサイトトラッキングを防ぐことを義務付けています。

クリックソースにクロスサイトトラッキング機能がある場合、ITPはリンク装飾を単純に削除することをお勧めします。合法的な使用とWebサイトの互換性を破る危険性があるため、そうしないことを選択しました(上記のコメディの例を参照)。

ただし、document.cookieストレージの1日の上限は、サイトがクロスサイトトラッキング機能を持つ別のサイトによってナビゲートされた場合にのみ適用され、現在のWebページに対してのみ適用されます。

(転載元:『Webkit』Intelligent Tracking Prevention 2.2)

クロスサイトトラッキングには2つのキーが必要です。
それは【パラメータ】【1st Party Cookie】この2つですね。クロスサイトトラッキング目当てでパラメータをソースにつけている場合、これに抵触する可能性があるので注意しましょう。

例えばGoogleアナリティクスを使ってクロスサイトトラッキングを有効にしている場合は今回のアップデートに抵触する可能性は十分あるようなので注意が必要です。

詳しくは今回のアップデートで専門的な記事を書いている方がいるので、そちらを参考にしてみていただければ良いと思います。
(参考記事:『AdLiticsラボ』safariのITP2.2とは?広告やアクセス解析への影響について解説)

今まで擬似的に3rd Party Cookieの挙動を再現していたと思うのですが、それをやる過程を今回のアップデートで阻害された形となります。

3,今後の対策について

今後の対策ということでいうと、今の所1st Party CookieをJavascript生成のものではなく、サーバー側で作成したものを使うほかなさそうです。

しかしそれは媒体側の対応に依存することになるので、今今出来ることと言えば、きちんとそのような内容のアップデートがされるということを認識することと、もし、明らかにコンバージョンが落ちたなと気づいた際に、クライアントへも迅速にこの内容を周知できるよう準備することです。

今は媒体側の対応を待ちましょう。ただ毎日の計測も漏らさずにやることでいち早く異変に気づく事ができるので大切だと思います。

4,最後に

いかがでしたか?
ITP2.2のアップデートのご共有をさせていただきましたが、今の所打つ手が無いのが現状ですね。
ソースを書き換えることで解決する問題になるのか、それでは対応できないのか。

この手のアップデートは媒体側とAppleのイタチごっこになることは想像に難くありませんが、それを利用する私達としてもいつ影響が出ても良いようにリスクヘッジとクライシスマネジメントが必要になると考えています。

ただ1つ言えることは、このようなアップデートに対応できたとしても、対応できるまでに少なからず空白の時間が出来てしまうことは事実です。

その期間を無駄にしないためにも、リターゲティング中心の施策に依存せず、新規ターゲティングでどれほど獲得精度を高めることが出来るのか、ということにフォーカスし、プランニングしていく必要はあると考えます。
危機管理とその後の対応についても弊社には強みがありますので、是非ご相談くださいませ。

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