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インハウスマーケティングのメリット・デメリット

2019年03月27日

インハウスマーケティングのメリット・デメリット

今回はどちらかと言うと企業向けの記事になっています。
皆さんは広告を含むマーケティングを自社で行っていますか?
それとも代理店に外出ししていますか?

自社でマーケティングの全てを内製化することを専門用語で、「インハウスマーケティング」といいます。
特にリスティング広告では、ROASやROIで成果を追ったほうがより費用対効果を加味しながら出来るため、インハウスマーケティングは非常に有利に思われがちですが、実はこの一見便利そうなインハウスマーケティングにもメリットとデメリットが存在します。

今回はインハウスメーケティングのメリット・デメリットについてお伝えできればと思います。

1,インハウスマーケティングとは

インハウスマーケティングとは何でしょうか。
簡単に言うとインハウスマーケティングは、マーケティングに必要な全機能を内製化することを指します。
全機能というと代表的なもので広告、PR、エンジニアリング、デザイン等を指します。

マーケティングの一部の機能を外注して、尚且つ、その中でも自社としてある程度口をはさむ在り方をミドルインハウスといいます。

2,インハウスマーケティングのメリット

インハウスマーケティングを行う上で企業は様々なメリットを享受することが可能です。
これだけでもやってみる価値があるので参考にしてみて下さい。

・手数料がかからない

原則インハウスマーケティングでは全て自社の社員が作業をするために、外注した時に発生するはずの手数料がかかりません。
例えば広告代理店に運用を任せると、多くの会社は20%の手数料が発生します。

100万円を資金とした場合、20万円は手数料が発生してしまいますよね。
すると、本来100万円をフルに使って集客をしたいものの、80万円分で効果を出さなければならなくなります。
代理店がその分のパフォーマンスを発揮してくれれば、何も言うことはないですが必ずしもそのような結果になるとはいい切れません。
その時に優秀な運用者がいれば本来払うはずの手数料分も全て広告費として使うことが出来ます。

・一気通貫が出来る

外注をしている場合それぞれの専門分野に頼むので、パフォーマンスとしては担保できますが、コミュニケーションエラーというトラブルが発生しやすくなります。

例えば、デザインにはデザイン会社に、デジタル広告は専業の代理店に、PRはPR会社に、エンジニアリングにはエンジニア会社に任せることなりますよね。
すると、ここまででも4社とやり取りをすることになります。

そこでは発注はもちろんのこと、成果を聞いたり改善を考えたりと言う手間も発生しますし、1つの施策をこなすにも複数社跨ぐことになるので、ディレクションが非常に大変になります。
1社が間に合わないと全体が間に合わなくなるということもあり得るので、それを社内で一貫してできることの利便性は計り知れません。

そして広告をやるにしても自社の広告なので実際のキャッシュフローを管理できますし、それに基づいたROASやROIを追うことが出来るので、会社の利益をいかに増やしていくのかという本質的なマーケティングが実現できます。

特に昨今はデータドリブンが主流と言われているので、自社内で一気通貫できることは様々な意味でメリットがあります。

・ノウハウが貯まる

もう1つのメリットとして自社にノウハウを貯めることが出来ます。
外注してしまうと、どうしても他社のスキル任せになりますよね。
他社も成果物を作るために仕事をしているので、当然、自分たちの知見を他の会社に口外したり、セミナーをしてくれたりと言うようなサービスは原則ありません。

するといつまでも他社のリソースなしでは、現在のレベル感を担保できないのでそこに不都合が生じます。

インハウス化することで確かに最初は大変かもしれませんが、やればやるほど、失敗例も成功例も自社の知見としてため続けることができます。
自社にノウハウが貯まるということは、自社のマーケティングによる武器がどんどん増えていくということ。

それは新規サービスにも応用できるようになるし、自社で代理店機能をプラスすることでビジネスも出来ます。
知見があるということはあらゆる不測の事態についても場数をこなして強くなることができます。

自社の成長を考えると内製化は非常に意味のあるものであるということは明らかに事実です。

3,インハウスマーケティングのデメリット

メリットをお伝えしてきましたが、ここまで聞くだけでは、「え、じゃあ代理店使う意味がないじゃん、うちも始めるか!」となってくるかもしれません。
ただちょっと待ってください。

インハウス化することはメリットを享受できる一方でそれ相応のデメリットもあります。
インハウス化したいと少しでも思った方は、これからお伝えするデメリットについてもきちんと理解した上で考慮してみても遅くはありません。

・人件費がかさむ

基本的に人がいればいるほど1人あたりの給与が発生するので、人件費問題とは常に向き合う必要があります。
これを例えば広告をインハウス化する場合ということで捉えてみましょう。

どの会社もマーケターは人手不足です。
転職者としてマーケターを求めた場合、最低でも20万円後半~30万円強の額面を払わなければいけないことでしょう。
それに比べて自社で毎月使っている広告費は100万円。
これが少ない額だとは思いませんが、そもそも代理店で頼んだ場合は代理店手数料は約20万円で済みます。

ということはインハウス化して人件費との兼ね合いを考えた時に、自社で通常使っている広告人手数料を加味して、それよりも上回るメリットが有る、見込みがあるという状況でなければ、人を雇うだけで手数料以上の金額を払わなければ行けない可能性が出てきます。

それは嫌だからと言って、既存社員を使ったとしても、マーケティングに携わったことのない社員がいきなりマーケティングを出来るわけがありません。
その間の教育コストや無理矢理にでも決行した場合の施策そのものの、失敗する確率を考えると合理的な判断とはとても言えません。

加えてマーケティングに関わる全ての機能を担える人材を複数人探してこなければ、内省化は成功しないので、そのような意味でも食投資が非常に高い試みであることは変わりません。

・ノウハウは古くなるものである

例えばそのインハウス化した企業のマーケターはいいました。
10年前バリバリで活動してたから」と。
この業界に置いて経験者は重宝されるでしょう。
ただ、ちょっと待ってください。

10年前の知識は現在においても通ずる考え方でしょうか。
結論通じません。
なぜならば、ITの世界とは常に常にアップデートを繰り返し、最前線にいる人間であってもすぐに新しい知識や考え方を身に着けて行かなければ戦えません。

インハウスは外界へと繋がる扉を閉ざしているので、その当時は「成功」した施策であっても、現代においては全く使えない考え方であると言ったらそのマーケターの存在意義とは何でしょうか。
他の機能についてもそうです。ノウハウは古くなるものです。
故に代理店との取引をする中で最新の考え方やプロダクトに触れて、自分をアップデートできなくなるのはとても怖いことだと思います。

・他の企業と比較ができない

代理店に頼むことのメリットとして、「他代理店の運用」や「競合他社」の成果を比較すること位が出来るというものがあります。
代理店は様々な企業の広告運用をしているので、自社の競合にあたる企業の情報を持っている可能性が高いです。

自社であればそれこそ高い金額を払って平均値の業界情報しか買うことが出来ませんが、代理店の情報はよりリアルに近くてピンポイントな数値を出してくれることも多いので、自社のマーケティングを考える上でもどのようにPDCAを回していくべきか、どのようにアップデートしていけばいいのかという指標を作りやすいことがあります。

ですが、逆説的にインハウスマーケティングでは一部の人間が横のパイプに強い、人脈が強いというようなことでもなければ比較しようが無いことがわかりますでしょうか。
他社と比較できない点で競合に負けている可能性もあるので、業界の最新動向を知っていく上でもインハウス化のデメリットは必ず存在します。

4,最後に

いかがでしたでしょうか。
今回はインハウスマーケティングのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
現在インハウス化を考えている企業や、既にインハウスマーケティングをしている企業、一度インハウスから代理店に外注して失敗した方など、もしこの記事を見てご相談や悩みがあるということでしたお気軽に弊社までご相談下さい。

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