Google広告にリードフォームオプションがβ版でリリースされてからみなさんご利用になりましたか?ユーザーの手間を省いて申込やお問い合わせに導くことができ、非常に便利な機能なリードフォーム表示オプションを紹介していきます!
1.リードフォーム表示オプションとは?
2.リードフォーム表示オプションのメリット
2-1.ユーザーの手間を省くことができる
2-2.より多くのコンバージョンを見込める
2-3.フォーム送信が完了したユーザーのリード情報を収集することができる
3.リードフォーム表示オプションの注意点
4.まとめ
1.リードフォーム表示オプションとは?
リードフォーム表示オプションとは、Google広告で使用できる広告表示オプションのひとつです。
画像参考:リードフォーム表示オプション(ベータ版)を使用してより迅速に顧客にアプローチする – Google 広告 ヘルプ
リスティング広告では広告をクリックしたユーザーはランディングページやホームページに遷移され、遷移先で申込や資料請求などのコンバージョンに至ることが多いのではないでしょうか。もしくは、広告表示オプションのサイトリンクオプションを使用してそのままフォーム入力のページに遷移させるというパターンもあるでしょう。
このユーザー行動の導線上で、ユーザーの中でコンバージョンへ至るまでに迷いが生じてしまう可能性があります。しかし、このリードフォーム表示オプションを使用すると、広告を見たユーザーをウェブサイトに遷移させずともコンバージョンに導くことができます。
また、ユーザーの手間を省くことができるので、ユーザーにとっても便利な機能です。さらにGoogleのユーザーだった場合、Googleにログインした状態だと、自動でフォームにメールアドレス等の情報が入力されるため、フォーム入力の手間が大幅に省け、よりコンバージョンしやすくなる傾向があると考えられます。
2.リードフォーム表示オプションのメリット
前述した通り、リードフォーム表示オプションにはいくつかのメリットがあります。
2-1.ユーザーの手間を省くことができる
ユーザーが遷移先ページを介して申込や問い合わせを行う上で、
①広告をクリック
②遷移先ページに移動する
③入力フォームページに移送する
④入力フォームを入力する
⑤確認画面で確認し送信
など多くの工数が発生しますが、リードフォーム表示オプションを利用することでこの工数を減らすことができます。
リードフォーム表示オプションを利用すると、
①広告のリンクをクリック
②フォーム入力(ここでGoogleにログインしているユーザーは自動でメールアドレス等の情報が入力される)
③内容を確認し送信する
という手順で、フォーム送信完了まで到達することができます。ユーザーファーストの観点からも導入してみるのも良いと言えるでしょう。
2-2.より多くのコンバージョンを見込める
ユーザーにとってフォーム送信までの工数が多いと、ユーザーの手間となり離脱する可能性が大きくなってしまいます。
商材の性質やコンバージョンの難易度にもよりますが、フォーム送信までの導線をより短く簡単にすることでユーザーがよりコンバージョンしやすくなると言えるでしょう。
2-3.フォーム送信が完了したユーザーのリード情報を収集することができる
仕組みに関しましては、公式のGoogleヘルプに記載があります。
仕組み
リードフォームを使用すると広告から直接リードを獲得できます。フォームに入力してもらうことにより、広告主様のビジネスやサービスに関心のあるユーザーとつながりを持つことができます。
注: ユーザーが個人情報を送信する前にプライバシー ポリシーを確認できるよう、お客様のプライバシー ポリシーの URL を追加しておくことが必要です。
引用:リードフォームについて – Google 広告 ヘルプ
上記のページにも記載があるのですが、注意点としては獲得したリード情報は30日間しか保持されないということです。そのため、定期的にデータをダウンロードすることを推奨しています。
3.リードフォーム表示オプションの注意点
リードフォーム表示オプションを活用するには注意点もあります。リードフォーム表示オプションを利用する上での注意点は2つあります。
広告上のリードフォーム表示オプションをクリックした時点で費用が発生
一般的にGoogle広告ではクリック単価制なので、広告がクリックされるごとに費用が発生します。
リードフォーム表示オプションではクリックされてもLPには遷移させず、フォームを表示します。ここで、ユーザーがフォームを入力し送信まで行うと一気にコンバージョンを獲得することができ、リード情報を得ることもできます。
しかし、リードフォーム表示オプションをクリックし、入力フォームが表示された時点で送信まで行わず、離脱してしまうユーザーもいるでしょう。その場合、クリックによる費用のみ発生してしまうことになります。クリック単価の設定が高いキャンペーンやクリック単価が高騰しやすい業界で利用する場合は注意が必要となります。
諸々の細かい制限がある
上述した注意点が一番大きなものとなりますが、その他にも細かい制限があるため、列挙していきます。
- リードデータは30日間のみ保持される
- モバイル・タブレットでの広告配信にのみ適用可能
- キャンペーン単位でのみ設定が可能(アカウント単位・広告グループ単位では設定不可)
- リードフォーム表示オプションでは収集できる情報に制限がある
上記の制限があるので、活用する場合は注意が必要です。
4.まとめ
いかがでしたか?
リードフォーム表示オプションの利便性をご理解いただけましたでしょうか。
リードフォーム表示オプションは検索広告のみで利用可能な機能で、広告表示オプション設定画面から簡単に設定が可能ですので、ぜひ設定してみて下さい!